『フルメタル・パニック! アナザー』第5巻
著者:たいち庸
原作:賀東招二・大黒尚人
見事〈ブレイズ・レイヴン〉1号機のオペレーターに選ばれた市之瀬達哉。
2号機パイロットのアデリーナと共に、西アフリカのマランパ共和国へ向かう。
そこで内乱に巻き込まれ……!
読むタイミングを逸してしまい、今頃になって読了(昨年12月発売)。
前半はタツヤに対して特別な想いを抱いたリーナのエピソード。
幼い頃から戦場に身を置く少女が、年頃であれば当たり前に経験する感情――こういった展開はお約束だけど好き。
後半はマランパの内乱エピソード。
平和な日本で生まれ育ったタツヤが、外の世界の実情を知り、苦悩する。
主人公が兵士でないロボットものではお約束だが、やはり、こういうのもないと嘘になる。
タツヤは本家『フルメタ』の宗介とは違う“普通の高校生”なので。
ラノベのコミカライズなので、ビジュアル化されるだけで意味がある。
特にAS(アーム・スレイブ)の作画が良いので、メカ好きなら一見の価値があると思う。
もちろん、リーナも可愛いが。
しかし、ヤバい。
実は原作ラノベを第4巻までしか読んでおらず、漫画版が追いついてしまった。
買ってはいるので、そろそろ続きを読まねばと思いつつ、積んでる他のラノベを手にとってしまう……。