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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

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「かえでの半分は、お兄ちゃんへの想いで出来てるんです」

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
著者:鴨志田一
イラスト:溝口ケージ

図書館で捕獲した野生のバニーガールは、高校の先輩にして活動休止中の人気タレントでした――。
海と空に囲まれた町で、僕と彼女の“不思議”との戦いが始まる。
『さくら荘のペットな彼女』コンビが贈る、新たなる青春物語。




読んだった。

――良い。

“少し不思議な話”。
これぞ、まさにSF。
ストーリーは現代を反映しており、『さくら荘』とは違ったアプローチの青春ものとなっている。

強がりで可愛いバニーガール先輩も可愛いのだが、個人的には主人公の妹の“かえで”が好き。

 
中3で敬語で人見知りでブラコン……正直、たまらん。
『さくら荘』の優子が“幼くてお馬鹿系”だったのに対し、かえでは“ストレートに護ってあげたくなる系”でたまらん。
バニーの耳を付けられた時のリアクションとかもう……たまらん。

実に展開が気になる作品。
第1巻で大団円を迎えるかと思いきやの結末だったので、これは第2巻も読まねば。

ちなみに、『さくら荘』の“あの2人”がちらりと登場している。
けど、読んでない人は気付かないような描写なのでニヤリとしてしまう。
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ティ・アーモ



ベアトリーチェ
「ハッピー・バレンタイン♪」

流遠亜沙
「本日はバレンタインデーという事で、トップ絵をバレンタイン仕様に変更しました」

ベアトリーチェ
「これがTwitterに投稿したイラストの全体図だね」

流遠亜沙
「うい。ちなみに、これはトップ絵ver.で、挿絵ver.と他サイトへ配ったバージョンの3つがあります。是非、全バージョンコンプリートしてみてください」

ベアトリーチェ
「挿絵に使ってる小説は、今回はちょっと長めだね。しかも、ちょっと切ない感じ」

流遠亜沙
「気付けば予想外にシリアスなノリになってもうてん。もちょっと軽いノリのつもりだったんだけど」

ベアトリーチェ
「なんか、恥ずかしい……」

流遠亜沙
「うはははは! もっと羞恥に染まった表情を見せたんさい」

ベアトリーチェ
「でも、嬉しいかな。こういう面も描いてもらえると……うん、嬉しいよ」

流遠亜沙
「あざといだけのキャラじゃないんだよっていうのが伝われば幸いだわね」

ベアトリーチェ
「えへへ、そうだね」

流遠亜沙
「そんな訳なので、小説の方もよろしければお読みください」


ZS〈ゾイドチック・ストラテジー〉『ティ・アーモ -Ti amo-』はこちら

遂に大会開幕! 熱き想いを胸に、少女たちは頂点を目指す――!

『駒ひびき』第2巻
原作:むらさきゆきや・さがら総
作画:水鳥なや
監修:高橋道雄

将棋部へ入り、プロ棋士を目指す少女たちと過ごすことで再び将棋への道を歩み出したあゆみ。
祖父の愛弟子だった少女と出会い、初めてライバルへの感情を抱いたあゆみは、少女が待ち受ける地区大会へ挑むが――!?



美少女達が将棋をする漫画、『駒ひびき』第2巻が発売中。
この巻から新キャラが登場する。
その名は小熊杏菜。


 
見よ、このいじめてオーラ。
たまらん。

同じくライバル高の面子も多数登場する。



個人的に気になるのはメイド服の娘。
表情なんかも含めて非常に気になる。

他にも可愛らしい美少女だらけなので、将棋に興味のない方にもオススメ。


紹介ページはこちら

「だから最後に残ったものだけは、失いたくない! 信じられる、仲間だけは!!」


『S.H.Figuarts 仮面ライダーギャレン』

『仮面ライダー剣(ブレイド)』に登場する橘朔也(たちばな・さくや)が変身する〈仮面ライダーギャレン〉がフィギュアーツ化。
バイクが付属しているため値段が高く、ライダー単品で出るのではないかと様子見していたのだが、amazonでかなり安くなっていたので購入。
なぜこれだけセット販売だったのか……。



醒銃ギャレンラウザー


カードトレイ展開状態


バイク・レッドランバス


ラウズカードは13枚付属


言うまでもないが出来はパーペキ。
何かとネタ扱いされる『剣』において、橘さんは特に役柄的に色々と言われるが、個人的には人間味に溢れる人だと思うのだが。
3月に公開される『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』には、天野浩成さんが橘朔也として出演されるそうなので、楽しみで仕方ない。



『剣』の通常フォームがそろったので全員集合。
あとは〈ワイルドカリス〉が出れば『剣』のライダーは全フォームコンプリート。

個人的に大好きな作品なので、ドラマCDだけでなく、新たな展開にも期待したい。
さしあたってはBD-BOX化かしら。

オタク文化で異世界もハッピー!?

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』第4巻
漫画:梶谷きり
原作:榊  一郎

引きこもりだった加納慎一は、いきなり異世界に連れてこられた!
異世界=“神聖エルダント帝国”へ“オタク文化”を輸出することにした日本政府は、オタク知識だけは豊富な慎一にその役目を負わせたのだ。
学校を造り、テロリスト襲撃事件も切り抜けた慎一。
メイドのミュセル、皇帝陛下ペトラルカ(見た目は幼女)、寝返りスパイのエルビアたちと楽しく過ごすも、ミュセルとの別れが突然やってきた! 
感涙の最終巻!!
コミカライズ版が惜しくも完結。
絵柄こそ原作とかなり違うが、個人的にはアリだと感じていて好きだった。
この巻では水着回と映画撮影、ラストはミュセルの母親が訪ねてくるエピソードで閉めとなっており、最終巻に相応しい内容となっている。

個人的には女性自衛官の美埜里さんのメイド服シーンが好き。

 
服に圧迫されたふくよかな胸が“チャックボーン”するコマが良い。
良いよね、メイド服。

絵柄の好みが別れるところだとは思うが、原作未読の方はこのコミカライズ版もオススメ。
積んでる原作の続き、読まねば……。

終着駅

『烈車戦隊トッキュウジャー』


ヤミヒメ
「見えた! 勝利のイマジネーション! ふむ、ヤミヒメだ」

ツバキ
「ここが俺の死に場所か。ごきげんいかがですか、ツバキです」

ヤミヒメ
「ツバキが言うと笑えんな」

ツバキ
「『ゾイやみ』の私と看板娘の私は別人ですよ?」

ヤミヒメ
「そうか……いかんな、混同しがちだ」

ツバキ
「“別の”私も出演中の『ゾイカルやみひめ』、連載中です☆」

ヤミヒメ
「……ツバキも割りとあざといな」

ツバキ
「では、そろそろ本題に移りましょう。『烈車戦隊トッキュウジャー』が最終回を迎えましたね」

ヤミヒメ
「うむ、非常に良い最終回だった。特にラストの3話は神懸った展開で燃えたな」

ツバキ
「仲間達を想い、1人決戦に赴く主人公。そこに駆けつける仲間達……王道で実に良かったです」

流遠亜沙
「トッキュウジャーの5人が家族と再会するシーンは泣きそうになったわ……歳かしら」

ヤミヒメ
「マイスター、おったのか」

流遠亜沙
「あたしも語りたいから混ぜてくださいよ」

ツバキ
「マイスターは「グリッタ嬢は途中から可愛い姿になるに違いない」と言っていましたが、ラジオ番組『仮面ラジレンジャー』で、パーソナリティの鈴村健一さんも同様の事を仰っていましたね」

