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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

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ゼーマ・ガイ・ドルーガ

『GREAT MECHANICS DX 31』

[CONTENTS]
・【巻頭特集】 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 刻まれる『THE ORIGIN』としての歴史
・ガンダム Gのレコンギスタ 新しいGの世界 R.C.1014を俯瞰する 
・【絶賛公開中】 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方船 新作劇場版への道 新登場メカ解説 メカデザイナー:玉盛順一朗
・ガンダムビルドファイターズトライ 監督:綿田慎也インタビュー
・【2015年1月公開!】 アップルシード アルファ 監督:荒牧伸志インタビュー
・ザ・プレイバック 宇宙船サジタリウス
・白銀の意思 アルジェヴォルン スタッフ・ストローク:そのメカと作風はいかにして作られたのか?
・新劇場版 頭文字D
・ガールズ&パンツァー 今年も食い倒れの町(?)「大洗あんこう祭り」に行ってきた!
ほか
メカ好きのメカ好きによるメカ好きのための雑誌『グレメカ』、今年最後の号が発売中。
どうでもいいのだが、表紙には“メカニック”とあるのに、“メカニクス”という表記もあちこちで見られ、本文中でも統一されてなかったりする。
……どっち?

それはそれとして――今号も濃い。
なんだかんだでメカものが多いので、話題に事欠かない。
良い時代。

1番良かったというか、今回の記事で驚いた事は、『ガンダムビルドファイターズトライ』第5話に登場するチームについて気付いた事。
『ガイアドラゴン』というチームが出ているのだが、なんとこれ、サンライズのアニメである『魔動王グランゾート』が元ネタだった。



3機の〈ジンクス〉は番組後半に登場する〈スーパーグランゾート〉〈スーパーアクアビート〉〈スーパーウインザート〉のカラーリングと武装を再現している。
チーム名の“ガイアドラゴン”は〈スーパーグランゾート〉の魔動力(魔法)の名前。
これは綿田伸也監督の趣味らしい。

『グランゾート』好きなのに、これに気付かなかった事実にショックを隠せない。
だって『魔神英雄伝ワタル』好きは多いけど、『グランゾート』好きは珍しいから、まさかこんな扱われ方をされるとは思わないもの。
やはり好きな人は好きなのよね。
ちょっと嬉しくなった。

そういえば、OVAに登場する〈ハイパーグランゾート〉がメガハウスのヴァリアブルアクションHi-SPECとして商品化されるっぽい。
本当に良い時代になったもんだわ。
BD-BOXも出てるのよね……。
あ、『グランゾート』の話になってもうた。


『魔動王グランゾート』公式サイトはこちら
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負け犬にも、牙はある。

『ファング・オブ・アンダードッグ 猟犬の資格』
著者:アサウラ
イラスト:晩杯あきら

『陣』とは、この世の全てを操る命令である。
それは、かつて存在した日本という国が作り出し、世界を破壊し尽くした技術であり、「漢字」を体に入れ、組み合わせることで様々な力を発揮するものだ。
しかしながら、人々は一度世界を滅ぼした技術である陣を警戒しそれを利用する者たち――陣士を敵視し、暗殺の対象としていた。
それらを理解してもなお、陣士を目指す少年アルク。
その心には、剣豪一族・府津羅の末裔である自分自身と、最強の剣士である兄との決別があった。
そして相方・ユニと共に陣士選抜トーナメントに挑むことになったアルクの前に立ちはだかった者とは……!?
えーっと……恐らくお判りだろう。
はい、表紙にいる獣耳のキャラが気になって読みましたとも。


いやはや――ユニ、可愛いよ。
しかも、第1巻では性別が不詳というミステリアスなのも気になって仕方ない。
本人は男だと言っているのだが……はてさて。

内容的にはなかなか面白いと思う。
なにより、ユニが気になるので続きも読みたい。
黒髪美少女・円(エン)も気になるし。


『ファング・オブ・アンダードッグ 猟犬の資格』特設ページはこちら

“怨”結びの呪い――。その代償はHと……!!?

