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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

気持ちいい……。もっと。もっとして?

『誰が為にケモノは生きたいといった2』
著者:榊 一郎
イラスト:ニリツ

「タビタの胸を揉む」新たな街で棄界人の姉妹に出会ったイオリたち。
タビタは姉妹に対抗心を燃やし、イオリに熱烈アプローチ!?
そしてユーフェミアは、イオリの背負った罪の真相に、ある決意をするのだが……。

待望の第2巻、読了。
面白い。
そして――タビタ、可愛い。


露出度というか、全裸になる頻度が榊作品では過去最高だと思えるのだが、無表情かつ、倫理観のズレによる羞恥心のなさから、エロよりも微笑ましい気持ちになれる。
うん、可愛い。



もう1人のヒロイン・ユーフェミア、彼女の父親を主人公・イオリが殺害するに至った真実も語られ、次巻からは気兼ねなくヒロイン達によるイオリ争奪戦が展開されると思われる。
彼女の中にいる(残っている)チヅル・ノースリヴァの存在も気になるところ。
だってビジュアルとキャラがメチャクチャ好み!



今回のクライマックスは、やはりタビタの挿絵のシーン(画像はトリミング済み)。
超可愛い!
是非とも、ここに至るまでの経緯を読んだ上で、全容を見ていただきたい……!


キャラの話ばかりだが、もちろん肝心のストーリーがしっかりしていればこそ。
各々がこの世界で生きる理由、意味、目的、事情――そういったものが、それぞれの立場で描かれる。
恐らく、近年のラノベとしてはかなり硬派な部類に入ると思われるが、堅苦しいとか説教臭いとかいう事もなく、あくまでエンタメとして成立している。
ラノベテイストだけど硬派なのが読みたい・書きたいという方にオススメの作家さんであり、シリーズ。

第3巻までは決まっているようなので、次がひとつの区切りになる。
いやあ……楽しみ。
そして、著者が思い描く結末を迎えるまで続いてほしい。

余談。
表紙のケモミミメイド姉妹の全身を正面から見たかった……!


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誰も見たことがない最高のハッピーエンドを――

『Zの時間』
著者:榊 一郎
イラスト:活断層

廃人FPSゲーマー・出庭博明が久しぶりに外に出ると、世界は既に滅んでしまっていた。
偶然にも出会ったゾンビオタクの少女・樹堂乙羽と共に、生き残るための準備を整えていく博明。
一息ついた頃、彼はゲームサポートAI・レイヴンが不審な挙動をとっていることに気づく。
画面にに表示されたのは、見慣れぬキャンペーンとメッセージ――『生き延びろ。世界をやり直す為に』
誰も見たことがない最高のハッピーエンドを、一芸に秀でたオタクたちでつかみ取れ!!
ぶっちゃけ、興味がないのでゾンビものは観ないし、ゾンビを撃つようなゲームもやった事がない。
なので詳しくはないのだが、ラノベという媒体でゾンビものが、ちゃんとエンタメとして描かれている事にまず脱帽。
ゾンビマニアやガンマニアでなくとも引き込まれるので、表紙のヒロインを見て気になった方は是非、読んでいただきたい。

いやね、表紙を飾っているヒロインの乙羽が可愛いんですわ。
いわゆるメガネっ娘の地味カワ系で、ちょっとズレてるんだけど、それが可愛い事この上ない!
榊作品と言えばクールビューティだが、ちょっとズレてたり、キワモノなヒロインも魅力的だったりする(例えば同社作品『タタリ・ブレイカー弑子』の弑子もそう)。



そして――お待んたせいたしました!
クールビューティな武装メイドさんが出ますよ!
彼女の見せ場は次巻以降だと思われるが、彼女も一癖あって非常に良いキャラをしている。

同じく新シリーズの『誰がために~』同様、こちらも追いかけていきたい。


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見られた。恥ずかしいところ――だから嫁になって、子を産む

『誰が為にケモノは生きたいといった』

著者:榊 一郎
イラスト:ニリツ

「服を着てくれ。頼むから」
生きては戻れない〈棄界〉に送られた魔術猟兵のイオリは、ケモノの耳と尻尾を生やし、身の丈ほどの大剣を背負った少女タビタと出遭う――。
生きるためのサバイバルファンタジー開幕!
あとがきを読んで驚いたのだが、『棺姫のチャイカ』から2年以上経っていた……。
なので、ファンタジア文庫では久々の新刊にして新シリーズ。
近年はラノベを買っても積みがちなのだが、他の事が手につかない状態だったのもあり、今回はすぐに読んだ。
だってヒロインがメチャクチャ好みっぽいんですもの!


はい、きました!
ケモっ娘ですよ、奥さん!
しかも無表情系とか完全に俺得……!!

読み終えての感想としては、『すてプリ』や『チャイカ』に通じる“榊節”のファンタジーで、すごく良かった。
ラノベでエンタメなんだけど、考えさせられる要素もあり、それでいて説教臭くない。
言ってもまだ1冊目なので、上記の作品同様に、まだまだ盛り上がっていくと思われる。

ただ、ヒロイン・タビタに関しては、現時点で超可愛い。
恥ずかしさを感じるポイントが、ちょっと普通と違うとこなんかも、正直たまらん!
無表情系ヒロインが好きな方には激しくオススメ。


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ゆーげん初、画集

『ゆーげん画集 アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』
イラスト:ゆーげん
小説原作:榊 一郎


『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』の秀麗イラスト、全てを収録!