流遠亜沙
「いや、男なら考えるって。残念ながら、そうはならなかったけど」

ツバキ
「殿方というのはどうしようもないですね」

ヤミヒメ
「だが、グリッタが生きていたのは良かったな。ゼットにとっては救いだっただろう」

ツバキ
「光と闇、どちらかだけを消せないというのも深いですね」

流遠亜沙
「まさに真理よね」

ヤミヒメ
「森羅万象、あらゆるものに“対”となる概念が存在する。片方だけでは成立しない。だからこそ、悪はなくならず、ヒーローも必要とされる」

流遠亜沙
「ヤミヒメが深い事を言ってますよ」

ツバキ
「小説の地の文みたいですね」

ヤミヒメ
「…………」

流遠亜沙
「けど、本当に良い作品だったわ。最初は「“乗り換え”って、そんなに意味ないよね」って思ってたけど、ちゃんと本編で活かされてたし」

ツバキ
「“黒”がいないのは、1号が闇の力で変身するからだったのも、妙に納得してしまいました」

ヤミヒメ
「“レインボー”という言葉も、レインボーラインと虹野明、そして〈トッキュウレインボー〉のための伏線だったのだな」

流遠亜沙
「伏線で言うと、第1話のナレーションが鳥海浩輔さんで驚いたけど、これは総裁役だったからなのね」

ツバキ
「声優さんで言うと、ベテランの鈴木れい子さんがモルク伯爵役で出演されたのも驚きました」

流遠亜沙
「あたしにとっては『魔動王グランゾート』のメイばあちゃん(V-メイ)なのよね」

ツバキ
「日髙のり子さんや久川綾さんにも言及したいところですが、アニメ方面に行きそうなので、声優ネタはこれくらいで」

ヤミヒメ
「別に私に気を遣わんでも……」

ツバキ
「そんなつもりじゃありませんよ。ヤミヒメさん的なポイントは何でした?」

ヤミヒメ
「やはり〈闇のトッキュウ1号〉だな。黒は良い」

流遠亜沙
「良いよね。“闇の力”……中二心をくすぐられる。あたしは“追加戦士”好きなので〈トッキュウ6号〉の参戦だわね。明のキャラも含めて好き」

ツバキ
「私はシャドーラインを離反してからのシュバルツ将軍ですね。グリッタ嬢のために反旗を翻す……ロマンスです」

流遠亜沙
「『戦隊』だとたまにある、味方になるパターンだと思ってドキドキしたんだけど……悲惨な末路だったわ」

ヤミヒメ
「味方になるパターンは、最終的に悲しい結末になるパターンでもあるからな」

ツバキ
「そこまで含めて好きな方もいるでしょうね」

流遠亜沙
「こんなん、いつまででも語れるけど、そろそろまとめますか」

ツバキ
「そうですね。ではヤミヒメさん、お願い出来ますか?」

ヤミヒメ
「一言でまとめるなら、本作も良い作品だった。間違いなく『戦隊』の歴史を語る上で外せない名作になったと言えよう」

ツバキ
「そう思います。1年間おつかれさまでしたと、関わった方すべてに言いたいです」

流遠亜沙
「まだ2度目の『VS』が残ってるけどね。Vシネの製作も決まったらしいし」

ツバキ
「それでも、本編は終わりですから」

ヤミヒメ
「区切りではあるな」

流遠亜沙
「では、最後はこの台詞でお別れしましょう」

ヤミヒメ&ツバキ
「せーの――イマジネーイショーン!」


『烈車戦隊トッキュウジャー』公式サイトはこちら

ラメさん、マジハーレム状態

『げんしけん二代目の八』(第16巻)
『げんしけん二代目の九』(第17巻)
著者:木尾士目

再びコミフェスにて骨折した斑目。
うやむやになるかと思われた斑目モテキだが、みんなで温泉につかりながら、むしろ周囲の斑目への気持ちを再確認する方向へ。
そして波戸は、ようやく自らの感情を認めようとする。


新刊チェックを怠っていたら、いつの間にやら2冊出ていたので、まとめて読了。
やっぱり、定期的に書店で新刊コーナーは覘くべきだわ。

で、ラメ先輩(斑目)がハーレム状態になっていた事を思い出す。
なんというか、モテ期って来るものなのね。
そして、非モテの童貞はこういう状況でどうしていいか判らない。

フィクションとリアルはこんなにも違う。
いざ、ラブコメ的なシーンに陥っても、何も出来ない……。
嗚呼、無情。

しゃーわせ、しゃーわせ♪

流遠亜沙
「よーしよーし」

ベアトリーチェ
「……ねえ、マイスター?」

流遠亜沙
「何かしら?」

ベアトリーチェ
「わたし、どうして頭を撫でられてるの?」

流遠亜沙
「それはね、あたしの病気が再発したからさ」

ベアトリーチェ
「え!? もうすぐ春だから!? 早まっちゃ駄目だよ?」

流遠亜沙
「いや、そっちの病気じゃなくて。“猫飼いたい病”の方がね」

ベアトリーチェ
「なんだ、そっちか。そういえばマイスターって、猫耳だけじゃなくて、猫も好きなんだよね」

流遠亜沙
「うい。強いて夢を挙げるとしたら、猫を飼いたい。でも飼えないじゃない? だもんで、代わりにあなたを可愛がって気分を紛らわそうかと」

ベアトリーチェ
「それだけはっきりと言われると、逆に怒る気がしなくなるね。でも、どうして急に?」

流遠亜沙
「実は『みかん絵日記』の再放送を観てまして。懐かしくて観てみたんだけど……これが面白い」

ベアトリーチェ
「しゃべる猫の話だよね。もう20年以上前の作品なんだ」

流遠亜沙
「当時、あたし小学生ですよ。いやね、何もかも懐かしい……」

ベアトリーチェ
「大航海を終えて地球に帰還した宇宙戦艦の艦長みたいな顔してるよ?」

流遠亜沙
「ほとんど内容は覚えてなかったけど、観ると思い出すわ。主人公・みかんのCVがTARAKOさんで、人間の主人公・草凪叶夢(くさなぎ・とむ)が平松晶子さん。あと、猫恐怖症の青年・笹森由起彦(ささもり・ゆきひこ)役が緑川光さんなのは覚えてたんだけど、他のキャストがびっくりよ」

ベアトリーチェ
「へえ、お父さん役が小野健一さんで、お母さん役が島本須美さんなんだ。優希比呂さんは、本名の“露崎照久”名義なんだね。あ、チョーさん(長島雄一)も出てる」

流遠亜沙
「1番驚いたのはOPを歌ってたのが横山智佐さんだった事ね。叶夢のクラスメイトの女の子もやってます」

ベアトリーチェ
「20年前の作品だから当たり前だけど、ベテラン揃いだね」

流遠亜沙
「緑川さんは3年後に『ガンダムW』のヒイロを演じる訳だけど、この時は猫が怖い優男。お前を殺す」

ベアトリーチェ
「『魔装機神』では使い魔の猫を2匹も連れてるのにね。頼んだぜ! クロ! シロ!」

流遠亜沙
「まあ、そんな声優ネタも楽しいんだけど――この作品、本当に良いのよ。みかんを始めとする猫達が可愛いっていうのもあるんだけど、人間と猫の関わりから展開していくドラマも良くてね。懐かしい以上に、観てて和む。ただ、週1放送だと思ってたら週5放送で、第2~5話を観逃した」

ベアトリーチェ
「うわ、それは悔しいね」

流遠亜沙
「ホンマやで。しかも、レンタルやってないのよね……」

ベアトリーチェ
「放送は1年だったの?」

流遠亜沙
「いや、ウィキを見たら全31話だった。もう残り1クール分もない」

ベアトリーチェ
「ふ~ん。あれ、今日って2月22日なの? 猫の日じゃない」

流遠亜沙
「気付かれましたか。まあ、去年から毎月22日は猫の日って言ってきたけど、今月は正式な猫の日なのよ。なんで、ちょうどいいタイミングだから『みかん絵日記』の話をしてみました」

ベアトリーチェ
「だったら、もっとサービスしないと」

流遠亜沙
「頼もしいわ。にゃんにゃん言ってちょうだいにゃん」

ベアトリーチェ
「しょうがないにゃー。にゃんにゃん♪」

流遠亜沙
「あざとーい! それじゃあ、猫飼いたい病を抑えるためにもっと撫で撫でさせて」

ベアトリーチェ
「もう、今日は特別だよ? でも、頭以外のおさわりは禁止だにゃん♪」

流遠亜沙
「いくら欲しい? いくら出せば、もっとサービスしてくれるの? ほら、おじさんに言ってごらん」

ベアトリーチェ
「わたしは清純派だから、そういうサービスはやってないにゃん♪」

ウェブ拍手レス(15/2/24まで)

>某芸人のネタですが、読み終わって直後の感想。
「あま~~~~い!」
これがラノベ調の文体なのですね。
今回の感想は、手抜きではないのですが、他に言葉が見つかりません。
(この文章読んだから、チョコレート、食べなくてもいいや) by 城元太


流遠亜沙
「城元太さん、『ティ・アーモ』へのコメントありがとうございます。スピードワゴンのネタですね」

ベアトリーチェ
「マイスター、知ってるの?」

流遠亜沙
「調べました。ネタ自体は知ってたけどね」

ベアトリーチェ
「なーんだ。あのお話はラノベっぽい文体なの?」

流遠亜沙
「常にラノベを意識してるけど、今回はベアトリーチェの一人称だから、ちょっとだけ少女漫画っぽく書きました」

ベアトリーチェ
「そうなんだ。チョコ食べなくていいくらい甘い気分になってもらえたなら本望だね」

流遠亜沙
「今回は常連の城元太さんだけでなく、もうお1人から感想のコメントが届いております。普段は届いた順に掲載してるんだけど、今回は入れ替えて掲載します。心して読むように」

ベアトリーチェ
「?」


>ベアトリーチェ!ベアトリーチェ!ベアトリーチェ!ベアトリーチェぇぇえええわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ベアトリーチェベアトリーチェベアトリーチェぇええぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ベアトリーチェたんのブラウンの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
web小説ZS〈ゾイドチック・ストラテジーのベアトリーチェたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
サイトトップ絵バレンタイン仕様選ばれて良かったねベアトリーチェたん!あぁあああああ!かわいい!ベアトリーチェたん!かわいい!あっああぁああ!
web小説漆黒の狂襲姫・スピンオフ『宵闇の凶終姫』も全部保存出来て嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!HTMLドキュメントなんて現実じゃない!!!!あ…web小説もイラストもよく考えたら…
ベ ア ト リ ー チ ェ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!惑星Zi東方大陸ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のベアトリーチェちゃんが僕を見てる?
表紙絵のベアトリーチェちゃんが僕を見てるぞ!ベアトリーチェちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のベアトリーチェちゃんが僕を見てるぞ!!
イラストのベアトリーチェちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはベアトリーチェちゃんがいる!!やったよヘルキャット!!ひとりでできるもん!!!
あ、web小説のベアトリーチェちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアンナ・ターレスぅう!!ゼ、ゼネバス帝国! by enigma9641
 
 
コマンドウルフ〈ヤミヒメ弐型〉ぁああああああ!!!ベアトリーチェ ドゥエ・スパーダぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよベアトリーチェへ届け!!惑星Zi東方大陸のベアトリーチェへ届け! 
 