『神さまの怨結び』
著者:守月史貴

人の“怨”を結びて“縁”を切る……。
そんな呪いを人に与える神、その者の名は蛇(くちなわ)。
彼女が結ぶ呪いの代償は少女たちには、あまりにも重く……。 
少女たちの愛と哀が紡ぐ、憂愁のエロティシズム。





先日の『コミックゼロス #24』をきっかけにチェックしていたら、ちょうどいいタイミングで一般誌での単行本が発売されたので読んでみた。

消したい人間とセックスをすれば、相手を消せる呪い。
それを得た少女達の物語なのだが……すごく、良かった。

商業でエロを描いているだけあって、かなりエロい。
“本番行為”も描写されており、乳首も描かれている(雑誌掲載時は判らないが)ので、正直“使える”。






繰り返すが、一般誌で掲載された作品である。
『BLASTER form』と掲載先を間違った訳ではない。

だが、ただのエロが売りの作品ではなく、文学的な美しさがある。
憎い相手を消すために身体を使う――少女にとって、それは苦渋の決断。
そして、その結末もまた、切ない。

オススメ。
一応、これで“完”なのだが、続きを読みたいと思わせる作品。
おおっぴらにエロ漫画が買えないボーイ達にもオススメ。

百合は、ちいさく、どこにでも。

『小さい百合みぃつけた』
著者:綾奈ゆにこ
イラスト:HERO

月刊ニュータイプにて連載された綾奈ゆにこ×HEROによるめくるめく百合世界。
3年分のちいさい百合、集めました。





TVアニメ『きんいろモザイク』『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』などを手掛けた構成・脚本家の綾奈ゆにこ氏が、雑誌『月刊ニュータイプ』にて連載した百合コラム。

――百合とは何か?

その1つの答えがここにある。
日常にある様々な風景すべてが、妄想次第で百合になる。
そう――百合とは妄想であり、受け取る人間が百合だと感じれば百合なのである。

このコラムで書かれている百合はどれもさりげなく、それ故にすっと入ってくる。
恐らく、百合に興味がない人が、タイトルを知らずに読めば「こんな出来事があったんだ」としか感じない。
しかし、百合属性がある人間が読めば「これは百合だ」と気付く。
これ、百合を書く上で大事な要素だと思う。

全編に渡って非常に良い。
さりげなくも微笑ましくなる、珠玉の百合コラム。
百合好きにはかなりオススメの1冊。

劇場版ストライクウィッチーズの公式スピンオフ4コマ登場!!

『ストライクウィッチーズ劇場版 501部隊発進します!』
著者:藤林 真
原作:島田フミカネ&ProjektKagonish

今度は劇場版を舞台に奴らがカムバック!!
新たに服部静夏も登場し、芳佳は名門医学校入学の為欧州へ向かうのだが……。
当然、501部隊の面々もさらに大暴れ!!
むしろネウロイ、アイツらを止めてくれっ!!?



劇場版が公開されて割りと経っての単行本化。
表紙を見て興味を持ったので読んでみた。

――良い。
なんというか、独特の雰囲気がある。

劇場版の新キャラである静夏が可愛い。
同じく新キャラのハイデマリーの直球具合が可愛い。
バルクホルンの姉馬鹿(というか、もう馬鹿?)が可愛い。

個人的には、かなりオススメ。
既刊も2冊出ているので読んでみんとするなり。

コミック第1期完結!!

『フルメタル・パニック! アナザー』第6巻
著者:たいち庸
原作:賀東招二・大黒尚人

社長のマオが襲撃され、瀕死の状態に……。
新社長として現れたのは、何の因果かミハイロフ、その人だった。
昨日の敵が今日のボス……揺れ動く達哉、リーナ、そしてDOMSのメンバーは!?