大団円を迎えた本作を彩った、イラストレーター・ゆーげん氏の初画集。
タイトルの通り、収録されているのはすべて『OBC』のイラスト。



まずは表紙を飾ったもの。
出番は本当に日本に里帰りした時だけだったが、主人公の妹の詩月、可愛いんだよなぁ……。
サブキャラだけど、ドワーフ族の少女・ロロンも好き(画像左の左下)。



口絵とピンナップ。
クラーラ(画像左)もサブキャラでは群を抜いて好きだった。
この巻はまさにご褒美!
そしてエルビアの巨乳!(画像右)
不思議なもので、布面積が広い服を着てる方がエロいという……ミステリー。



アニメのパッケージなど、文庫に直接の関りはないイラストも多数収録。
左はTBSアニメフェスタのカタログ、右はラノベ文庫の年賀状。



デザイン画。
クラーラ(左)とロロン(右)、奇しくも推しキャラが両方ロリ系……無表情でロリだと破壊力が増すんだよ!?
ただ、2人ともゲストというかサブキャラなので、がっつり出番があるのは初登場の巻くらいなのが残念……。



挿絵。
サイズこそ文庫版より小さいが、こうしてまとめて見るとそのシーンが浮かんでくる。
当然だが、18巻もあればエピソードもかなりある訳で……良い作品だったなぁ……。

巻末には原作者と担当編集を交えた3人による鼎談(ていだん)が収録されており、かなり興味深い内容。
仮にイラストに興味がなくとも、榊さんのファンなら読んでおいて損はないと思う。
なお、一部の販売サイト(amazonなど)では“榊一郎書き下ろしスピンアウト小説収録”とあるが、これは諸事情で収録されていないので注意してほしい。
あたしは榊さんのツイッターで知ったが、この情報がすべての販売サイトには伝わっていないらしい。

原作共々、是非。

最後の聖戦!?

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者18』
著:榊 一郎
イラスト:ゆーげん

謎の『穴』で日本とつながったファンタジー世界。
その日本だけの秘密だった異世界が米国にも知られてしまった。
押し寄せる本格的な武装の米軍に、日本とエルダントは困惑するばかり。
さらに、いまや異世界と日本との絆も絶たれようとしている。
〈アミュテック〉のメンバー達も日本への帰還を要請されていて、慎一の心情は穏やかではない。
そんななか、米軍海兵隊が超法規的強攻策に打って出た。
狙われたのは、なんとペトラルカ!
第1巻発売から約5年半、18巻というラノベ的にはかなりの長期シリーズとなった本シリーズも、いよいよ完結。
読み終えての感想としては――とても良かった……。

結末に関しては予想通りだが、このジャンルならゴール地点はほぼ決まっているのは当然。
問題はそこまで到達した際、良い読後感を得られるかどうかで、本作は最高に気持ち良かった。

主人公の一人称小説(他のキャラに移る事もあるが)なので読みやすく、彼が普通のオタクという点でも感情移入しやすい。
そして、基本的に人が死なない世界観で、主人公に異能や特別な戦闘技能がないにも関わらず、きちんとバトル要素のあるシーンも盛り上げる。
ファンタジーでありつつも、リアリティを大事にした描写。
エンタメとしてのラブコメとシリアスのバランス。
まさに榊作品!

昨今のラノベ読みがどう感じるかは判らないが、まだラノベという呼称がなかった世代としては、このくらいのバランスが心地良い。
まあ、ガチで最近デビューした作家さんのラノベは読んでないので、比較は出来ないのだが……。

ともあれ、長期シリーズを締めるに相応しい最終巻だった。
『アウトブレイク・カンパニー』、オススメ。


ミュセルは可愛いなぁ……。

ファイナル・カウントダウン!! ってなにが!?

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者17』
著者:榊 一郎
イラスト:ゆーげん

富士樹海に出現した謎の穴で通じた異世界、慎一が日本政府からオタク伝道師として派遣された神聖エルダント帝国があるファンタジー世界は、実は遥か遠い未来世界である事が分かる。
しかも、肝心の穴は不安定化し始めていて、もしかすると現代日本との行き来が出来なくなる可能性も出てきた。
そうなれば、派遣された人々は時間的な島流しになってしまう。
慎一たちは、異世界からの去るように指示される。
だが、慎一の心は今や異世界側にあり、簡単に帰る決断は出来ない。
そんな悩める慎一に、さらに現代日本と異世界を巻き込む巨大なリスクが襲いかかる。
それは『ファイナルカウントダウン』って、なにそれ?
……すげえ。
榊一郎という作家のすごさを改めて感じた。
ラストに向けた盛り上げ、アクションなどを含めた怒涛の展開、そして本作らしい突破口の開き方――まったくブレない。

光流がエルビアに気が合ったというのは意外だったが、全然アリ。
むしろ、ビジュアル的には大変キマシ!

