白い日 雑記・雑談 2015年03月20日 ベアトリーチェ「ねえ、マイスター。ホワイトデーって知ってる?」流遠亜沙「話には聞いた事あります。終焉の日、世界が真っ白に染め上げられ、すべての生物は死に絶え――」ベアトリーチェ「そういうの、いいから」流遠亜沙「……3月14日でしょ? 終わってから気付きました。バレンタインデーと対になる日にも関わらず、まったくもって重要視されてないわよね。母の日に対する父の日みたい」ベアトリーチェ「父親って不憫だね」流遠亜沙「けど、急にどしてん?」ベアトリーチェ「もしかしたらバレンタインデーの続きの話とかあるかなって、ちょっとだけ期待してた」流遠亜沙「あー……驚くくらい、その発想はなかったわ。本当にホワイトデーを意識してないんだろうな」ベアトリーチェ「マイスターって、バレンタインのお返しとかしないタイプでしょ? というか、チョコもらった事あるの?」流遠亜沙「20歳の時に初めて義理チョコをもらって、後にも先にもそれだけ。その際には「お返しとか出来ませんけど、いいですか?」って確認してからもらいました。要らないとは言いにくいしね」ベアトリーチェ「……ちょっと判断に困る対応だね」流遠亜沙「誠実じゃない。もらうだけもらって、お返ししないよりは。だいたい、義理チョコ以下の“義務チョコ”なんて、本当に要らないわ。あたしは好きだからいいけど、成人男性の多くは、甘いもの苦手じゃない。それにお返しするなんて馬鹿馬鹿しいし、正直、義務チョコのお返しなんてされたら気持ち悪いよね」ベアトリーチェ「判んないけど、義務チョコにお返しは期待してないだろうね。そっか、それなのにお返しなんてする人は、律儀を通り越して気持ち悪いって印象になるかもね」流遠亜沙「逆に、安いチョコ渡して3倍返しとか本気で言う奴がいたら、それって略奪行為よね」ベアトリーチェ「もはや、いじめだね。でも、今の学校とか実際にありそう……」流遠亜沙「怖い! そんな無法地帯だとしたら、2度と学生なんてやりたくない!!」ベアトリーチェ「マイスターの学生時代は、バレンタインのエピソードとかないの?」流遠亜沙「ある訳ないじゃない。そもそも、特にバレンタインの雰囲気とかなかったし。高校は工業系だったから、女子いなかったし。だからさあ、20歳の時に義理チョコもらわなければ、「30歳まで1度ももらった事がない」って言えたのに……あの時もらわなきゃよかったって割りと本気で思ってる」ベアトリーチェ「その人も、まさかそんな風に言われてるとは思ってないだろうね。一応聞くけど……女性だよね?」流遠亜沙「男だったら面白い話になるのにな……」ベアトリーチェ「いないと思うけど、女の子は義理チョコを渡す時は気を付けてね。義務チョコなら渡さない方が、お互いのためだよ」 PR