いよいよ原作未読のエピソードに追いついてしまった。
読まなきゃな、原作の続き……。

で、感想なのだが――こんな事になっていようとは……。
えらいこっちゃ。
しかも続きが非常に気になる展開。

個人的には普通の学生だった主人公・達哉の決意もそうだが、ヒロイン・リーナの葛藤に注目したい。
物心ついた時から傭兵暮らし。
『フルメタ』の宗介ほどでないにしろ、平和な世界における常識が欠如した少女……ええな。

今回はこんな可愛い表情もあったし、こういうヒロイン、好きだわ。


第2期は『Σ』として『ニコニコエース』にて連載中。
単行本の発売も決まっているので楽しみ。

31大仮面ライダー集結

『仮面ライダー 平成 vol.0 31大仮面ライダー集結』

ついに創刊!平成『仮面ライダー』の魅力をすべて集めた大全集マガジン!
今号は、昭和+平成の31大ライダーが大集結した特別号!
●最新ライダー『仮面ライダードライブ』最新情報掲載
●昭和~平成の全仮面ライダーが一挙集結
●平成の登場怪人、798種をすべて掲載!




平成ライダーを1作ずつ特集したムック本が創刊開始。
こういう本が出ると、どうしても読んでしまう。

今号はvol.0という事で、昭和ライダーも網羅したお試し的な内容。
とはいえ、シリーズ通して全作品が、ざっとではあるが一気に紹介されるのは壮観。
なかなか良い雑誌だと感じたので、以降も読んでみようと思う。


紹介ページはこちら

十香編完結!!

『デート・ア・ライブ 十香デッドエンド』第3巻
著者:犬威赤彦
原作:橘 公司

十香を守るため代わりに撃たれてしまった士道。
士道を失い世界から否定されてしまった十香は士道を撃った折紙に襲いかかる。
静かに狂気を膨らます十香を止めるため士道は再び立ち上がれるのか!?




コミカライズ版完結。
読み終えての感想としては――意外と良かった。

というのも、絵柄が原作とイメージが違うとかではないのだが、無難というか、正直、特に魅力を感じなかった。
だが、漫画として読みやすく、この絵柄で続きも読みたいと思った。
これ、『四糸乃編』以降はやらないのかしら?

疾走する本能

『平成ライダー 平成 vol.4 仮面ライダー555』

人間とオルフェノク、その境界と共存……。
夢を守ることはできる!

平成『仮面ライダー』の魅力をすべて集めた大全集マガジン!
今号は、シリーズ第4作『仮面ライダー555』を大特集!

◎スタッフ&キャストインタビュー
芳賀優里亜:園田真理役 
宇都宮孝明:プロデューサー 
田村直己:監督
永徳(JAE):アクション俳優

◎人間の信頼を描いたその企画
◎先進のギアが生み出す戦士のすべて
◎主要人物大紹介
◎物語のキー、流星塾
◎スマートブレイン社とオルフェノク
◎『555(ファイズ)』名場面
『剣(ブレイド)』はトリ(最後)なので、まずは『555』から買ってみた。
なかなか良い。
ページ数こそ少ないが、サイズが大きい(ホビージャパンなどと同サイズ)ので、写真をじっくり楽しめる。

無論、画像だけでなくデータも充実している。
ライダーやオルフェノクのスペック、ストーリーのダイジェスト、関係者インタビューなど、かなり楽しめる内容となっている。

これを読むと、懐かしさと共に、また観返したくなる。
表紙のデザインも素晴らしい。
オススメ。


講談社シリーズMOOK『仮面ライダー 平成』の公式ページはこちら

精霊たちをデレさせる方法は――サンタになって、プレゼントを配ること!?

『デート・ア・ライブ アンコール3』
著者: 橘公司
イラスト:つなこ

「そ、そうだな……いい子にしてたら来るかもな」
クリスマスプレゼントを期待する十香たちのため、士道がサンタとして奔走する。
そしてとある理由により、サンタ狂三も聖夜に顕現!?




短編集第3弾、読了。
通常版の表紙は私服の狂三(くるみ)。
BD付き限定版のサンタ服も良かったが、やはり狂三は黒い服が似合う。

さて、感想。
美九(みく)と七罪(なつみ)という意外なカップリングが出来ている事にまず驚く。
一方的に可愛がる美九と、嫌がりながらも満更でもなさげな七罪――良い百合。

そして、クリスマス話の裏側である『狂三サンタクロース』ではタイトル通り狂三が主役。
狂三好きとしては“過去の患ってる狂三”がなんとも新鮮。
誰にでも黒歴史時代はあるものなのね。

