“中二マインド”と“センスが中二”は紙一重 創作系 2014年12月11日 流遠亜沙「『スパロボ』の新作発表会、明日か……」ツバキ「マイスター、始まってますよ」流遠亜沙「はいはい。本日は作品のネーミングの話でもしようかと」ツバキ「そういえば、『ゾイやみ』における私のフルネームが決まりましたね。“タカチホ”というのは宮崎県の高千穂からですか?」流遠亜沙「いんや。宮崎市内の街中に“高千穂通り”っていうのがありまして、それから付けました。ちなみに、“橘通り”っていうのもあって、アサトの名字はそこから付けてます」ツバキ「そうなんですね。他にも由来のある名前はあるんですか?」流遠亜沙「『あなたといるから』のカナコの名字の“神宮寺”は、あたしの実家の“神宮東町”から取ってます。旧サイト時代の掲載作品だと他にも地元の地名から取ってたけど、最近はこんなもんかしら」ツバキ「では、私やヤミヒメさん達看板娘、小説のキャラのネーミングはどのように決めているんですか?」流遠亜沙「音の響き優先です。変な名前は付けないし、基本的に意味を与えません。漢字も当てない。理由は面倒くさいからっていうのもあるし、意味を与えたくない、字面にした時に読みにくいから――そんなところ。 メカなんかの人間以外の名前だと、劇中で名付けられたりするから、意味を与えざるを得ないけど」ツバキ「具体例を挙げてもらえますか?」流遠亜沙「例えば、『あなたといるから』のカナコやミズキ。あなたなんかの人間のキャラは、イメージに合ってて響きが良いと思って付けました。 ヤミヒメは元々ゾイドとしての名前だから、“闇色の姫”って意味とインパクト重視。具体的に意味を込めて名前を決めたのは、そのくらいかしら。 ただ、必然性もなく神話から名前を取るのだけはしない」ツバキ「なぜです?」流遠亜沙「あたしが神話に詳しくないっていうのもあるし、この10年くらいのアニメやラノベで使い倒されてて、手垢が付きまくってるから。 『Fate』『マクロス』『ガンダムSEED』『リリカルなのは』『コードギアス』その他諸々で、メジャーなアーサー王伝説以外にも、レヴァンティンやデュランダル、フェンリルやウロボロス、神話の武器や神魔や怪物の名前なんて誰でも知ってるじゃない」ツバキ「ですが、マイスターも日本神話の『古事記』から取った名前が割りとありますよね?」流遠亜沙「『あなたといるから』は『古事記』がモチーフだから。〈スサノオ〉の装備に〈ヤサカニノマガタマ〉〈アメノムラクモノツルギ〉〈ヤタノカガミ〉の三種の神器を使ったりしてね。これは必然性があるからいいっていう考え。 旧サイトの『狂襲姫』は07年に始めた作品で、当時のアニメやラノベでは日本神話は海外の神話に比べると使われてなかったし、和風テイストが欲しかったから使いました。〈カグツチ〉とか〈ヤタガラス〉とかね。これも必然性があると思ってます」ツバキ「なるほど。必然性があれば神話から取るのもアリなんですね」流遠亜沙「うい。もう珍しくもなんともない神話のメジャーな名前を必然性もなく付けるのは、ただの中二病だと思う。アニメ系の創作活動に“中二マインド”は必要だけど、センスが中二なのは痛いと思うのよね。まあ、あたしのやってる事も、人によっては痛いと思われてるんだろうけど」ツバキ「そうでしょうね。特に小説は顕著ですから」流遠亜沙「あたしの個人的な意見だけどね。とりあえず、ネーミングについてはこんな感じかしら」ツバキ「せっかくなのでお聞きしたいのですが、『ゾイやみ』の第4話の掲載時期が迫っていますが、進んでいますか?」流遠亜沙「進んでます。今回は息を抜ける内容です」ツバキ「それは重畳です。無事に掲載される事を期待します」 PR