・・・失礼しました。つい興奮してクンカクンカジェネレーターを使ってしまいました(鼻血)
しかも文字数オーバーで途切れてしまいました(滝汗)
 
さて、ここからは真面目な感想ですが・・・、
ベアトリーチェの内面がなんというか健気可愛いですね。
妹ポジションというか年下ゆえの苦悩というか・・・。
自分の可愛いところを見てほしい、そう思うがゆえに苦しんでる所、傷付いてる所は見えないように隠してしまう・・・。儚さすら微かに漂わせる健気さを感じます。
 
自分は今まで『宵闇』と看板娘の「ベアトリーチェ」にはズレを感じていたのですが今回の小説でそのズレが埋まって一つになりました。
 
『宵闇』でパイロットとの死別を経験したベアトリーチェが傷付いて不安を抱えたまま、
それでもアサトの事が好きになって、今の幸せを感じていたいから心配させないように明るく振る舞っているような・・・そんなイメージが浮かびました。
『強襲姫』では登場しないせいで暗示されているベアトリーチェの最後を連想してしまって戦々恐々ですが・・・。
 
あざといキャラクターには、あざとく振る舞う理由がある・・・。
『IS』のシャルロットや『ニセコイ』の橘万里花もそのパターンでしょうか?
そういった背景や内面が語られているとキャラクターに深みが出ますね。
そういったガジェットが単なる記号にならずキャラの魅力に出来ているのは素晴らしい事だと思います。『ゾイやみ』の続きも楽しみにしています。
長文失礼しました。 by enigma9641


流遠亜沙
「enigma9641さん、コメントありがとうございます。文字数オーバーにより、2回に分けて送ってくださいましたよ」

ベアトリーチェ
「…………」

流遠亜沙
「さすがに引きました?」

ベアトリーチェ
「ううん、そうじゃなくて……て、照れる」

流遠亜沙
「ベアトリーチェが素のリアクションをしちゃうくらい熱烈なコメントです。enigma9641さんは本当にベアにゃんを気に入ってくれてるみたいで、あたしも嬉しいです」

ベアトリーチェ
「あ、ありがとにゃん……う~、今日はこういうの無理っぽい」

流遠亜沙
「“『宵闇』と看板娘のベアトリーチェに感じていたズレが埋まった”と言ってもらえるのも嬉しいです。看板娘のベアにゃんの性格が若干変わってるのは、あのままだと聞き役としてキャラが弱いというか、ぶっちゃけ、進行がやりにくいからというのもあります。なので、今回の『ティ・アーモ』で性格があざとくなっている理由をやっと説明出来たので、個人的にも満足です」

ベアトリーチェ
「『宵闇』のわたしは今と違うもんね。ちなみに『宵闇』っていうのは、マイスターの過去作『宵闇の凶終姫』の事だね。続き、書かないの?」

流遠亜沙
「ノーコメント」

ベアトリーチェ
「ふ~ん。“『IS』のシャルロットや『ニセコイ』の橘万里花もそのパターンでしょうか?”ってあるけど、この2人はあざといかな?」

流遠亜沙
「あざといとは思わないけど、ラウラを可愛がってるから塩を送っちゃったり、他の4人に比べると、シャルはちょっとだけ引いてる感じがするわね。万里花はあざといと思う。『ニセコイ』は原作未読なんだけど、アニメだとヒロインズの中では唯一積極的だし。ちなみに、アニメでは完全に万里花推しだったので、出番が遅かったのが悔やまれる」

ベアトリーチェ
「せっかく阿澄さんだったのにね。「楽様~!」って可愛かったな」

流遠亜沙
「あ、似てる。さすがイメージCV・阿澄佳奈」

ベアトリーチェ
「それほどでもあるでござる」

流遠亜沙
「阿澄さんは絶賛放送中の『DOG DAYS″』にも出演中されてます。観てね!」

ベアトリーチェ
「回し者みたいだよ」

流遠亜沙
「真面目な話をすると、万里花って膠着状態を掻き乱す役目があって、途中参戦というハンデもあるから、あざといくらいじゃないと不利なのね。で、積極的っていうのはそれだけ本気って事だから、あざとい事もやる。あざといキャラは嫌われる傾向が強いけど、ちゃんと理由があれば愛されるはずなのね。だから、ベアにゃんはそれを目指してます」

ベアトリーチェ
「ベアにゃんの事、応援してにゃん♪」

流遠亜沙
「お、持ち直してきた?」

ベアトリーチェ
「今日はこれが限界っぽい。城元太さんもenigma9641さんも、本当にありがとう。……ねえ、今日はもう終わろうよ」

流遠亜沙
「ベアにゃん、世界一可愛いよ」

ベアトリーチェ
「はぅ……」

『ゾイやみ』第6話、掲載中

流遠亜沙
「『ゾイやみ』、第6話を掲載しました」

やみ子
「今月は更新ないんだと思ってたよ」

流遠亜沙
「……なんで2月は28日しかないのん?」

やみ子
「大変だったんだ?」

流遠亜沙
「いえ、別に。『ゾイやみ』に関しては、ここまでまったく悩んでません。ただ、すぐに第7話書かなきゃと思うと、ね」

やみ子
「どんどん書いてね」

流遠亜沙
「気軽に言ってくれるわ。やみ子さん達はいいですよ、いつも安全な地下本部にいて命令しているだけなんですから」

やみ子
「?」

流遠亜沙
「しまった。今日はツバキがいないから、ツッコミが……」

やみ子
「ツバキは「断罪の準備があります」って言ってたよ。今回も胸をいじられてたから」

流遠亜沙
「あー……その模様は『BLASTER form』でご覧ください。どうなっちゃうのかしら」

やみ子
「……ニヤニヤしてる」

流遠亜沙
「やめてくださいよ、誤解されちゃうじゃないですか。まるで、あたしがドMみたいな」

やみ子
「違うの?」

流遠亜沙
「どっちもイケます」

やみ子
「……そういう話題には乗るなってツバキに言われてるんだけど」

流遠亜沙
「よござんす。あなたは穢れを知らないままでいて。ツバキみたいになっちゃ駄目よ?」

やみ子
「もう、ツバキに言っちゃうよ?」

流遠亜沙
「まあまあ。それじゃあ、そろそろお約束をお願いします」

やみ子
「うん、判った。劇中では土日を挟んだだけだけど、現実世界では半年ぶりに学校に行っています。“あの子”も再登場するので、よければ読んでください。リリカル・ゾイカル――滅せよ(アニヒレイト)!」


機獣少女ゾイカルやみひめ The NOVEL XXXXXXX 第6話『機獣少女の護りたいもの』はこちら

春よ来るな

流遠亜沙
「3月、怖い……どうも、流遠亜沙です」

ヤミヒメ
「ようやく暖かくなってくるな。ふむ、ヤミヒメだ」

ベアトリーチェ
「寒いのヤダもんね。えへへ、ベアトリーチェだよ」

タオエン
「今年は東京は雪が積もりませんでしたね。ごきげんよう、タオエンです」

流遠亜沙
「3月になってもうた。すぐに4月になってまう……嫌じゃー!」

ヤミヒメ
「4月は新サイト1周年ではないか。何を嫌がっておるのだ?」

ベアトリーチェ
「ほら、4月になるとすぐに誕生日だから」

タオエン
「31歳ですか。もう小賢しい自己欺瞞も出来ませんね」

流遠亜沙
「やかましわ! 歳取るのも嫌だけど、1周年企画どうしようとか考えるとキャパが一杯一杯なのよさ」

タオエン
「他にも目を向けなければならない問題があるように思いますが――まあ、私達にはどうしようもない事ですからね」

流遠亜沙
「考えたくない! あたしは何も知らん! 知った事かぁぁぁッ!」

ヤミヒメ
「思考の放棄か」

ベアトリーチェ
「これは自暴自棄になる前兆だね」

タオエン
「そういう季節です」

流遠亜沙
「世界なんて滅びればいいのに」

ヤミヒメ
「貴方の勝手で滅びてたまるか」

流遠亜沙
「旅にでも出たい気分だわ」

ベアトリーチェ
「旅行とか面倒くさいくせに」

流遠亜沙
「いや、もう旅人だったわ。人は誰でも幸せ探す旅人のようなものって言うじゃない?」

タオエン
「名曲に謝ってください」

ベアトリーチェ
「いよいよ、ダメ人間に磨きがかかってきたね」

ヤミヒメ
「これで新年度を無事に迎えられるのか……不安だ」

思いを寄せてもいいのだろうか

『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。』
著者:野村美月
イラスト:河下水希

「弘凪! オレ、彼女ができた」
親友での相羽遥平から打ち明けられた、高校一年生の向井弘凪。
ちょうど弘凪には気になる女の子がいた。
通学電車でよく出会うスケッチブックを抱えた名前も知らない女の子。
遥平に彼女ができたらなと、弘凪はその子に勇気を出して話しかけてみようとするが――。


『文学少女』シリーズなどの野村美月が、ダッシュエックス文庫に参戦。
『ヒカルが地球にいたころ……』が途中で止まっているので、どうしようかと悩んだのだが、アニメイトの特典小冊子目当てで買ってみた。

で、感想なのだが――すごく良かった。

人見知りな文学少女・冬川古都(ふゆかわ・こと)が可愛く、引き込まれる内容もあり、気付けばぶっ通しで最後まで読んでしまった。
毎朝のように通学電車で見かけていた女の子が親友の彼女になってしまい、主人公は恋と友情の板挟みに遭うという、恋愛ドラマや少女漫画でありふれた物語だが、ありふれている理由がよく判った。
ちゃんと描ければ、こんなにも面白い。

ただ、面白いのは著者の力量があるためと、ヒロインが可愛いから。
そして、どろどろの三角関係でなく、あくまで主人公の葛藤にピントを合わせているのも引き込まれる要因だと思う。
生々しい修羅場は見たくない。

これはネタバレじゃないし、結末が判っていても楽しめるから書くが、最後はハッピー・エンド。
だから安心して読んでいただきたい。
逆に、昼ドラ的な修羅場や鬱展開が好きな人にはオススメしない。
これ、ラノベだし。

甘酸っぱい青春恋愛葛藤物語。
ヒロインも可愛いのでオススメしたい。

「貴方の胸に直撃よ!!」

『魔砲少女四号ちゃん』第1巻
著者:丸川トモヒロ

弓道部に所属する大当真名花は、ひょんなことから“魔砲”を手に入れ、“魔砲少女”に変身できるように!!
果たして彼女は人々を守ることが出来るのか?
『成恵の世界』の劇中劇、遂にスタート!