ちなみに、士道の実妹・真那の話も良かった。
あとがきにあった兄弟で買い物エピソードは是非、読みたい。

個人的には面倒くさい系ヒロイン・七罪が好きなので、次の本編12巻では活躍してほしい。
そろそろ終局に向けて動き出す頃だと思うので(もっと続いてほしい気持ちもあるが)、早く続きを読みたい。

この際はっきり言っておくけど 恋>軍務!! だからね

『ヴァルキュリヤ内燃機関』第2巻
著者:貴島煉瓦

夏祭りで賑わう湘南海岸、祭りで羽を伸ばす零而たちの前に、ムカデ型“アヴス”が攻撃を仕掛けてきた!?
ついに姿を現した敵“アヴス”との本格戦闘で零而専用機ヴァンケルの対消滅鉄山靠が炸裂する!!





『月刊ドラゴンエイジ』にて連載中の『ヴァルキュリヤ内燃機関』、第2巻が発売中。
昨今流行りの“美少女がメカをまとって戦うラブコメ”漫画。
とはいえ、“アニメを売るならメカと美少女”というのは昔からの黄金律。
今までなかったのが不思議なくらい。

この作品も言ってしまえば『IS〈インフィニット・ストラトス〉』なのだが、キャラ付けや配置が考えられていて、個人的に好感が持てる。
別に『IS』を悪く言うつもりはないが、あれはメインヒロイン全員が同級生で、全員が主人公大好きというのが、ちょっとだけ引っかかるので。

第2巻では新ヒロインが2人参戦。
1人は天真爛漫系妹タイプ。
もう1人のおしとやか肉食系お姉さんタイプは、今回は顔見せ程度だが。

まあ、お気に入りは無表情系ロリのフィーなのだが。



美少女、ラブコメ、そしてメカアクションが好きな方にオススメ。


紹介ページはこちら

「かえでの半分は、お兄ちゃんへの想いで出来てるんです」

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
著者:鴨志田一
イラスト:溝口ケージ

図書館で捕獲した野生のバニーガールは、高校の先輩にして活動休止中の人気タレントでした――。
海と空に囲まれた町で、僕と彼女の“不思議”との戦いが始まる。
『さくら荘のペットな彼女』コンビが贈る、新たなる青春物語。




読んだった。

――良い。

“少し不思議な話”。
これぞ、まさにSF。
ストーリーは現代を反映しており、『さくら荘』とは違ったアプローチの青春ものとなっている。

強がりで可愛いバニーガール先輩も可愛いのだが、個人的には主人公の妹の“かえで”が好き。

 
中3で敬語で人見知りでブラコン……正直、たまらん。
『さくら荘』の優子が“幼くてお馬鹿系”だったのに対し、かえでは“ストレートに護ってあげたくなる系”でたまらん。
バニーの耳を付けられた時のリアクションとかもう……たまらん。

実に展開が気になる作品。
第1巻で大団円を迎えるかと思いきやの結末だったので、これは第2巻も読まねば。

ちなみに、『さくら荘』の“あの2人”がちらりと登場している。
けど、読んでない人は気付かないような描写なのでニヤリとしてしまう。

遂に大会開幕! 熱き想いを胸に、少女たちは頂点を目指す――!

『駒ひびき』第2巻
原作:むらさきゆきや・さがら総
作画:水鳥なや
監修:高橋道雄

将棋部へ入り、プロ棋士を目指す少女たちと過ごすことで再び将棋への道を歩み出したあゆみ。
祖父の愛弟子だった少女と出会い、初めてライバルへの感情を抱いたあゆみは、少女が待ち受ける地区大会へ挑むが――!?