物語はいよいよ次巻で最終巻……。
はたして、『宇宙開拓史』的なEDを迎えるのか、それとも……?
どちらにせよ楽しみ。

お前を斃して私は本物になる

『永き聖戦の後に2 スケイプ・ゴート』
著者:榊 一郎
イラスト:猫缶まっしぐら(ニトロプラス)

魔王を討伐した英雄の生き残りであるジンゴと、議会からも魔族からも追われるメイベル。
メイベルを匿うジンゴの前に現れたのは、歌姫にして訓練された強力な勇者、〈ミスリル・チップス〉の少女3人だった――


新シリーズ第2巻、読了。
“魔王と勇者の対立”はファンタジーにおけるベッタベタな王道で、『まおゆう』や『はたらく魔王さま!』という変化球もすでに投げ尽された感がある。
そんな一種のブームが終わった今、榊一郎が書く“魔王と勇者の対立”が本作である。
悪い魔王がいるから勇者がそれを倒す――別にそれだけでいいのだが、そこに細かい理由付けをしていくのが榊節(さかきぶし)。
それこそ『スクラップド・プリンセス』や『ストレイト・ジャケット』の頃から、理詰めで物語を構築する職人気質で、本作でも「そういう理由付けをするのか……」と感心する事しきり。

設定や物語だけでなく、キャラももちろん魅力的。
まずは挿絵にもなっている人型魔物・ヴィオラ。



そこまでプッシュされた訳でもないのに、不思議と愛着が湧くのは、イラストの力もあるのだろう。
しかしこのヴィオラ……エロいわ。


そして、ヒロインのメイベルも可愛い。
榊作品としては割りと珍しいスタンダードなタイプのヒロインなのだが、設定や境遇が特殊だからこそなのかもしれない。
バックボーンが特殊なのに普通――それが良い的な。
この挿絵のシーンも可愛い。



作品としては一応、これにて完結っぽい。
続きがあるかどうかは売れ行き次第らしいので、売れてほしい。
いや、物語としては綺麗に一区切りなのだが、続きが読めるなら読みたい終わり方なので――特にヴィオラ!

物語のパターンは使い尽くされている。
しかし、切り口を変える事で新しい物語になる……か。

今だからこその、正当にして王道の復活に、感謝と祝福を。

『スクラップド・プリンセス』第1巻
原作:榊 一郎
漫画:宗我部 としのり

往年のファンタジー作品が新たなタッグを組んで蘇る!!

『ストレイト・ジャケット』『棺姫のチャイカ』『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』の榊一郎最大長編!!
ツンデレ“廃棄”王女のヒロインズ・ジャーニー第1弾!

コミカライズ化を知ってまず思ったのは――「なんで今?」だった。
それはそう、だって10年以上前に完結した作品だから。
しかし“the ORIGIN Project”という、過去の名作を復活させる試みで、すでに『魔法戦士リウイ』『魔術師オーフェン』が展開中と知り納得した。
どちらも90年代のラノベを代表するタイトルなので。

イラストを見た際は、原作ともアニメ版とも雰囲気が違い、正直、微妙に感じた。
作品の世界観に比べ、ちょっと緩いというか、可愛い印象を受けた。
――が、実際に読んでみると驚くほど違和感がない。




アニメでは尺の都合で省略された部分が多かったが、本作はかなり原作に忠実にコミカライズされている。
主人公達の父親が殺され、パシフィカが〈廃棄王女〉である事を遺言状で知るシーンも描かれており、第1巻では領主に事の真相を確認するシーンで終了する。



今では珍しいどころか、作品に1人くらいは当たり前に登場するメイドさんだが、当時はまだメジャーな存在ではなかった。
なので、“榊一郎といえばメイド”みたいな認識があった――時代は動いているのね。



主人公達の父親を殺した暗殺者2人。
当然、アニメには登場していないので記憶には残っていなかったが、思い出した。
きっかけさえあれば思い出せるという事は、深い部分では覚えていて、それだけ印象的だったのだろう。

あたしはアニメきっかけで『すてプリ』を知り(なので“棄てプリ”ではなく、アニメ方面での略称である“すてプリ”と表記してしまう)、それから原作を読んだので、本作に関してはアニメ版の印象が非常に強い。
アニメ版はかなり大胆にアレンジされているので、これを機に原作版の記憶を補完したい。
というか、いっそ原作を読み返したくなった……無限に時間があればなぁ。

ともかく、すごく良いコミカライズだと感じた。
往年の榊作品ファンだけでなく、『すてプリ』を知らない新規ファンにも読んでいただきたい。
世代もあるかと思うが、今でも色褪せない名作なので。

願わくば、ラストまで描かれんことを――


公式サイトの配信ページはこちら

慎一、異能バトル・ヒーローに!?