かつて、『魔法少女リリカルなのは』の主人公・高町なのはを“魔砲少女”と呼ぶ書き込みが大量にあった。
だが、元ネタを知る人間は意外と少ないのではなかろうか?
そう――“魔砲少女”とは、この作品が元ネタである。
元は同著者の作品である『成恵の世界』の劇中劇で、本作はそのスピンアウト。

『成恵』も良い感じの日常系SF作品で好きだったが、今回も日常系の延長的な世界観が良い。
悩みを抱えつつも普通の女子高生として暮らしていた主人公・大当真名花(だいとう・まなか)が、“魔砲”を手にした事で日常が変わっていく。
 
 
 
内容自体は王道で、魔法少女ものが人気の昨今では“ブームに乗ったよくある作品”と思われるかもしれないが、そういうのとは一味違う。
なにせ『成恵』自体は1999年に連載が始まり、恐らく、その頃から温めていたネタであろうから。

魔法とメカとSF、そしてミリタリーが好きな方にもオススメ。
もちろん、『成恵』ファンは必読。

ライダー戦国時代

『仮面ライダー 平成 vol.15 仮面ライダー鎧武/ガイム』

現代の武者、アーマードライダー群雄割拠!
緑の侵略、人類の未来をかけた戦いと覚悟!

◎スタッフ&キャストインタビュー
凰蓮役:吉田メタル
プロデューサー:武部直美
仮面ライダー龍玄役:佐藤太輔
仮面ライダー斬月役:渡辺 淳

◎鎧武とその強化の歴史
◎続々登場、アーマードライダーたち
◎ビートライダーズ大紹介!
◎オーバーロードとインベス
◎『鎧武/ガイム』名場面集
◎ロックシードのすべて
『555(ファイズ)』に続いて読んでみた。
まだ終わって久しいというほどでもないが、やはり初期のエピソードなどは読んでみると懐かしい。
城乃内やチームバロンのメンバーが、初期は嫌な奴だった事とか、もう忘れている始末。
ライダー同士の戦いがメインと言っても過言ではなかったので、やはり怪人の種類が少ないとか、逆にロックシードの種類の多さとか、割りと当たり前の事を再認識してしまった。

興味深いのはライダーを演じたスーツアクター両名の対談。
『戦隊』と『ライダー』の現場の違いや、監督によって撮り方が異なるなど、読んでいて面白い。

忍びなれども忍ばない!

ツバキ
「サイクロン!」

ヤミヒメ
「ジョーカー!」

ツバキ&ヤミヒメ
「さあ、お前の罪を数えろ!」

ツバキ
「ご無沙汰しています、ヤミヒメさん」

ヤミヒメ
「ふむ、2週間ぶりだな。息災だったか?」

ツバキ
「はい。でも、ヤミヒメさんと会えなくてさびしかったです」

ヤミヒメ
「き、急に何を……」

ツバキ
「ヤミヒメさんは、違うんですか? そうですか。さびしかったのは、私だけだったんですね……」

ヤミヒメ
「そんな事はないぞ! 私も、その……」

ツバキ
「その?」

ヤミヒメ
「……私もツバキに会いたかった」

ツバキ
「嬉しいです、そう言ってもらえて。でも……すみません、後ろを向いてもらえますか?」

ヤミヒメ
「…………マイスター、何だその“ドッキリ”と書いた看板は?」

流遠亜沙
「ドッキリでした! 大・成・功!」

ツバキ
「すみません、ヤミヒメさん。マイスターに台本を渡されてまして」

ヤミヒメ
「おかしいとは思ったのだ。ツバキのキャラではなかったからな」

流遠亜沙
「まあ、茶番はこのくらいにして」

ヤミヒメ
「貴方が言うな」

流遠亜沙
「本日は『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のお話しをしようかと」




ヤミヒメ
「流すな」

ツバキ
「まあまあ」

流遠亜沙
「すでに第2話まで放送されましたな」

ツバキ
「いわゆる“パイロット版”ですね。個人的にはすごく良かったです」

流遠亜沙
「ね。ライダーも戦隊も、パイロット版からハマるパターンって珍しいんだけど、今回は最初から面白い。かなり良かった」

ツバキ
「非常にアニメっぽい台詞や演出があって面白かったのですが、本作のメインライターは下山健人さんなんですね」

流遠亜沙
「最近のアニメや戦隊で書かれてる脚本家さんね。個人的には『特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ』がすごく良かった」

ツバキ
「Vシネですね。あれはエンターっぽい神様がすごく好きです」

流遠亜沙
「あの、ヤミヒメさん? いつまでむくれてるの?」

ヤミヒメ
「むくれてなどおらん。2人で楽しんでおればいいではないか」

ツバキ
「ヤミヒメさん……」

ヤミヒメ
「そんな顔をするな。判った、私も参加する」

ツバキ
「では、ヤミヒメさんはどうでした?」

ヤミヒメ
「私も面白かったぞ。主題歌から“和”のテイストがあって良いな。ガジェットやアクションも見応えがあった」

流遠亜沙
「忍者っていうモチーフは盛り込みやすいわな。忍者の戦隊は『カクレンジャー』『ハリケンジャー』に続いて3作目だけど、恐竜戦隊と同じで、だいたい10年周期で使ってるって事は、やっぱり日本人は好きなんだろうね」

ツバキ
「マイスターは『ハリケンジャー』は未見なんですよね」

流遠亜沙
「次回作の『アバレンジャー』から戦隊シリーズに出戻ったから、『ハリケンジャー』はVSでしか観てない。『カクレンジャー』は、子供の頃に観た最後の戦隊で、放送途中で卒業した。ちなみに、94年の作品だから10歳ですな」

ツバキ
「子供の頃に当たり前に観て、当たり前に卒業していく番組ですからね」

流遠亜沙
「まさか高校卒業してから――こんな話、前にしたわね。子供の頃に観た戦隊って、ほとんど内容を覚えてなくて、『カクレンジャー』も同じく。ただ、ケイン・コスギが胡散臭い日本語でしゃべてってた事だけ薄っすら覚えてる」

ツバキ
「最近の子供は幼稚園の卒園ぐらいで観なくなるそうですね」

ヤミヒメ
「そうなのか?」

ツバキ
「そのようですよ。ライダーはもう少し上の歳頃まで観ているそうですけど」

流遠亜沙
「今は低学年児童向けの娯楽も多くて、精神的にも早熟なのかね。「ヒーロー? そんなのダサいっすよ。マジで。ウィッシュ!」とか言ってるのよ、きっと」

ヤミヒメ
「……嘆かわしい時代になったな」

ツバキ
「さすがに、そんな児童はいないと思いますよ」

流遠亜沙
「さておき――今回、度肝を抜かれたのはこれですよ」




ツバキ
「流行りの“壁ドン”ですね」

流遠亜沙
「まさか巨大ロボの壁ドンとはね。この発想はなかったわ……なんか悔しい」

ヤミヒメ
「正確には巨大化した怪人だがな。この怪人の声は『デカレンジャー』のボス(ドギー・クルーガー/デカマスター)の声を演じた稲田徹氏だった」

流遠亜沙
「嬉しい半面、追加戦士とかで途中参加の可能性がなくなったって事にもなるのよね。稲田さんにはまた特撮やってほしい」

ツバキ
「ご本人が特撮好きで、ボスにもかなり愛着がある方なんですよね。近年はごつい役が多いですが、『∀ガンダム』や『スパロボ』などで、スマートな2枚目にも定評があります」

流遠亜沙
「巨大ロボ戦の特撮も良かったわ。今回は分離状態にも凝ってて、しかも中に乗り込まずに、外に乗ってるのよね。あれって合成とか大変だと思うんだけど……チャレンジャーだわ」

ヤミヒメ
「シロニンジャーの〈ワンマル〉が可愛いのだ。役に立たずに怒られるシーンなど、もう」

ツバキ
「〈ドラゴマル〉も良いですよ。ドラゴンが出るのは『マジレンジャー』の〈マジドラゴン〉以来でしょうか」

流遠亜沙
「『ゴーカイジャー』版の〈マジドラゴン〉を除けば……あ、『ゴセイジャー』の〈ゴセイドラゴン〉があった。ネットは広大だわ」

ヤミヒメ
「〈シノビマル〉の“忍者走り”も、巨大ロボがやると新鮮だな。しかし、“忍者走り”とは誰が考えたのだろうな?」

流遠亜沙
「ネットで検索したけど、それらしいページはないわね。まあ、お約束という事で」

ツバキ
「合体後の操縦席が神輿(みこし)というのも面白いですね。〈シュリケンジン〉の胸部に“座っている”のはなんだろうと思っていましたが、まさか、あんなギミックがあるとは思いませんでした」

流遠亜沙
「しかも〈シュリケンジンドラゴ〉と、2形態あるとはね。これは今後のパワーアップにも期待大だわ」

ツバキ
「追加戦士にもですね。主人公達は“伊賀”のようなので、きっと“甲賀”なのでしょう」

流遠亜沙
「と言っても、忍者は詳しくないんで、流派の違いとか判んないんだけどね。『忍たま乱太郎』くらいしか知らないし」

ヤミヒメ
「敵の牙鬼軍団も気になるな。蛾眉雷蔵の声は『仮面ライダー響鬼』のザンキや、『仮面ライダーキバ』の次狼を演じた松田賢二氏だ」

流遠亜沙
「少しだけど声優業もやってらっしゃるみたいね。あたしはミステリアスな十六夜九衛門が気になる。声は近年、活躍目覚ましい潘めぐみさんね」

ツバキ
「親玉の牙鬼幻月の声はベテランの麦人さんです。やはり貫禄が違います」

流遠亜沙
「とりあえず言いたい事は言えたかしら?」

ヤミヒメ
「エンディングがまだだぞ」

流遠亜沙
「そうだ。恒例だったダンスが復活したのよね」

ツバキ
「『トッキュウジャー』はエンディング自体ありませんでしたね」

ヤミヒメ
「うむ。やはりエンディングでダンスがあると落ち着くな」

流遠亜沙
「もう明日には第3話だわね。楽しみ」

ツバキ
「そうですね」

ヤミヒメ
「『手裏剣戦隊ニンニンジャー』、是非、観てもらいたい」



『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の公式サイトはこちら

美女×バカ×海=全裸!!

