作品執筆の、少しでもお力添えになればと思い、拙いながらも感想を遅らせて頂きました。では。 by 城元太
流遠亜沙
「enigma9641さん、城元太さん、コメントありがとうございます。お2人とも『ゾイやみ』第4話をお読みくださり、あとがきのベアトリーチェにも触れてくれてます」

ベアトリーチェ
「ありがとうございます! わたしが登場する『宵闇の凶襲姫』は未完になっちゃったのに、ちゃんと触れてくれて嬉しいです」

流遠亜沙
「enigma9641さんとは何度かメールの方でやり取りをしていて、以前から〈ベアトリーチェ〉を気に入ってくださってるのよ」

ベアトリーチェ
「えへへ。なんか照れるね」

流遠亜沙
「本文の方も気に入っていただけているようで、ありがたいです。前作のサイドストーリー #02がああいう内容だっただけに、明るくしようと心掛けた甲斐があったわ」

ベアトリーチェ
「城元太さんが“良く出来ているのは邪念か願望か”って書いてるけど?」

流遠亜沙
「強いて言うなら――欲望? あんな可愛いロリ美少女達がいたら良いなっていう妄想の産物です」

ベアトリーチェ
「つまり、邪念であり願望でもあるんだね」

流遠亜沙
「まあ、そうね」

ベアトリーチェ
「enigma9641さんが書いてる“執筆に関しての件”っていうのは、『BLASTER form』の
この記事(非18禁ネタ)の事だね」

流遠亜沙
「うい。向こうで書いた理由として、“18歳以上なら、ある程度の分別がある人が読んでるはず”と判断したから。こっちだと年齢制限がないから、「プロ作家でもない癖に」っていう幼稚な反発があったら面倒くさいなと思ったのね。確かに、ちょっと偉そうな事を書いてるなとは思うんだけど」

ベアトリーチェ
「その点、enigma9641さんの意見は理性的だね」

流遠亜沙
「そうね。あたしの発言を否定せず、自分はこう思ってるって言ってくださってる訳だから」

ベアトリーチェ
「それで、この意見に対してどう答えるの?」

流遠亜沙
「作者が楽しんで書けていれば自己満足でもいい――その通りです。読者の反応を気にしない人もいると思います。ただ、まったく感想がない、閲覧数も伸びない状態で、自己満足だけで書き続けられる人は皆無に近いと思います」

ベアトリーチェ
「根拠は?」

流遠亜沙
「何でもそうだけど、創作活動は時間も労力も掛かるのね。特に物語は、人に読んでもらって初めて完成するものだから、見てもらいたい欲求が強いはず。何より、公開するっていうのは、読んでほしいからなのよ。本当に書くのが楽しいだけなら、公開する必要ないもの。そして、時間と労力を掛けて書いたものがまったく評価されなければ、続きを書く気力なんて湧きません。楽しいだけで書き続けられるほど、執筆は楽な行為じゃないもの」

ベアトリーチェ
「でも、そう簡単には感想とかもらえないんじゃない?」

流遠亜沙
「そりゃそうです。だから、処女作は評価がなくても書き続けないといけない。ページ数にもよるけど、読者だって1~2話読んだくらいじゃ感想は書けないと思うし。とはいえ、処女作だったら書きたい事はいくらでもあるはずだから、ある程度は書けるはずなのよ。1~2話公開した程度で、「感想ないし、面白くないんだ」って書くのやめちゃうのなら、それは向いてない」

ベアトリーチェ
「処女作なら自己満足でも書き続けられるってこと?」

流遠亜沙
「そう。少なくとも自分が楽しんで書いてれば続くし、書き続けていれば感想もらえるようになるかもしれない。実際、あたしの旧サイト時代の『狂襲姫』はそうだった」

ベアトリーチェ
「つまり、書いてて自己満足を得られるなら書き続ければいい。そうすれば評価されるようになる。だから、それまで書き続ければいい。そういう事?」

流遠亜沙
「そう。自己満足で書き続けられる人なら、ちゃんと評価をもらえるようになるはずだしね。そして、本当に評価されたいなら読者を意識するべき。これは媚びろとか妥協しろって言ってる訳じゃなくて、この書き方は読みやすいか、説明不足じゃないか、そういうのを考えて書いた方がいいって言いたいの。実際、読みにくかったり、小説の作法を知らないネット小説って多いもの。そういうのは当然のように評価されてないし、更新が止まってる」

ベアトリーチェ
「ふ~ん。執筆って大変そうだね」

流遠亜沙
「結局、何が言いたいかというと――
●自己満足だけじゃつらいよね。
●評価されたいなら、読んでもらう努力が要る。
この2つ」

ベアトリーチェ
「ちょっと意外なんだけど、マイスターって言わなくていい事は言わない主義だよね? ニュース番組で扱うような時事ネタや政治批判とか。なのに、どうしてこんな何の得もない、反発があるかもしれない事を?」

流遠亜沙
「ネット上に溢れてる、未完のままほったらかしだったり、明らかに自分では小説を読まずに書いたような作法を知らない小説の作者に対する苛立ちと、これから書こうと思ってる人達に「こうならないでほしい」って言いたい気持ちがあったのかもね」

ベアトリーチェ
「へえ。基本的に他人に無関心なマイスターにしては珍しいね」

流遠亜沙
「うるさいわよ。とにかく、これはあくまで個人的な意見であり、間違った事は言ってないつもりです。気に入らなければ無視してください」

ベアトリーチェ
「ちょっと長くなっちゃったけど、コメントをくれたenigma9641さんと城元太さん、改めてありがとうございます。
他の見てくれてる人も、感想やご意見は大歓迎です。けど、一般論じゃない自分の言葉で、マイスターにどういう意図があるのか考えて、理性的なコメントを送ってね。明らかに敵意や悪意しかなかったり、考えが足りないものは黙殺されちゃうかもだから」