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者16』
著:榊 一郎
イラスト:ゆーげん

謎の『穴』で日本とつながるファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』と敵対するババイラム王国で天変地異が続発!
加納慎一は、バハイラムの最高機密〈竜の巣〉に潜入し、そこで奇怪な少女・テレジア・ビグロウと出会う。
テレジアは実は、ここが遥か遠い未来の軍事基地であり、しかも、基地の主動力源が暴走かけていると言う。
爆発すれば、バハイラムとエルダントは消滅する。
それを救える唯一の人物が慎一と告げるのだった!?
前巻のエピソードの続きなので、実質的な下巻――読了。
いやはや、面白い。
前巻でこの異世界が地球の未来、もしくは地球に近い平行世界の未来という事実が発覚し、今回は世界滅亡を阻止するという壮大な内容なのだが、そこは『アウトブレイク』、緊張感はありつつも、シリアス一辺倒にならずに進行するのがすごい。

ミュセルと母・ファルメルのやり取りが微笑ましい反面、もう1人のヒロインであるペトラルカは皇帝という立場上、割りを食ってる感がある。
あたしはミュセル推しなので問題ないけど。

残念なのは表紙のロロン(左下の少女)。
本編には出てこない……。

今回もパロディやオタクネタ満載で楽しい。
だが、ついにシリーズも次巻(もしくは次次巻)にて完結らしい。
やはりラストは『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』みたく、地球と異世界の行き来が出来なくなるのだろうか?
この作品に限って、しんみりするラストはないと思いたいが、さて。

あなたに少女が守れますか? それが悪なる者の願いだとしても――

『永き聖戦の後に ストレイ・シープ』
著者:榊 一郎
イラスト:猫缶まっしぐら(ニトロプラス)

魔族との大戦争が終わって七年。
魔王を討伐した英雄の生き残りであるジンゴは、兵士に追われる少女・メイベルを成り行きで助けてしまう。
そんな中、ジンゴの前に現れた魔王の亡霊が“ある取引”を持ちかけてきて――

榊一郎、ついにスニーカー文庫に!
これで、残る老舗ラノベ・レーベルは電撃文庫のみ!

それはそれとして――今回はいわゆる“黒榊”。
世界観的には『すてプリ』や『チャイカ』のようなファンタジーだが、内容は『ストジャ』寄り。
まさに黒。
人がばんばん死ぬような判りやすいダークファンタジーではなく、設定や世界観がダークな、あとがきに書かれている言葉を借りれば“榊お得意のアレ”である。

こういうの――大好き。

第1巻の感想としては、かなり良い。
“黒榊”好きのファンは必読。
早くも続きが楽しみ。


試し読みなどはこちら

ガンマニアの青年は異世界でどうやって神に成ったのか!?

『蒼鋼の冒涜者〈ブルースチール・ブラスフェマ〉』
著者:榊 一郎
イラスト:赤井 てら

異世界に転生したガンマニアの青年・天野行成は、恩人の妹である少女と共に旅をしていた。
その道中で土地神に襲われた彼は、転生した際に手に入れた能力と自身の銃知識を駆使し、常人には倒せるはずのない土地神を倒してしまう。
そして彼は、神を下したことでその土地の新たな神として祀り上げられることに!?
異世界"銃×剣"バトルアクション登場!!
HJ文庫からは久々の榊作品。
個人的には『タタリ・ブレイカー弑子』の続刊が出なかったのが残念でならないが――それはそれとして。

今回はなんと転生もの。
といっても、『アクエリオン』のように前世がどうこうではなく、前世の記憶を持ったまま転生して俺TUEEEをやる、いわゆるネット小説でよくあるパターン。
知らなかったのだが、“異世界チーレム”というらしい。

自分もネットで小説を公開しておいてなんだが、正直、他人のネット小説はほぼ読まない。
“異世界チーレム”にも偏見に近いものを持っているので、それを榊さんが書く事に嫌な予感を覚えたが――そこはプロ、面白かった。
やはり、ちゃんと実力のある人間が書けば、面白いものは面白い。
そういうのを思い知った。

個人的にはヒロインのダーシャがお気に入り。
特に眼鏡好きという訳ではないが、眼鏡が似合う無口系美少女でたまらん。
武器を持った美少女――鉄板。

地球で言う中世に近いファンタジー世界で、前世の知識を駆使して生き抜く物語。
なかなかオススメ。

試し読みなどはこちら

さあ、異世界の終末の始まりです!?

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者15』
著者:榊 一郎
イラスト:ゆーげん

謎の『穴』で日本とつながってしまったファンタジー世界の『聖エルダント帝国』と敵対しているババイラム王国で、天変地異が連続して起き始める。
バハイラムの軍人・アマテナとクラーラは、そんな異変の只中で、ミュセルの母親・ファルメルと会い、彼女が『先見』、一種の預言能力を発動するところに立ち会う。
預言はなんと「シンイチが来れば! この事態は収まります!」というものだった。
かくして、オタク文化交易会社〈アミュテック〉の総支配人・加納慎一と毎度おなじみのメンバーは、またしてもバハイラムへと赴くことに。
ただ、今回はマジでファンタジー世界全体の命運がヤバそう!!
いよいよ物語は佳境へ。
伏線の回収、明かされる世界の真実、そして訪れる大ピンチ!
個人的には“ドラグーン”という単語にドッキドキ――『すてプリ』大好きなので。

ここに至ってはもう、早く続きが読みたいとしか言えない。
けど、続きが出てしまうと終わりが近付いてしまうジレンマ……。
ともあれ、次巻も楽しみ。

オタクネタ、ラブコメ、ファンタジー、バトル。
燃えも萌えも完備し、ラノベでありつつも重厚な内容。
ベテラン作家だからこそ書ける新しい異世界ファンタジーで、激しくオススメ。

エルダントでミステリー事件、ぞくぞく発生!?