美少女達が将棋をする漫画、『駒ひびき』第2巻が発売中。
この巻から新キャラが登場する。
その名は小熊杏菜。


 
見よ、このいじめてオーラ。
たまらん。

同じくライバル高の面子も多数登場する。



個人的に気になるのはメイド服の娘。
表情なんかも含めて非常に気になる。

他にも可愛らしい美少女だらけなので、将棋に興味のない方にもオススメ。


紹介ページはこちら

ラメさん、マジハーレム状態

『げんしけん二代目の八』(第16巻)
『げんしけん二代目の九』(第17巻)
著者:木尾士目

再びコミフェスにて骨折した斑目。
うやむやになるかと思われた斑目モテキだが、みんなで温泉につかりながら、むしろ周囲の斑目への気持ちを再確認する方向へ。
そして波戸は、ようやく自らの感情を認めようとする。


新刊チェックを怠っていたら、いつの間にやら2冊出ていたので、まとめて読了。
やっぱり、定期的に書店で新刊コーナーは覘くべきだわ。

で、ラメ先輩(斑目)がハーレム状態になっていた事を思い出す。
なんというか、モテ期って来るものなのね。
そして、非モテの童貞はこういう状況でどうしていいか判らない。

フィクションとリアルはこんなにも違う。
いざ、ラブコメ的なシーンに陥っても、何も出来ない……。
嗚呼、無情。

思いを寄せてもいいのだろうか

『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。』
著者:野村美月
イラスト:河下水希

「弘凪! オレ、彼女ができた」
親友での相羽遥平から打ち明けられた、高校一年生の向井弘凪。
ちょうど弘凪には気になる女の子がいた。
通学電車でよく出会うスケッチブックを抱えた名前も知らない女の子。
遥平に彼女ができたらなと、弘凪はその子に勇気を出して話しかけてみようとするが――。


『文学少女』シリーズなどの野村美月が、ダッシュエックス文庫に参戦。
『ヒカルが地球にいたころ……』が途中で止まっているので、どうしようかと悩んだのだが、アニメイトの特典小冊子目当てで買ってみた。

で、感想なのだが――すごく良かった。

人見知りな文学少女・冬川古都(ふゆかわ・こと)が可愛く、引き込まれる内容もあり、気付けばぶっ通しで最後まで読んでしまった。
毎朝のように通学電車で見かけていた女の子が親友の彼女になってしまい、主人公は恋と友情の板挟みに遭うという、恋愛ドラマや少女漫画でありふれた物語だが、ありふれている理由がよく判った。
ちゃんと描ければ、こんなにも面白い。

ただ、面白いのは著者の力量があるためと、ヒロインが可愛いから。
そして、どろどろの三角関係でなく、あくまで主人公の葛藤にピントを合わせているのも引き込まれる要因だと思う。
生々しい修羅場は見たくない。

これはネタバレじゃないし、結末が判っていても楽しめるから書くが、最後はハッピー・エンド。
だから安心して読んでいただきたい。
逆に、昼ドラ的な修羅場や鬱展開が好きな人にはオススメしない。
これ、ラノベだし。

甘酸っぱい青春恋愛葛藤物語。
ヒロインも可愛いのでオススメしたい。

「貴方の胸に直撃よ!!」

『魔砲少女四号ちゃん』第1巻
著者:丸川トモヒロ

弓道部に所属する大当真名花は、ひょんなことから“魔砲”を手に入れ、“魔砲少女”に変身できるように!!
果たして彼女は人々を守ることが出来るのか?
『成恵の世界』の劇中劇、遂にスタート!





かつて、『魔法少女リリカルなのは』の主人公・高町なのはを“魔砲少女”と呼ぶ書き込みが大量にあった。
だが、元ネタを知る人間は意外と少ないのではなかろうか?
そう――“魔砲少女”とは、この作品が元ネタである。
元は同著者の作品である『成恵の世界』の劇中劇で、本作はそのスピンアウト。

『成恵』も良い感じの日常系SF作品で好きだったが、今回も日常系の延長的な世界観が良い。
悩みを抱えつつも普通の女子高生として暮らしていた主人公・大当真名花(だいとう・まなか)が、“魔砲”を手にした事で日常が変わっていく。
 
 
 
内容自体は王道で、魔法少女ものが人気の昨今では“ブームに乗ったよくある作品”と思われるかもしれないが、そういうのとは一味違う。
なにせ『成恵』自体は1999年に連載が始まり、恐らく、その頃から温めていたネタであろうから。

魔法とメカとSF、そしてミリタリーが好きな方にもオススメ。
もちろん、『成恵』ファンは必読。

ライダー戦国時代

『仮面ライダー 平成 vol.15 仮面ライダー鎧武/ガイム』

現代の武者、アーマードライダー群雄割拠!
緑の侵略、人類の未来をかけた戦いと覚悟!

