ガンマニアの青年は異世界でどうやって神に成ったのか!? 榊一郎作品関連 2016年12月20日 『蒼鋼の冒涜者〈ブルースチール・ブラスフェマ〉』著者:榊 一郎イラスト:赤井 てら異世界に転生したガンマニアの青年・天野行成は、恩人の妹である少女と共に旅をしていた。その道中で土地神に襲われた彼は、転生した際に手に入れた能力と自身の銃知識を駆使し、常人には倒せるはずのない土地神を倒してしまう。そして彼は、神を下したことでその土地の新たな神として祀り上げられることに!?異世界"銃×剣"バトルアクション登場!!HJ文庫からは久々の榊作品。個人的には『タタリ・ブレイカー弑子』の続刊が出なかったのが残念でならないが――それはそれとして。今回はなんと転生もの。といっても、『アクエリオン』のように前世がどうこうではなく、前世の記憶を持ったまま転生して俺TUEEEをやる、いわゆるネット小説でよくあるパターン。知らなかったのだが、“異世界チーレム”というらしい。自分もネットで小説を公開しておいてなんだが、正直、他人のネット小説はほぼ読まない。“異世界チーレム”にも偏見に近いものを持っているので、それを榊さんが書く事に嫌な予感を覚えたが――そこはプロ、面白かった。やはり、ちゃんと実力のある人間が書けば、面白いものは面白い。そういうのを思い知った。個人的にはヒロインのダーシャがお気に入り。特に眼鏡好きという訳ではないが、眼鏡が似合う無口系美少女でたまらん。武器を持った美少女――鉄板。地球で言う中世に近いファンタジー世界で、前世の知識を駆使して生き抜く物語。なかなかオススメ。試し読みなどはこちら PR