『ぐらんぶる』第1~2巻
原作:井上堅二
漫画:吉岡公威

海沿いの街で一人暮らしを始めた北原伊織は衝撃の大学デビューを果たす。
出会ったのは美女とダイビング、そして愛すべき野郎ども!
バカを描かせたら天下一品の井上堅二と、裸の若者を描く達人・吉岡公威が繰り出す、酒とノリがあふれる最高のキャンパスライフ!!
『バカとテストと召喚獣』の井上堅二が漫画の原作をやっていた。
作画は『ドラゴンエイジ』にて『天城ブリリアントパーク』のコミカライズをやっている吉岡公威。
これは読んでみねばと思い読んでみた。

メチャクチャ面白い。

舞台が大学で、掲載誌が『goodアフタヌーン』だが、間違いなく『バカテス』のノリ。
そのためか、主人公のCVが完全に下野紘さんになってしまう。
とにかく馬鹿馬鹿しくて笑える。

そしてヒロイン・千紗がモロに好みで可愛い。


クールビューティ・タイプで、常に主人公達の馬鹿を一歩下がって冷ややかな目で見ている……ゾクゾクが止まらない。


それでいて、こんな風に恥辱に震えたりも。


ぐへへ。

しかしサークルの先輩コンビを見ていると、『ああっ女神さまっ』の自動車部の先輩コンビを思い出す。
あたしの読む漫画で大学生の主人公は珍しいので、大学のサークルというと自動車部が浮かぶせいかもしれない。
『げんしけん』はサークル感があまりないので。

タイトルを連呼して恐縮だが、『バカテス』ファンは絶対オススメ。
作画の吉岡さんの絵もすごく良い。
千紗、可愛いし。

ウェブ拍手レス(15/3/9まで)

>少女達の日常を焦点にストーリーが進行していきました。
 爽やかで、楽しげで、明るくて、冒頭がお約束のアレで。
 絵に描いたような(文章で書いたような)幸せな日常なのですが、端々に垣間見える不穏な前兆が、ストーリー的には定石とはいえ少女達の未来に暗雲を立ち込めさせるようで不安です。
 よくぞここまで、小学生の女の子の会話を再現できるものかと感心します。
 無論、筆者の願望と妄想が多分に含まれていると認識した上で、可愛らしい表現の秀逸さを味わいました。
 今月は二回の更新で、掌編ながら二回楽しむことができました。
 今後もコンスタントに更新を続けていかれることを望んでおります。
(私は今週更新できそうもなくて。月に2日くらい、休み欲しい) by 城元太



流遠亜沙
「城元太さん、コメントありがとうございます」

ツバキ
「小学生の女の子の会話は、城元太さんの仰っている通り、マイスターの願望と妄想です。これを30歳のダメ人間男性が書いているかと思うと気持ち悪いですね」

流遠亜沙
「ツバキさん、マジ辛辣。でもゾクゾクするんで、もっと言ってください」

ツバキ
「……本気で気持ち悪いです」

流遠亜沙
「まあ、言葉攻めは後でやってもらうとして」

ツバキ
「やりませんよ」

流遠亜沙
「これってフィクションじゃない? リアリティ(現実っぽさ)は必要だけど、リアル(現実)は要らないのよ。つまり、読んでて面白ければ、嘘でもいいの。ラブコメなんて特にそうで、恋愛経験なんて要らないのよ。理想のシチュエーションや、萌える台詞を書けばいいんですもの」

ツバキ
「なるほど。確かにそうかもしれませんね」

流遠亜沙
「アクションものとか、メカものもそう。リアルだからって、格好悪いアクションとか、棒立ちのロボットなんて見たくないじゃない? 嘘でもいいから派手な回し蹴りとか、銃を横に構えて撃ったりしてほしいじゃない? 必要なくても、ロボットが見得を切るのはカッコイイじゃない? 変にリアルばかり追及しても、喜ぶのなんて一部のマニアだけで、ほとんどの人間は「つまらない」ってなっちゃうのよ」

ツバキ
「……何か嫌な思い出でもあるんですか?」

流遠亜沙
「別に。ただ、フィクションに対して野暮な事を言う奴がいるのよ。あと、創作におけるリアリティとリアルを履き違えちゃう人も多いから、ちょっと言ってみました。素人の分際で偉そうに聞こえたらすみません」

ツバキ
「ですが、小説などで、どこまで描写すべきかというのは難しい問題ですね。書きすぎると著者が知識をひけらかしているように思われますし、書かないと知識がないと思われる」

流遠亜沙
「知識がないと思われるだけならいいけど、武器の特性や威力も描写しないと、読者に伝わらないから、それは困る。だから、読み飛ばされない程度の説明描写を心掛けてるけど……出来てるかどうかは自信ない」

ツバキ
「……意外と考えてるんですね」

流遠亜沙
「あたしの事、馬鹿だと思ってない?」

ツバキ
「いいじゃないですか。能ある鷹はなんとやらと申しますし」

流遠亜沙
「そうそう。あたしは爪を隠してるのよ。迂闊に近付くと爪痕つけちゃうぞ☆」

ツバキ
「マイスターってば、本当にお馬鹿さん★」

新たな可能性を追求した平成仮面ライダー激動期3作品の挑戦とは?

『語ろう! 555・剣・響鬼』

『語ろう! クウガ アギト 龍騎』に続くシリーズ第2弾!
平成仮面ライダーシリーズ4~6作目にあたる
『仮面ライダー555(ファイズ)』『剣(ブレイド)』『響鬼』の3作品を語り倒す!!

<掲載者>
井上 伸一郎(プロデューサー)/二ノ宮 知子(漫画家)
鈴村 健一(声優)/虚淵 玄(ニトロプラス)シナリオライター
森次 晃嗣(俳優)/半田 健人(俳優・歌手)
會川 昇(脚本家)/高寺 成紀(プロデューサー)
白倉 伸一郎(プロデューサー)/井上 敏樹(脚本家)

いわゆる知識オタクというか、この手の本が出ると読まずにはいられない性分なので、読んでみた。

――実に面白い。

様々な分野の著名人が、ファンとしてや、関係者としての思いの丈を語っている。
特に興味深かったのが、『剣』の後半のメインライターを務めた會川氏のインタビュー。
鈴村さんも『剣』好きとして作品に言及している。

『555』の主人公を演じた半田さんと、メインライター・井上氏のインタビューも、『555』好きとしてはたまらない。

『響鬼』については、プロデューサーとメインライターの変更がったという事実は後に知った事だが、それらについても言及されている。
オンエアで1度観たのみなので、これも観直したい作品。

人によっては必ずしも3作品すべてに言及している訳ではないが、それはそれで面白い。
特に虚淵氏は『鎧武/ガイム』終了のタイミングという事もあり、『鎧武』の話が興味深い。

すでに10年ほど前の作品なので、これらについて、これだけじっくりと語っている本は珍しい。
『555』『剣』『響鬼』のファンにはオススメ。

おまえ、クビだっ!!!

『宮本さん本気でヤメてくださいっ』第1巻
著者:いわさき まさかず

この地球のどこかにある小国『モモノフ王国』。
その国のアプリコット姫は、自分を「王子」と称して世界一の王様を目指す困ったちゃん。
そんな王子ちゃんに超下品な執事の宮本が仕えることに?





『あしたの今日子さん』の著者の最新作。
正直、序盤は個人的には微妙。
この手の萌え系4コマは、自分好みの女の子がいなければ面白くないのが常なので。
しかし、第7話から登場するストロベリーがメチャクチャ好み。


可愛い。
黒髪で百合だしね。
マジ天使。

他にも癖の強いヒロイン達が登場するので、お気に入りがいれば読んでみよう。
オススメはもちろんストロベリー。

『ゾイやみ』第7話、掲載中

ツバキ
「ごきげんいかがですか、ツバキです。『ゾイやみ』、第7話を掲載しました」

やみ子
「ツバキ、なんだかご機嫌だね」

ツバキ
「はい。あきらめなければ気持ちは伝わる……人は判り合えるんですね」

やみ子
「うん、そうだといいね」

ツバキ
「いえ、きっとそうです。話の通じない相手などいない、私はそれを身をもって知りました。マイスターだって人の子だったんです」

やみ子
「うん、今回だけじゃないといいね」

ツバキ
「私はマイスターを信じます。ダメ人間ですが、きっと私の尊厳を守ってくれると」

やみ子
「何の事を言ってるのかは、第7話を最後まで読んでもらえると判ります」

ツバキ
「リリカル・ゾイカル――滅せよ(アニヒレイト)です!」

やみ子
「それ、私の台詞……」


機獣少女ゾイカルやみひめ The NOVEL XXXXXXX 第7話『機獣少女と明日の予定』はこちら

切り札はキミの中…研ぎ澄まされた勇気にして

『仮面ライダー剣』(第1~30話)

人類基盤史研究所〈BOARD(ボード)〉。
それは“ヒトが地球を制した背景には、進化論で説明できない理由が存在する”との仮定に立ち、その理由を究明するために作られた機関である。
彼らは研究対象の、不死の生命体・アンデッドを様々な生物の祖であるとした。
しかし3年前、アンデッドの大半の封印が解かれ、人間を襲い始めた。
BOARDは所長・烏丸啓の指揮の下、アンデッドを“ラウズカード”へと封印すべく、アンデッドの能力を応用した特殊装備“ライダーシステム”を開発する。