◎スタッフ&キャストインタビュー
凰蓮役:吉田メタル
プロデューサー:武部直美
仮面ライダー龍玄役:佐藤太輔
仮面ライダー斬月役:渡辺 淳

◎鎧武とその強化の歴史
◎続々登場、アーマードライダーたち
◎ビートライダーズ大紹介!
◎オーバーロードとインベス
◎『鎧武/ガイム』名場面集
◎ロックシードのすべて
『555(ファイズ)』に続いて読んでみた。
まだ終わって久しいというほどでもないが、やはり初期のエピソードなどは読んでみると懐かしい。
城乃内やチームバロンのメンバーが、初期は嫌な奴だった事とか、もう忘れている始末。
ライダー同士の戦いがメインと言っても過言ではなかったので、やはり怪人の種類が少ないとか、逆にロックシードの種類の多さとか、割りと当たり前の事を再認識してしまった。

興味深いのはライダーを演じたスーツアクター両名の対談。
『戦隊』と『ライダー』の現場の違いや、監督によって撮り方が異なるなど、読んでいて面白い。

美女×バカ×海=全裸!!

『ぐらんぶる』第1~2巻
原作:井上堅二
漫画:吉岡公威

海沿いの街で一人暮らしを始めた北原伊織は衝撃の大学デビューを果たす。
出会ったのは美女とダイビング、そして愛すべき野郎ども!
バカを描かせたら天下一品の井上堅二と、裸の若者を描く達人・吉岡公威が繰り出す、酒とノリがあふれる最高のキャンパスライフ!!
『バカとテストと召喚獣』の井上堅二が漫画の原作をやっていた。
作画は『ドラゴンエイジ』にて『天城ブリリアントパーク』のコミカライズをやっている吉岡公威。
これは読んでみねばと思い読んでみた。

メチャクチャ面白い。

舞台が大学で、掲載誌が『goodアフタヌーン』だが、間違いなく『バカテス』のノリ。
そのためか、主人公のCVが完全に下野紘さんになってしまう。
とにかく馬鹿馬鹿しくて笑える。

そしてヒロイン・千紗がモロに好みで可愛い。


クールビューティ・タイプで、常に主人公達の馬鹿を一歩下がって冷ややかな目で見ている……ゾクゾクが止まらない。


それでいて、こんな風に恥辱に震えたりも。


ぐへへ。

しかしサークルの先輩コンビを見ていると、『ああっ女神さまっ』の自動車部の先輩コンビを思い出す。
あたしの読む漫画で大学生の主人公は珍しいので、大学のサークルというと自動車部が浮かぶせいかもしれない。
『げんしけん』はサークル感があまりないので。

タイトルを連呼して恐縮だが、『バカテス』ファンは絶対オススメ。
作画の吉岡さんの絵もすごく良い。
千紗、可愛いし。

新たな可能性を追求した平成仮面ライダー激動期3作品の挑戦とは?

『語ろう! 555・剣・響鬼』

『語ろう! クウガ アギト 龍騎』に続くシリーズ第2弾!
平成仮面ライダーシリーズ4~6作目にあたる
『仮面ライダー555(ファイズ)』『剣(ブレイド)』『響鬼』の3作品を語り倒す!!

<掲載者>
井上 伸一郎(プロデューサー)/二ノ宮 知子(漫画家)
鈴村 健一(声優)/虚淵 玄(ニトロプラス)シナリオライター
森次 晃嗣(俳優)/半田 健人(俳優・歌手)
會川 昇(脚本家)/高寺 成紀(プロデューサー)
白倉 伸一郎(プロデューサー)/井上 敏樹(脚本家)

いわゆる知識オタクというか、この手の本が出ると読まずにはいられない性分なので、読んでみた。

――実に面白い。

様々な分野の著名人が、ファンとしてや、関係者としての思いの丈を語っている。
特に興味深かったのが、『剣』の後半のメインライターを務めた會川氏のインタビュー。
鈴村さんも『剣』好きとして作品に言及している。