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者14』
著者:榊 一郎
イラスト:ゆーげん

謎の『穴』で日本とつながってしまったファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』。
そこに日本が創設した主にオタク文化メインの交易会社〈アミュテック〉の総支配人・加納慎一は、再びひきこもっていた。
訳はまあ、この前のアレですね。
で、天の岩戸を開けようと美埜里さんがあの手この手をくり出している間に、屋敷の外では大変な異変が!?
他、女装美少年の光流やリザードマンのブルーク夫妻をフューチャーした、バラエティに富んだ、シリーズ2回目の短編集登場です。
という訳で、2冊目の短編集。
リザードマン夫妻の子供のエピソードが、非常に微笑ましい。
爬虫類であっても、動物の子供は可愛い……と感じた事はないが、文字だけなら可愛い。
女の子で、最終的には慎一に懐くので、将来的に種族を超えたラブコメ展開とか見てみたい気がする。

3つ目のエピソードである、女装キャラ・光流の話も良い。
飄々とした、未だにどこか得体のしれないところがある彼の内面を掘り下げたエピソードで、他のキャラとはちょっと違う雰囲気がある。
エルビアとの関係性も意外で新鮮。

あとがきによると、このシリーズも順調にいけば残り3冊らしい。
この手の物語は、“移動手段がなくなってお別れ”パターンのイメージが強いが、日常ものの側面も強い作品なので、“僕等の日々はこれからも続いてく”パターンを希望したい。
この作品で悲しいエンディングは見たくないというか……。

じゃあ次はこっちも食べてほしいっす


『アウトブレイク・カンパニー』第11~13巻
著者:榊 一郎
イラスト:ゆーげん
積んでいたものを一気に3冊読了。

改めて思う――このシリーズ、面白い。

第11巻はエルビアの姉・アマテアと、その妹分であるクラーラが再登場。
この2人、結構好き。
メインにいないタイプな事もあり、新鮮な気分で読める。


第12巻は美形で地位も能力もあるイケメン騎士・ガリウスを主軸に据えたお話。
テーマは皇族の恋愛というか、結婚の自由。
ガリウスが“ソッチ系”の人である事もあり、“腐”人自衛官・美埜里さんが大活躍!(婉曲表現)
ガリウスも良いキャラなんだよなぁ……。


そして第13巻は、まず表紙で驚かされる。

――なに、このMS少女!?

今回は主人公・慎一を巡るヒロイン3人との修羅場展開――いやマジで。
そう、表紙のミュセルだけでなく、ペトラルカとエルビアまでパワードスーツに身を包み、ガチバトルに発展する。

ハーレムラブコメのヒロイン達は、どうして険悪にならないのか?
そんな暗黙の了解とも言えるラブコメのお約束に一石を投じる問題作である……。

いやまあ、ちゃんとラノベなんだけどね。

本作のヒロインはミュセルとペトラルカのダブルヒロインのイメージが強いが、エルビアもメインヒロインである事を今回は強くアピールしている。


いやあ……眼福。
この挿絵も妙に可愛い。

個人的には男の娘・光流さんも好き。


この娘もロマンス展開ないかしら……?

この巻ではロロンも再登場。


出番は少ないけど、挿絵があるのは嬉しい。


やはり『アウトブレイク・カンパニー』、面白い。
すでに第14巻も発売されているので、早く読みたい。
他の榊さんの新刊も、買ってすらないのもあるので、なんとかせねば。

『チャイカ』サーガを締めくくる真のエンディング!!

『棺姫のチャイカXⅡ』
著者:榊 一郎
イラスト:なまにくATK

ガズ皇帝との激戦の末、消息不明となったチャイカ、トール、フレドリカ。
彼らが生きていることを信じ、捜索の旅に出た紅チャイカとアカリ。
そして時は経ち――とある地で“チャイカ・ガズ”を名乗る少女が現れ――

本編としては前巻で完結した『チャイカ』だが、本巻は後日談である中編と、『ドラマガ』に連載された3話分のエピソードが収録されている。

まずは後日談である『棺姫の残影』。
著者本人は“蛇足”と書いているし、そう感じる読者もいるかもしれないが、個人的にはすごく良かった。
あの戦いからトール達がどうなったのかが描かれ、恋愛方面での決着もつく。
その結末は賛否あるかと思うが、日本人の倫理観にとらわれなければ、全然アリだと思う。

ちなみに、新キャラの新たなチャイカが可愛い。



特別章『英雄の背中』は全3章の中編。
時間軸的には旅の前半ぐらいで、本編では描かれなかった〈八英雄〉の1人、グレン・ドンカーブートの持つ『遺体』を巡るエピソード。
こちらは“家族”というテーマを感じさせる内容で、どちらかというと親目線の印象がある。
『スクラップド・プリンセス』から時間が経ち、やはり榊さんが人の親になったからこそ、そう感じるのかもしれない。

