すてプリ☆まだ旅の空 榊一郎作品関連 2018年11月26日 『スクラップド・プリンセス』第2~3巻原作:榊 一郎漫画:曽我部 としのり遅ればせながら第2巻と第3巻、読了。今になってのコミカライズに驚いた『すてプリ』だが、残念ながら全3巻で最終巻。アニメではまるっと削られた、故郷を出るまでのエピソードを原作に忠実に描いているので、懐かしさと新鮮さを感じつつも、このペースだと原作の最後までは無理だと思ってはいた。結果、タウルスの街でウイニアと出会い、〈中継点〉を倒して街を出るまでで完。だが、これが思いのほか良かった。読む前は「これで終わりなのか……」とネガティブな気持ちだったのだが、非常に内容が良いため、これで終わりでも惜しくないというか、だからこそもっと読みたかったというか……複雑。あと、個人的には故郷の村の領主のメイドさんがクールビューティで素敵。当時はまだメイドさんってメジャーじゃないため、榊一郎と言えばメイド好きという印象すらあった。そしてコミカライズ版のウイニアの可愛らしいこと。原作やアニメだと影がある、ちょっと毒舌なのだが、純朴な村娘になっていて、これはこれで全然アリ。アニメ版もすごく良かったが、今回のコミカライズ版もとても良い。『すてプリ』未読の人に興味を持ってもらう、「こういう作品」と説明するにはうってつけだと思う。これを読んで気になったら、原作かアニメで続きを是非。大好きで、創作活動にも多大な影響を受けてる作品なので。試し読みが出来るコミッククリアのページはこちら PR