『555』の主人公を演じた半田さんと、メインライター・井上氏のインタビューも、『555』好きとしてはたまらない。

『響鬼』については、プロデューサーとメインライターの変更がったという事実は後に知った事だが、それらについても言及されている。
オンエアで1度観たのみなので、これも観直したい作品。

人によっては必ずしも3作品すべてに言及している訳ではないが、それはそれで面白い。
特に虚淵氏は『鎧武/ガイム』終了のタイミングという事もあり、『鎧武』の話が興味深い。

すでに10年ほど前の作品なので、これらについて、これだけじっくりと語っている本は珍しい。
『555』『剣』『響鬼』のファンにはオススメ。

おまえ、クビだっ!!!

『宮本さん本気でヤメてくださいっ』第1巻
著者:いわさき まさかず

この地球のどこかにある小国『モモノフ王国』。
その国のアプリコット姫は、自分を「王子」と称して世界一の王様を目指す困ったちゃん。
そんな王子ちゃんに超下品な執事の宮本が仕えることに?





『あしたの今日子さん』の著者の最新作。
正直、序盤は個人的には微妙。
この手の萌え系4コマは、自分好みの女の子がいなければ面白くないのが常なので。
しかし、第7話から登場するストロベリーがメチャクチャ好み。


可愛い。
黒髪で百合だしね。
マジ天使。

他にも癖の強いヒロイン達が登場するので、お気に入りがいれば読んでみよう。
オススメはもちろんストロベリー。

すべてを破壊し、すべてをつなげ!

『仮面ライダー 平成 vol.10 仮面ライダーディケイド』

時には道に迷い、間違えたとしても、それでも旅をしている。
通りすがりの仮面ライダーだ! 覚えておけ!

◎スタッフ&キャストインタビュー
特別対談
森 カンナ(光 夏海役)×白倉 伸一郎(プロデューサー)
金田 治(監督)
會川 昇(脚本)

◎ディケイドとその能力
◎ディエンドとその戦力
◎旅する世界の住人たち
◎登場する怪人たち
◎『ディケイド』名場面集
◎ライダーカードのすべて
もうね、いかんですよ。
こういうのを読むと観たくなっちゃうじゃない。
『剣(ブレイド)』も最近、一気に観ちゃったし、その気になれば観られるっていうのは曲者だわ。
まあ、いつでも観られると思うと、結局、観ないのだが……。

嗚呼!
平成ライダー全部観返したい!!

魔法少女に出会いました。そして、私の物語は始まりました――。

『魔法少女ここねはかく語りき』第1巻
著者:七六

「なら私、魔法少女になる」
戦車に追われながらも自分を守ってくれた魔法少女・星夏憐を救うため、少女のグリモアを託されたここねは、世界に【災害】と認定された魔法少女になることを決意する。




『ドラゴンエイジ』にて連載中の『魔法少女ここねはかく語りき』が早くも単行本化。
女の子が可愛く、メカニック描写も良いので、第1話からハマってしまった作品。

突如、日本で発生した“魔法使い”。
彼等は暴走の危険を秘めており、それは関東圏を消滅させてしまうほどだった。
日本は世界から孤立し、日本政府は魔法使いの対策をせざるを得なくなった。

という世界観。
展開が早い事、相関図がやや判りにくい事が残念だが、その辺りはあまり気にならない。
この手の作品は女の子が可愛ければ、すべてが許されると思うので。



これも一種のラッキースケベ?
部室に百合の花が咲く。



戦車が魔法で知能を持ったロボットにトランスフォーム!(CV:玄田哲章)

百合あり、メカあり。
魔法少女ものブームが落ち着きつつある今、このジャンルに挑むだけに、恐らく著者はかなり好きなのだと思う。
個人的にはかなり好感触。
『リリカルなのは』とか『まどか☆マギカ』など、戦う魔法少女が好きな方にオススメ。

ちょろ可愛いっ!

『小林さんちのメイドラゴン』第2巻
著者:クール教信者

小林さんちでメイドをするドラゴン娘・トールは、家事はもちろん、海水浴やコミケもドラゴンパワーでお手伝い。
ロリっ子・カンナや根暗執事(?)・ファフニールなど他のドラゴンも巻き込んで、すっかり人間の世界に馴染み初めていた。
しかし、突如トールの父親が元の世界に連れ戻すために現れて……!?