さて、これにて約5年に渡る『チャイカ』の物語もいよいよ完結。
“ファンタジー”“剣と魔法と竜”“家族”など、あえて『すてプリ』と同じモチーフを使いつつ、新たな物語を描ききったように思う。
榊さんの次のファンタジア文庫作品がどんなものになるのか、気が早いが楽しみ。

余談だが、通常版の表紙のチャイカは金髪だが、BD付き限定版では銀髪になっている。
こちらのアニメも観たが、コメディに特化しており面白い。
AパートとBパートがいわゆる“天丼”になっており、2話分観たような感覚になる。

みんなの望んだチャイカがここにいる――。

『なまにくATK画集 棺姫のチャイカ』

なまにくATKがこれまで描き下ろしてきた『チャイカ』のイラストを可能な限り収めた画集が発売!
榊一郎の書き下ろし短編小説や、ほかではお目にかかれない初期設定やラフ画も最大限収録。
必ず手に入れてほしい。



ついに完結した『棺姫のチャイカ』、その画集が登場。

ラノベの表紙や挿絵、あとがきまで掲載されている。
こうして一気に見ると、時間の経過による変遷がよく判る。
ちなみに、原作のあとがきページの第4巻と第5巻分が掲載されていないのは、コミカライズ版を担当している茶菓山 しん太氏が出張版としてあとがきを寄稿しているため。

雑誌などに掲載されたイラストだけでなく、ラジオ関連や、ツイッターで見た応援イラストなども掲載されている徹底ぶり。
それに加え、決定稿前のラフなども収録されており、ただの画集の枠に収まらない、まさに“チャイカ本”。

個人的には紅チャイカ・フレドリカ・ニーヴァのラフがすごく好み。


特にフレドリカはこのバージョンで見たかった気もする。

榊さんの書き下ろしショートストーリーも収録されており、時系列的には旅の最中だが、完結した今読むと、未来を予感させる。
なんというか、「榊さんは本当に人の親になったんだなぁ……」と、妙にしんみりしてしまう。

ともあれ、『チャイカ』ファンには強くオススメしたい。
むしろマストアイテムと言えよう。

さあ、エルダントへ大脱出!!

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者10』
著者:榊 一郎
イラスト:ゆーげん

日本とつながってしまったファンタジー世界『神聖エルダント帝国』。
そこのオタク文化交易会社〈アミュテック〉の総支配人・加納慎一。
彼が父親の異変で緊急帰国。エルダントは護衛としてミュセルとエルビアを派遣。
さらにお忍びで皇帝・ペトラルカまでついてきてしまう。
この一行を米、露、中が急襲。美埜里はロシアの手に落ちた。
さらに謎の部隊に囲まれる慎一の家。
慎一達は、美埜里を奪還して、エルダントへ戻れるのか!?
『日本編』の後編、読了。
面白い。

リアリティを追求しつつ、エンターテイメントを逸脱しない。
このバランスが難しいところで、好きな分野だとどうしても書き込みたい、けど興味ない人には知識をひけらかしているだけに見える。
どう折り合いを付けるかが大事だが、これも読む人によるしな……。

ともあれ、『日本編』も無事完結。
やはり慎一の実妹・詩月のツンデレぶりが可愛い。
けど、そうそう再登場しないんだろうな……。

めでたく2桁に突入した『アウトブレイク』、まだまだ続いてほしい。

「「「デレ期キターッ!?」」」

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 9 ドラマCD付き限定版』
著者:榊 一郎
イラスト:ゆーげん

謎の『穴』で日本とつながってしまったファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』。
そこに政府によって文化交流のために創設されたオタク文化メインの交易会社“アミュテック”の総支配人・加納慎一。

彼の父は量産型人気ラノベ作家なのだが、その作品が無期延期になったという情報が入った。
元引きこもりで家族とは疎遠だった慎一だが、さすがにそのままにしてはいられず、ついに一時帰宅を決意する。
日本政府の策謀を心配するエルダント側は、護衛としてミュセルとエルビアの派遣を自衛隊に同意させ、ここに晴れて初のエルダント使節の日本見学が始まった。
ようやく読了。
アニメで先にやられてしまった“日本帰省”だが、原作でもついにその時が。
アニメ版と違い、ペトラルカ・美埜里さん、エルビアも同行する。

個人的には慎一の実妹・詩月の登場や、終盤に迫る慎一へのハニートラップが印象深い。
特にハニトラのシーンで、ヘッドドレスを外したメイドに向かい「もうメイドじゃない!」と言い放ったシーンが好き。
個人的にはメイド服を脱いだ時点でメイドさんじゃないのだが、ヘッドドレスが最後の砦というのも理解出来る。
さすがはメイド好きラノベ作家の榊さん。

実妹・詩月のツンデレが可愛い事も書きたいのだが、今回は上下巻構成なので具体的な感想は次回。
今回はせっかく榊さん脚本のドラマCD付き限定版なので、ドラマCDの感想をちょっと書きたい。

まさに映像化不可能。
慎一というか、演じている花江さんおつかれさま。
そして、三木さん演じるガリウスが素敵すぎる。

色々と“中の人”ネタもあり、原作ファン・アニメ版ファン共に、かなり楽しめる内容だったと思う。
アニメ版も好きな方は絶対に限定版がオススメ。

オタク文化で異世界もハッピー!?