流遠亜沙
「ヒート!」

ヤミヒメ
「メタル!」

流遠亜沙&ヤミヒメ
「さあ、お前の罪を数えろ!」

ヤミヒメ
「なぜ、この名台詞を貴方とやらねばならんのだ。ツバキがよい」

流遠亜沙
「えー。そりゃないっすよ」

ヤミヒメ
「ふん、まあよい。せっかくの特撮ネタだしな」

流遠亜沙
「てな訳で、平成仮面ライダー第5作『仮面ライダー剣(ブレイド)』を数年ぶりに観返しました。今回は前半の第30話まで語ろうと思います」

ヤミヒメ
「以前に観た時はVHSではなかったか?」

流遠亜沙
「うい。実家で療養する前のはずだから、6年以上前だわ。そりゃ忘れるわな」

ヤミヒメ
「そもそも、なぜ急に観返そうと思ったのだ?」

流遠亜沙
「先日、紹介したこれを読んだのがきっかけです。読んでたら、覚えてない事がいっぱいあって。『剣』好きと言っていながら、こりゃいかんなと。単純にまた観たかったしね」

ヤミヒメ
「なるほどな。それで、どうだったのだ?」

流遠亜沙
「メチャクチャ面白かったわ。過去にオンエアとレンタルで計2回観てるから、思い出補正で美化されてたらどうしようとか少し心配してたんだけど――杞憂だったね。超良かったわ」

ヤミヒメ
「では、順を追って印象的なシーンに触れてゆくとするか。まずは第1話だが……“オンドゥル語”だな」

流遠亜沙
「主人公〈仮面ライダーブレイド〉=剣崎一真(けんざき・かずま)の台詞「本当に裏切ったんですか!?」が、役者の滑舌が悪くて「オンドゥルルラギッタンディスカー!?」に聴こえた事から“オンドゥル語”と言われるようになった件ですな。ちなみに、オンドゥルっていうのを知ったのは放送後かなり経ってからで、当時も特に気にならなかったんだけど……今回も特に気になりませんでした

ヤミヒメ
「戦闘中で、剣崎はまだ新人。本部が壊滅状態で、尊敬していた先輩が裏切ったのかもしれず恐慌状態。この状況での台詞である事を考えれば、確かに気にならんな」

流遠亜沙
「そうなのよ。なんで、そんなに気になるのかしら? あの状況なんだから、むしろ必死な感じで良いと思うんだけど」

ヤミヒメ
「以降の「俺の身体は、ボロボロだ!!」や「ぶっ殺す!」も、別段、気になるほどではないな」

流遠亜沙
「第3話は剣崎の名台詞の1つ「ウェーイ!」が登場します。ただ、これも映像特典でキャストが突っ込んでるのを観るまで気付きませんでした。戦闘シーンなんだけど、すごく自然に言ってるから」

ヤミヒメ
「第5話では剣崎の先輩〈仮面ライダーギャレン〉=橘朔也(たちばな・さくや)のツンデレがあるな。「お前の言葉に動かされた訳じゃないからな」か。当時(04年)はまだ、ツンデレのテンプレートはなかったのではないか?」

流遠亜沙
「もう覚えてないわ。ウィキを見ると、ツンデレが一般層に広まったのは05年頃からっぽい。今だったら、完璧にツンデレって言われてるわな。橘さんは第1話冒頭では頼れる先輩だったのが、恐怖心に支配されたり、敵に騙されたりしたんだけど、第15話で復活。見事に伊坂=ピーコックアンデッドを封印するんだけど……この話が切なくも燃えるのよ」

ヤミヒメ
「死んだ女性に向けた想いをモノローグで告げながら戦うシーンだな。あれは確かに切ない……」

流遠亜沙
「続く第16話から4人目のライダー〈仮面ライダーレンゲル〉が登場。更に次の第17話からオープニング映像にも追加される。ここまではいなかったのよね。というか、変身前の高校生・上城睦月(かみじょう・むつき)もいないと思ってたんだけど、彼は第1話からいたのね。本人は第13話から登場するけど」

ヤミヒメ
「睦月の変身ポーズは第19話が初だが、これ以降もカテゴリーエース=スパイダーアンデッドの邪悪な意思に翻弄され続けるという」

流遠亜沙
「かなりの苦労人よ、彼は。ちなみに、〈レンゲル(正確にはスパイダーアンデッド)〉の声は声優の梁田清之氏です。特撮作品で言うと『仮面ライダーアギト』の水のエルや、『炎神戦隊ゴーオンジャー』のヨゴシュタインの声を演じられた方ですな」

ヤミヒメ
「封印されて〈レンゲル〉になるまでは、別の方がスパイダーアンデッドをやっているな。封印以降はスパイダーアンデッドも梁田氏が演じられているが」

流遠亜沙
「そこはスケジュールの都合とかあったんじゃない? それよか第21話ですよ、橘さんの味覚音痴疑惑が発覚する」

ヤミヒメ
「剣崎達が居候している家の家主・白井虎太郎が上の空で作った不味いスパゲティを美味そうに食べるシーンだな」

流遠亜沙
「けど、これが面白いのは、それまでの橘さんが駄目な人だったから、そのギャップで笑えるのよ。橘さんが築きあげてきたものなのよ。橘さんは良い人なの。だから敵に騙されたりするけど、とにかく善良な人なんです」

ヤミヒメ
「……ずいぶんと擁護するな。まあいい。第23話は物語の鍵を握る謎の青年〈仮面ライダーカリス〉=相川始(あいかわ・はじめ)の事を、剣崎が咄嗟に「始!」と名前で呼ぶ回だ」

流遠亜沙
「この辺から、徐々に剣崎と始の間に信頼が芽生えてくる。始はさ、すごく美味しいのよ。人間じゃなくて、人間を知りたいと思って、人間として生きたいと思って……キャラ的にも立ち位置的にも美味しい役だわよ」

ヤミヒメ
「喫茶店を経営している母娘と暮らしており、1度は彼女等を巻き込まないために離れ、やがて近くで護るべきだと剣崎に背中を押されて彼女等の元に戻るのだな」

流遠亜沙
「この辺りから人間の姿になる上級アンデッドが増えてきて、戦いも激化していく。第25話ではエレファントアンデッドの圧倒的な強さに、〈ブレイド〉のマスクが壊され、剣崎の顔が見える“面割れ”があります」

ヤミヒメ
「戦隊の方ではクライマックス付近でのお約束だが、ライダーでの面割れはあったりなかったりだな」

流遠亜沙
「そして第26話! ジャックフォーム、キマシタワー!」


ヤミヒメ
「うるさい。チベットに飛んだ〈BOARD〉の烏丸所長が開発した“ラウズアブゾーバー”によって、〈ブレイド〉が新たなフォームになったものだな。基礎能力の向上に加え、飛行能力が付加されている」

流遠亜沙
「反則のような強さだったエレファントアンデッドを圧倒するからね。で、これはさっきまで気付かなかったんだけど……ラウズアブゾーバーの声が立木文彦さんでした」

ヤミヒメ
「『仮面ライダーW(ダブル)』のガイアメモリ音声のか?」

流遠亜沙
「うい。後に登場する最強フォームであるキングフォームの武器・キングラウザーだけじゃなかったのよ。ただね、ガイアメモリみたく特徴的な芝居じゃない、システマチックでセンテンスも短い音声だから、正直、トーンが低ければ誰がやっても聴きわけられないと思う。べ、別に……聴きわけられないのが悔しくなんてないんだからね!?」

ヤミヒメ
「判った判った。第29・30話は初期の平成ライダーには珍しいコメディ回だな。始が記憶喪失になり、自分そっくりな青年・三上了(みかみ・りょう)と入れ替わる」


流遠亜沙
「面白いのよね。始役の森本亮治さんが2役やってるんだけど、始と了のギャップがすごくて笑ってまう」

ヤミヒメ
「始(はじまり)と了(おわり)というのが意味深だな。ちなみに、森本氏は完全に了に近い気さくな方だ」

流遠亜沙
「『仮面ライダー鎧武/ガイム』の〈仮面ライダーバロン〉=駆紋戒斗(くもん・かいと)役の小林豊氏も、ご本人は驚くくらいフレンドリーな方でびっくりしたわ。ちなみに、劇場版の撮影と並行してた時期で、始の出番が少ない構成で余裕があったから、始メインの話になったらしいわよ」

ヤミヒメ
「劇場版は出番が少ない分、かなり良い見せ場があるから、そういう意味でも彼は美味しい役どころだな。そういえば、この2話は劇場版と同じ井上敏樹氏の脚本か」

流遠亜沙
「でもって、次の第30話で橘さんもパワーアップです。アブゾーブQ(クイーン)、フュージョンJ(ジャック)!」


ヤミヒメ
「ジャックフォームだな。〈ブレイド〉はイーグルアンデッド(ワシ)、〈ギャレン〉はピーコックアンデッド(クジャク)で、どちらも鳥なので飛行能力がある」

流遠亜沙
「クジャクって飛べないと思ってたけど、飛べるのよね。ちなみに、『ホビージャパン』の誌上企画の〈レンゲル〉のジャックフォームはゾウなので、必ずしも飛行能力を得られる訳じゃないのよね。〈カリス〉のJ(ジャック)はウルフだし」

ヤミヒメ
「ウルフか……登場は後だが、小者だったな」

流遠亜沙
「まあまあ。とりあえず今回はここまでという事で、後半戦に続きます。今、その力が全開する」

心に剣 かがやく勇気 確かに閉じこめて

『仮面ライダー剣』(第31~最終話)

橘(咲哉/仮面ライダーギャレン)は栞の父・広瀬義人と接触し、剣崎(一真/仮面ライダーブレイド)が封印したアンデッドと融合しつつあること、始(相川/仮面ライダーカリス)の正体が特殊なアンデッド・ジョーカーであることを知らされる。
アンデッドはそれぞれの種を代表してバトルファイトに参戦し、最後まで勝ち残った種が地上の支配権を得る。
人類の祖・ヒューマンアンデッドが1万年前の戦いを制したため、今日の人間の繁栄がある。
しかしどの生物の祖でもないジョーカーが勝者となれば、すべての種が滅んでしまうという。