大人気人外系コメディ第2巻、読了。

えーっと……トール、超可愛い。
そして、ちょろ可愛い。
たまらん。

人外(ドラゴン)の存在であるが故の、トールの心の揺らぎが切ない作品でもある。
ドラゴンに比べ人間の寿命は圧倒的に短く、簡単に死んでしまうため、一緒にいられる時間は長くない。
それでも共にいたい、少しでも長く……。

もう、本当にたまらない。
こういうノリ大好きなので。

とはいえ、基本は可愛いメイドさんの日常系コメディなので、軽い気持ちで読んでいただきたい。
オススメ。


第1巻の試し読みはこちら

本気でガンバる女子は可愛…い!?

『オレと彼女の萌えよペン』第1巻
原作:村上 凛
キャラクター原案:秋奈つかこ
作画:森 みさき

憧れの出版社に持ち込みをしたオレは、美人編集の命令でプロの漫画家のアシスタントをすることに。
しかし、その漫画家の描く原稿は、俺が苦手な萌え漫画で……。
夢に燃える漫画少年の、萌えるラブコメ、執筆開始!


『ドラゴンエイジ』にて連載中の、『オレと彼女の萌えよペン』のコミカライズ版が単行本化。
作画の方は以前、同誌にて『勇しぶ』のコミカライズをされており、絵柄が可愛くて割りと好きだった。
で、今回は内容も好みだったので購入。

まったくジャンルの違う漫画家2人(主人公はこれからデビューの新人だが)が合作で連載を目指すという、ありそうでなかった(あるのかもしれないが)作品。
主人公がバトル漫画志向で、ヒロイン(すでにプロ)が描いている“萌え系”が判らないというのが面白い。

ちなみにこの作品、創作をやっている方にもオススメしたい。
創作の楽しさや、大事な事が描かれており、ちょっと考えさせられる。
これから創作をやろうと考えている方にも、心構えみたいなものが学べると思うのでオススメ。
絵柄が可愛くて読みやすいので。

ちなみにちなみに、好きなキャラは童顔黒髪巨乳編集。



もちろん、ヒロインと、波乱を運んでくる元アシスタントも可愛い。
うん――表紙で気になったら、それだけで読んでいい。

リニューアル新創刊

『グレートメカニックG 2015 SPRING』

・【巻頭特集】 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 今西隆志監督が語る“THE ORIGIN”
・第3章5月上映! 再起動! コードギアス亡国のアキト
・ガンダム Gのレコンギスタ 解説! R.C.に見る メカ、人、世界の流れ
・ガンダムビルドファイターズトライ “トライ”の背景を聞く! 馬場俊明(バンダイホビー事業部) “SD”デザインの秘密 寺島慎也(メカニックデザイナー)
・クロスアンジュ 天使と龍の輪舞 パラメイル&ドラゴン そのデザインと設定
・白銀の意思 アルジェヴォルン 大槻敦史監督に聞く“メカ&ロボット観とは!?”
・彗星のガルガンディア ~めぐる航路、遥か~ ガルガンディアのリアル感を描き出す美術の秘密
・劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC 劇場版『蒼き鋼のアルペジオ』はこうして決定した!!
・テンカナイト トイとアニメ、日本と世界をつなぐメカデザイナーの仕事 インタビュー 柳瀬敬之
ほか
メカ好きのメカ好きによるメカ好きのための雑誌『グレメカ』が、今号よりリニューアルして発売中。
サイズが少し大きくなり、より1ページ当たりの密度が増したように感じる。

何気にメカものアニメの話題に事欠かない昨今なので、発売時点では終了していなかったTV作品や、これから公開される映画やOVAなど、紙面はかなり充実しているように感じる。
そんな現状にあって、『ROBOT魂』の発売を盛り上げるべく『ダンバイン』の〈ドラムロ〉特集を組んだり、MGの発売に合わせたのか『ガンダムX』の設定が掲載されていたり、相変わらず我が道を行く心意気に惚れてしまう。

フィクションのメカが好きな方は読めばいいじゃない。