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』第4巻
漫画:梶谷きり
原作:榊  一郎

引きこもりだった加納慎一は、いきなり異世界に連れてこられた!
異世界=“神聖エルダント帝国”へ“オタク文化”を輸出することにした日本政府は、オタク知識だけは豊富な慎一にその役目を負わせたのだ。
学校を造り、テロリスト襲撃事件も切り抜けた慎一。
メイドのミュセル、皇帝陛下ペトラルカ(見た目は幼女)、寝返りスパイのエルビアたちと楽しく過ごすも、ミュセルとの別れが突然やってきた! 
感涙の最終巻!!
コミカライズ版が惜しくも完結。
絵柄こそ原作とかなり違うが、個人的にはアリだと感じていて好きだった。
この巻では水着回と映画撮影、ラストはミュセルの母親が訪ねてくるエピソードで閉めとなっており、最終巻に相応しい内容となっている。

個人的には女性自衛官の美埜里さんのメイド服シーンが好き。

 
服に圧迫されたふくよかな胸が“チャックボーン”するコマが良い。
良いよね、メイド服。

絵柄の好みが別れるところだとは思うが、原作未読の方はこのコミカライズ版もオススメ。
積んでる原作の続き、読まねば……。

完結。

『棺姫のチャイカ』第5巻
著者:茶菓山しん太
原作:榊 一郎

最愛の妹を喪い、悲しみに沈む英雄ドミニカの姿に違和感を覚えたトールは遺体を賭けて決闘を申し込む。
斬撃や魔法すら通用しない竜騎士に、果たしてトール達は勝てるのか?
コミック版チャイカ堂々の完結!




原作とアニメが完結して久しい今日この頃だが、コミック版も完結。
原作第2巻までのエピソードなので、原作既読だと若干の中途半端さを感じてしまうが、旅のメンバーが揃うまでという意味ではちょうどいいのかもしれない。
最終話ではオリジナルのシーンが追加されており、原作を踏まえた実に綺麗な結末を迎えている(とはいえ、あくまで“続きは原作で”的な終わり)。

すごく良いコミカライズだったので、ここで終わるのは惜しい。
作画も構成も良かったので。
今回はこのチャイカが特に可愛い。

 
とはいえ、このペースで原作最後までやった場合、何年かかるんだという話で。
そういう意味では、このタイミングで終わるのは良かったのかもしれない。

あとがきによれば、本来は2巻くらいで終わる予定だったらしい。
物語の進行が遅かったのは連載期間が延びたためで、本来は原作第1巻までのエピソードの予定だったのかもしれない。
そのおかげでフレドリカが見られた(最終話だが)のは僥倖。


原作未読で興味がある方は、アニメか漫画版がオススメ。

想い、つらぬく どんな真実が待っていても

流遠亜沙
「本日はアニメ版『棺姫のチャイカ』の話をしたいと思うんだけど、いいよね? 答えは聞かないけど!」

タオエン
「無駄口は結構です。それより、放送は昨年の早い時期に終了したにもかかわらず、なぜ今なのかを説明してください」

流遠亜沙
「せっかく原作と同じタイミングで終わるから、それと比較して感想書きたいなと思って。で――先日、読み終わりました」

タオエン
「昨日のブログで書いていましたね。アニメは第1期『棺姫のチャイカ』と第2期『棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE』として放送されました」

流遠亜沙
「うい。2003年に放送された『スクラップド・プリンセス』と同じ製作会社・監督という布陣で、大いに期待しました」

タオエン
「いかがでした?」

流遠亜沙
「考え得る限り、理想の映像化だったと思う。実際、かなり良かった」

タオエン
「それにしては、ツイッターでも感想を書きませんでしたね」

流遠亜沙
「軽々しく「面白かった」とは言いたくなかったのよ。綺麗にまとまりすぎてて、正直、戸惑ってたっていうのもある。そしたらツイートするタイミングを逃した」

タオエン
「確かに、終盤は原作とかなり違う展開でしたね。最終話は少々、あっさりしている感もありました」

流遠亜沙
「原作通りにする必要なんてないし、アニメでガズ皇帝の過去話をしても映像的に面白いとは思えないから、違ってよかったと思う。あたしもガズ皇帝が復活してからの流れは、もっと話数があればな――とは思ったけどね」

タオエン
「2期は10話しかありませんでしたからね」

流遠亜沙
「最近の角川アニメでは時々あるわよね」

タオエン
「後で発売される、アニメ同梱の原作単行本と関係があるのでしょうね」

流遠亜沙
「多分ねえ。とはいえ、アニメのオリジナル展開は物語として王道だったと思うし、個人的には全然アリ。ここで明言するけど――面白かった」

タオエン
「そうですね。私も良いアニメ化だったと思います。ラノベのアニメ化が当たり前になっている昨今ですが、このクオリティのものが増えると嬉しいです」

流遠亜沙
「3月に発売される原作最終巻限定版に付属するアニメも楽しみ」

タオエン
「いわゆる番外エピソードのようなので、気楽に待ちたいですね」


アニメ『棺姫のチャイカ』公式サイトはこちら

「お前が、俺に、全てをくれたんだよな」

『棺姫のチャイカXI』
著者:榊 一郎
イラスト:なまにくATK

『神』を討ったガズ皇帝は、世界を再び戦乱の渦中に戻すため、トールとアルベリックに「世界の三分の一を支配させてやる」という提案を投げかける。
戦乱の中でしか生きられない乱破師と騎士の二人の応えは……。




