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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

慎一、異能バトル・ヒーローに!?

『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者16』
著:榊 一郎
イラスト:ゆーげん

謎の『穴』で日本とつながるファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』と敵対するババイラム王国で天変地異が続発!
加納慎一は、バハイラムの最高機密〈竜の巣〉に潜入し、そこで奇怪な少女・テレジア・ビグロウと出会う。
テレジアは実は、ここが遥か遠い未来の軍事基地であり、しかも、基地の主動力源が暴走かけていると言う。
爆発すれば、バハイラムとエルダントは消滅する。
それを救える唯一の人物が慎一と告げるのだった!?
前巻のエピソードの続きなので、実質的な下巻――読了。
いやはや、面白い。
前巻でこの異世界が地球の未来、もしくは地球に近い平行世界の未来という事実が発覚し、今回は世界滅亡を阻止するという壮大な内容なのだが、そこは『アウトブレイク』、緊張感はありつつも、シリアス一辺倒にならずに進行するのがすごい。

ミュセルと母・ファルメルのやり取りが微笑ましい反面、もう1人のヒロインであるペトラルカは皇帝という立場上、割りを食ってる感がある。
あたしはミュセル推しなので問題ないけど。

残念なのは表紙のロロン(左下の少女)。
本編には出てこない……。

今回もパロディやオタクネタ満載で楽しい。
だが、ついにシリーズも次巻(もしくは次次巻)にて完結らしい。
やはりラストは『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』みたく、地球と異世界の行き来が出来なくなるのだろうか?
この作品に限って、しんみりするラストはないと思いたいが、さて。

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