ツバキ
「ルナ!」

流遠亜沙
「トリガー!」

ツバキ&流遠亜沙
「さあ、お前の罪を数えろ!」

ツバキ
「この名乗りをマイスターとするのは実に不本意です。ヤミヒメさんとチェンジでお願いします」

流遠亜沙
「ヤミヒメもツバぴょんもひどいわ……あたし、泣いちゃうわよ? いいの? 30歳の男が人目もはばからずに泣くわよ?」

ツバキ
「ちょっとした地獄絵図なので、やめてください」

流遠亜沙
「さあ、不朽の名作『仮面ライダー剣(ブレイド)』を観返したので語ろう企画・後編だゼェェェット!」

ツバキ
「このサイトの管理人・流遠亜沙はダメ人間である。流遠亜沙は愛する『仮面ライダー剣』のために、無駄に語るのだ」

流遠亜沙
「よ! 名ナレーション! でも無駄って言うな!」

ツバキ
「無駄口は結構ですので、さっさと始めてください」

流遠亜沙
「では――第31話からOP曲が『ELEMENTS』に変わります」


ツバキ
「名曲ですね。格好良さで言えば、平成ライダー主題歌中、屈指と言えるでしょう」

流遠亜沙
「映像も超カッコイイ。すでにこの時点で〈仮面ライダーブレイド キングフォーム〉の後ろ姿が登場しております」

ツバキ
「この話数の放送日が04年9月5日なので、9月11日公開の劇場版が〈キングフォーム〉のお披露目ということになっていますが、実はTVが先だったんですね」

流遠亜沙
「まあ、ちゃんと全身が映るのは劇場版が先だけどね。ここから後編に向けての新展開となります」

ツバキ
「メインライターの交代ですね」

流遠亜沙
「それについては後で。第32話では剣崎が始を庇って「始が世界を滅ぼすと判ったら俺が封印する」って、橘さんに言う台詞が好き」

ツバキ
「切なくも素敵な台詞ですね」

流遠亜沙
「好きだわ、こういうの」

ツバキ
「第34話では、ついに最強フォームの登場です」


流遠亜沙
「キングフォーム、キマシタワー! 「戦えないすべての人のために、俺が戦う!」も名台詞!」

ツバキ
「第34話はキングフォームになって、敵を殴り飛ばしたシーンで終わりますが、続く第35話はフォームチェンジのシーンから撮り直しているという凝りようです」

流遠亜沙
「普通はCM前のシーンみたいに、同じ映像を使い回すもんだけどね。しかもパワーアップしてて、パンチで吹っ飛んだ敵が壁にめりこんでるという……」

ツバキ
「マジパナイですね」

流遠亜沙
「本当、マジパネェッスよ!」

ツバキ
「……やめましょう、つらいです」

流遠亜沙
「……うん」

ツバキ
「第35・36話は前後編で、震災で家族を亡くした少女の話でしたね。「ヒーローなんていない」と言う少女のために、ヒーローの姿を見せる剣崎の姿はまさに仮面ライダーでした」

流遠亜沙
『語ろう!555・剣・響鬼』で、後半からメインライターになる會川昇氏が言ってた事だけど、とある座談会で何人かの映画監督が「9.11以降、安易に正義が勝つみたいなヒーロー物はつくれないよね」的な事を言ってたらしくて、それに対するアンサーとして書いたらしいのよ。あたしはこの2話、すごく好き」

ツバキ
「剣崎のヒーローとしての成長が描かれた回でもありますね」

流遠亜沙
「第37話は、まずはブレイラウザーとの二刀流・ストレートフラッシュを披露」


ツバキ
「二刀流はこの後、もう1度だけやっていますね。そして、後半では〈カリス〉の最強フォーム〈ワイルドカリス〉が登場です」


流遠亜沙
「いいわ~。まさにワイルド。ワイルドに吠えるぜ!」

ツバキ
「続けますよ、おじさん。第38話ではダークサイドに堕ちたままの睦月の〈レンゲル〉が、あっさりと〈ワイルドカリス〉に裏拳でのされています」


流遠亜沙
「睦月、不憫だわ……」

ツバキ
「長いですね、ダークサイド」


流遠亜沙
「で、第40話にて初めて4人のライダーが共闘する。この硝煙で影になってるカットが素敵」


ツバキ
「ですが、成り行きで共闘しただけなので、〈レンゲル〉は少し所在なさげに見えますね」

流遠亜沙
「この回はヒロイン・広瀬栞(ひろせ・しおり)の父親の姿と記憶をコピーした人造アンデッド・トライアルBが、娘を護るという使命を取り戻して絶命するのが悲しくて……」

ツバキ
「貴方はこの手の話が好きですね」

流遠亜沙
「ええ、たまらなく好き」

ツバキ
「湿っぽくなっていますが続けます。第41話では、ここまで不明瞭だったバトルファイトの仕組みが描かれます」

流遠亜沙
「封印のラウズカードがない1万年前の戦いで、どうやってアンデッドを封印していたのか、誰が勝利者を決めたのか、とかね。この回は完全に忘れてたから、観て、すごくすっきりした」

ツバキ
「第42話では、やっと睦月がダークサイドから抜け出します。この回では人間の姿になれる上級アンデッド・タイガーアンデッド=城光(じょう・ひかる)が睦月を救うために自分を犠牲にしたり、同じく以前に自らを犠牲にしたタランチュラアンデッド=嶋昇(しま・のぼる)も心象世界に登場して、彼女に力を貸します」

流遠亜沙
「この話もまたね、良いのよ。戦いを望まないアンデッドもいて、共存が出来たんじゃないかって思わせてくれたり……」

ツバキ
「人と人でないもの――これも貴方が好きそうな構図ですね」

流遠亜沙
「大好き。彼等の協力のおかげでようやく、睦月が〈レンゲル〉を自分のものにする……ここまで長かった。まさか、ここまで時間がかかるとは思ってなかった。本当にディテールを忘れてるわ」

ツバキ
「そして第46話で、ついに本当の意味で4人のライダーが並びましたね」


流遠亜沙
「しかも、4人が同じカットで映るのはこの回だけという。今思うと、ものすごい事だわ……」

ツバキ
「ここまで触れませんでしたが、今回のバトルファイトを仕組んだ人間であり、この作品の黒幕である〈BOARD〉の天王寺理事長役は『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン役でおなじみの森次晃嗣氏でした。最後は人造合成アンデッド・ケルベロスⅡに変身し、しかし敗れます」

流遠亜沙
「ラストがまた悲惨というか後味が悪くてね……」

ツバキ
「続く第47話は波乱ですね。ジョーカー=始が勝ち残ればすべての種が滅んでしまうかもしれない。始を封印すべきと言う橘さんに対し、「誰でも運命と戦う事は出来るはずです」と立ちはだかる睦月の成長が窺えます」

流遠亜沙
「直後の〈ギャレン〉と〈レンゲル〉の師弟対決では、橘さんが一瞬で勝負を決めるのよ。この後、共存を拒んだ最後のアンデッド(ジョーカーを除く)であるギラファアンデッドを封印すべく死闘を繰り広げる」


ツバキ
「〈ブレイド〉に続き、2度目の“面割れ”ですね。結局、橘さんは剣崎達の言葉を信じ、ギラファアンデッドを封印します」

流遠亜沙
「橘さんは厄介な先輩だったけど、本当は実力があるし、なにより良い人なのよね。それが証明された最後の見せ場でもある。「だから最後に残ったものだけは、失いたくない! 信じられる、仲間だけは!!」……カッコイイです、橘さん!」

ツバキ
「ここで橘さんは行方不明。ジョーカーである始が勝ち残ったかたちになり、世界の滅亡が始まってしまいます。いよいよ、クライマックスですね」

流遠亜沙
「余談だけど、続く第48話のアバンにて、劇場版で〈仮面ライダーグレイブ〉=志村純一(しむら・じゅんいち)役を演じた黒田勇樹さんが警官役で友情出演しております」


ツバキ
「劇場版ではもう1役ありますが、一応、伏せておきましょう。『仮面ライダーディケイド』でも〈グレイブ〉に変身していましたね」

流遠亜沙
「そして第49話(最終話)でございます。平成ライダーの劇場版はパラレル設定が多くて、『剣』もそうなんだけど、この最終回では劇場版からのフィードバックが見られて面白い」

ツバキ
「無限に増え続けるダークローチを倒し続ける剣崎と睦月の疲労は濃く、もうジョーカーである始を封印するしかないのか? 苦悩する剣崎は、そこで1つの方法を思いつきます。すなわち――」

流遠亜沙
「キングフォームを使い続ける事で、剣崎が意図的にジョーカーになる――そうすれば残ったアンデッドは2体となり、バトルファイトは再開され、世界は滅びない……」

ツバキ
「かくして始との戦いの最中、剣崎はジョーカーとなり、始に「人間達の中で生き続けろ」と言って姿を消します」

流遠亜沙
「究極の自己犠牲よね。近くにいれば戦ってしまうかもしれないから2度と会えず、アンデッドだから永遠に生き続けなければならない……。かつて、これだけ切なくも美しい物語があっただろうか? いや、ない!」

ツバキ
「反語表現がウザいですが、その意見には同意します。非常に素晴らしい結末だと、私も思います」

流遠亜沙
「あ、これも余談だけど、最終話にはスーツアクターの高岩成二(ブレイド役)・岡元次郎(レンゲル役)の両氏が顔出しで出演されています」


ツバキ
「恐らく、手前右のお2人ですね」

流遠亜沙
「いやはや、終わっちゃった……」

ツバキ
「通して観たのは3度目なのに、燃え尽きてますね」

流遠亜沙
「真っ白にね。あー……面白かった! ネタとして挙げられる事が多い『剣』だけど、近年、再評価されてる印象があるし、未見の方には観てほしい」

ツバキ
「ドラマCDが出ましたし、BD-BOX化も決定しました。『スーパーヒーロー大戦GP』には〈ギャレン〉以外の3人のライダーも出るようですし、これをきっかけに観ていただきたいですね」