代表作である『スクラップド・プリンセス』と似たモチーフを使いつつ、“今やるとこうなる”という手腕を見せつけた『チャイカ』がついに完結。

感想としては――すごく良かった。
全11巻に渡って描かれた物語の締めくくりに相応しい結末だと思う。

果たしてトールと白チャイカはどうなったのか?
気になるが、判らなくてもいい。
けど、もう1冊刊行が決まっているので、後日談があるのなら読みたい。

フレドリカとアカリにも美味しいシーンがちゃんとあったし、大満足。
ファンタジーも、ええな。

鋼鉄の巨人が導く、ダークヒーローアクション、開幕!

『神鎧猟機ブリガンド』
著者:榊 一郎
イラスト:柴乃櫂人

若槻紫織は、正体不明の奇病〈悪魔憑き〉の患者であり、明日にもその命を終える運命にあった。
ある日、収容所に〈魔神態〉と化した〈悪魔憑き〉が進入し、紫織にも運命の時が迫る。
しかし、その時突如現れた鋼鉄の巨人が『悪魔』を殺し、紫織を救った。
その事件後、紫織に〈悪魔憑き〉の兆候が見られなくなり、退院して新たな高校に通うことになる。
そして登校初日、紫織は鋼鉄の巨人の中にいた少年・斯波連志郎と再会する。
集英社の新レーベル・ダッシュエックス文庫に榊一郎が参戦。
今回は“巨大ロボット”と“ヒーロー”がモチーフになっている。
どちらもMF文庫Jの『イコノクラスト!』と『ミカヅチ』で使ったモチーフだが、それらを組み合わせ、今回はどのような展開になるのか楽しみ。

というのも今回は珍しく、第1巻だけで物語として完結している感じがしない。
続くらしいのだが、文末に“つづく”とも“了”とも書かれておらず、タイトルに巻数も書かれていないのが気になる。
売れなかったら……そういう事なのだろうか?

個人的には面白いと思う。
榊さんのお家芸とも言える“人外メイド”も登場するので、彼女がちゃんと描かれるまでは読みたいし。

 
いや、ペルヴィカ可愛いよ。
なので――続き、出ろ。


『神鎧猟機ブリガンド』特設ページはこちら

武装美少女・フェアリィと禁断の展開ですっ!

『フェアリィフィールド3 妖精夢想』
著者:榊 一郎
イラスト:BLADE

今度は水着回だ!
妖精少女・フェアリィと高校生タツキの一行は、海沿いのとある古い建物へと迷い込む。
そこでは、小さな身体でヒトの本能を受け止める運命を背負う少女たちが生まれた、本当の歴史が明らかに──?




榊一郎が描く“『武装神姫』的なもの”第3巻――ようやく読了。

なんと、今巻でとりあえずの終了。
“人の形をした人でないもの”というテーマと、知識と趣味に裏打ちされたバトル描写、そして絵師・BLADEによる魅力的なフェアリィ達が可愛かっただけに残念。
とはいえ、打ち切り感はまったくなく、気持ち良く終われている。

最終巻に相応しい展開と結末。
特に戦場でフェアリィ達が歌うシーンは「アニメで観たい」と思わせる。
いくらでも再開出来る終わり方なので、続きが読みたい。

人工知能とかアンドロイド――要は“ロボ娘”好きな方に強くオススメしたい。
『武装神姫』のミリタリー的なテイストが好きな方にも同じくオススメ。

「我が主。初めて出会った時の事を覚えているか?」

『棺姫のチャイカX』
著者:榊 一郎
イラスト:なまにくATK

すべての『遺体』が集まり、現世へと復活を果たした<禁断皇帝>アルトゥール・ガズ。
明かされた『チャイカ』という存在の意味と、役割。
真実を突きつけられ、生きる目的を喪失したチャイカにトールは――



最新刊、読了。

ついに、あらゆる謎が明かされる。
『すてプリ』同様、壮大な仕掛けがあった事にも驚きだが、その壮大な仕掛けを明かすまでって、楽しくもしんどいと思う。
ラノベなんて、売れないと最後まで書けずに、大幅に構想を改編して3冊くらいで終了してしまう事もあるらしいので。

それはそれとして感想など。
期待を裏切らない展開と、明かされる真実の内容が好みで満足。
あとはオチ次第で、新たな代表作と呼ぶに相応しいシリーズになると思う。
次巻が“本編”としては最終巻らしいので、早く読みたい。

ちなみに、アカリのみ通常運転というか、普段通りのクオリティで安心出来る。
フレドリカの見せ場も良かったし、彼女はもっと萌え展開があっても良いと思うの。
        
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