流遠亜沙
「観終わった後にBD-BOX化を知ったんで、本当に驚いた。映画は橘さんを天野浩成さん本人が演じるのは知ってたけど、他の3人は顔出しするのか……すごい楽しみ。『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』は3月21日公開です」

ツバキ
「回し者ではありません、一応。観返してみて印象などは変わりましたか?」

流遠亜沙
「全然。メインライターが変わる前の方が良かったとか、変わって良くなったとか、まったく思わない。だって最初から面白いもの。件の『語ろう!』では、序盤が微妙だけど後半の盛り上がりはすごいっていう評価が多いけど、あたしは最初から好き。当時は『響鬼』と同じで、メインライターの変更があったなんて気付かなかったし、変化も感じなかった」

ツバキ
「第1話で組織が壊滅してしまうので、“職業ライダー”というのはあまり印象に残りませんでしたが、随所に散りばめられてはいるんですよね。特に後半は設定を活かしたシーンや台詞が多いように思います」

流遠亜沙
「主人公の剣崎が普通の青年で、ヒーローとしては頼りなかったけど、最後にはヒーローに相応しい成長を遂げるのも素晴らしい。序盤は新人だから弱いし、怒りっぽかったし、キャラ的にも固まってなかった印象だっただけに、余計にね」

ツバキ
「人間を知り、剣崎との絆を深めていった始。大切な人を失い、騙され続けても、仲間達を信じた橘さん。アンデッドを含む多くの人々に助けられ、弱さに打ち勝ち、本当の仮面ライダーになれた睦月。他の主要人物も魅力的に描かれていました。『仮面ライダー555(ファイズ)』とはまた違った“人間と怪人”のドラマも面白かったですね」

流遠亜沙
「いくらでも言いたい事はあるけど、やっぱり観てほしい。人に勧めるなら『555』だけど、1番好きなのは『剣』だわね。もう……本当にたまらん」

ツバキ
「では、キリがなさそうなので、この辺りで終わりましょう。最後に一言お願いします」

流遠亜沙
「運命の切札をつかみ取れ!」


『仮面ライダー剣』公式サイトはこちら

白い日

ベアトリーチェ
「ねえ、マイスター。ホワイトデーって知ってる?」

流遠亜沙
「話には聞いた事あります。終焉の日、世界が真っ白に染め上げられ、すべての生物は死に絶え――」

ベアトリーチェ
「そういうの、いいから」

流遠亜沙
「……3月14日でしょ? 終わってから気付きました。バレンタインデーと対になる日にも関わらず、まったくもって重要視されてないわよね。母の日に対する父の日みたい」

ベアトリーチェ
「父親って不憫だね」

流遠亜沙
「けど、急にどしてん?」

ベアトリーチェ
「もしかしたらバレンタインデーの続きの話とかあるかなって、ちょっとだけ期待してた」

流遠亜沙
「あー……驚くくらい、その発想はなかったわ。本当にホワイトデーを意識してないんだろうな」

ベアトリーチェ
「マイスターって、バレンタインのお返しとかしないタイプでしょ? というか、チョコもらった事あるの?」

流遠亜沙
「20歳の時に初めて義理チョコをもらって、後にも先にもそれだけ。その際には「お返しとか出来ませんけど、いいですか?」って確認してからもらいました。要らないとは言いにくいしね」

ベアトリーチェ
「……ちょっと判断に困る対応だね」

流遠亜沙
「誠実じゃない。もらうだけもらって、お返ししないよりは。だいたい、義理チョコ以下の“義務チョコ”なんて、本当に要らないわ。あたしは好きだからいいけど、成人男性の多くは、甘いもの苦手じゃない。それにお返しするなんて馬鹿馬鹿しいし、正直、義務チョコのお返しなんてされたら気持ち悪いよね」

ベアトリーチェ
「判んないけど、義務チョコにお返しは期待してないだろうね。そっか、それなのにお返しなんてする人は、律儀を通り越して気持ち悪いって印象になるかもね」

流遠亜沙
「逆に、安いチョコ渡して3倍返しとか本気で言う奴がいたら、それって略奪行為よね」

ベアトリーチェ
「もはや、いじめだね。でも、今の学校とか実際にありそう……」

流遠亜沙
「怖い! そんな無法地帯だとしたら、2度と学生なんてやりたくない!!」

ベアトリーチェ
「マイスターの学生時代は、バレンタインのエピソードとかないの?」

流遠亜沙
「ある訳ないじゃない。そもそも、特にバレンタインの雰囲気とかなかったし。高校は工業系だったから、女子いなかったし。だからさあ、20歳の時に義理チョコもらわなければ、「30歳まで1度ももらった事がない」って言えたのに……あの時もらわなきゃよかったって割りと本気で思ってる」

ベアトリーチェ
「その人も、まさかそんな風に言われてるとは思ってないだろうね。一応聞くけど……女性だよね?」

流遠亜沙
「男だったら面白い話になるのにな……」

ベアトリーチェ
「いないと思うけど、女の子は義理チョコを渡す時は気を付けてね。義務チョコなら渡さない方が、お互いのためだよ」

「「「デレ期キターッ!?」」」

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 9 ドラマCD付き限定版』
著者:榊 一郎
イラスト:ゆーげん

謎の『穴』で日本とつながってしまったファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』。
そこに政府によって文化交流のために創設されたオタク文化メインの交易会社“アミュテック”の総支配人・加納慎一。

彼の父は量産型人気ラノベ作家なのだが、その作品が無期延期になったという情報が入った。
元引きこもりで家族とは疎遠だった慎一だが、さすがにそのままにしてはいられず、ついに一時帰宅を決意する。
日本政府の策謀を心配するエルダント側は、護衛としてミュセルとエルビアの派遣を自衛隊に同意させ、ここに晴れて初のエルダント使節の日本見学が始まった。
ようやく読了。
アニメで先にやられてしまった“日本帰省”だが、原作でもついにその時が。
アニメ版と違い、ペトラルカ・美埜里さん、エルビアも同行する。

個人的には慎一の実妹・詩月の登場や、終盤に迫る慎一へのハニートラップが印象深い。
特にハニトラのシーンで、ヘッドドレスを外したメイドに向かい「もうメイドじゃない!」と言い放ったシーンが好き。
個人的にはメイド服を脱いだ時点でメイドさんじゃないのだが、ヘッドドレスが最後の砦というのも理解出来る。
さすがはメイド好きラノベ作家の榊さん。

実妹・詩月のツンデレが可愛い事も書きたいのだが、今回は上下巻構成なので具体的な感想は次回。
今回はせっかく榊さん脚本のドラマCD付き限定版なので、ドラマCDの感想をちょっと書きたい。

まさに映像化不可能。
慎一というか、演じている花江さんおつかれさま。
そして、三木さん演じるガリウスが素敵すぎる。

色々と“中の人”ネタもあり、原作ファン・アニメ版ファン共に、かなり楽しめる内容だったと思う。
アニメ版も好きな方は絶対に限定版がオススメ。

続・猫の日

流遠亜沙
「ベアトリーチェは何でも知ってるな」

ベアトリーチェ
「何でもは知らないにゃん。知ってる事だけ」

流遠亜沙
「てな訳で22日です。まだ猫の日を引っ張るにゃん」

ベアトリーチェ
「わたしのキャラ的に委員長じゃないけど、猫だから?」

流遠亜沙
「最近の猫キャラっていうと『アイドルマスター シンデレラガールズ』の“みくにゃん”こと、前川みくなんだけど、まだ温存したいというか。その上で、判りやすい猫キャラという事で『物語シリーズ』の羽川翼の名台詞をチョイスしてみました」

ベアトリーチェ
「マイスターなら、世代的に『デ・ジ・キャラット』の“でじこ”じゃないの? ベアトリーチェだにょ!」

流遠亜沙
「腹黒キャラだしね」

ベアトリーチェ
「えー、そんな事ないにょ」

流遠亜沙
「あざとーい!」

ベアトリーチェ
「そういえばキャストが変わったんだよね」

流遠亜沙
「けど、変わって以降、アニメやってないから、変わった気がしないのよね。プレイはしてないんだけど、去年発売された『超ヒロイン戦記』も真田アサミさんがやってるし」

ベアトリーチェ
「CMでは2代目が演じてるみたいだけど、観る機会がないよね」

流遠亜沙
「てか、今、wikiを見て知ったんだけど、“ぷちこ”と“うさだ”も変わったのね。今更だけど、なんで変わったのかしら?」

ベアトリーチェ
「ネットだと、会社の経営者が変わったからじゃないかって言われてるね」

流遠亜沙
「あー、木谷社長はブシロードの社長だもんね。そっか、ブロッコリーとは別会社なのね。ネットは広大だわ」

ベアトリーチェ
「猫の話題からそれまくってるけど?」

流遠亜沙
「『みかん絵日記』の再放送が終わりましたにゃん」

ベアトリーチェ
「強引に猫の話題に戻したにゃん」

流遠亜沙
「懐かしい気持ちで観始めたんだけど、普通に面白かったわ。あとシンプルな感想を言うと――猫って可愛いよね」

ベアトリーチェ
「うんうん」

流遠亜沙
「猫、飼いたいわー」

ベアトリーチェ
「……わたしの方を見られても」

流遠亜沙
「原作の文庫版が出てるのよね。うーむ……」

ベアトリーチェ
「そんな場合じゃないと思うんだけど」

流遠亜沙
「やめて! 全力で現実逃避中なんだから!!」

ベアトリーチェ
「前途多難だにゃん」