絆の力が試されるロックフェス! みんなの希望を乗せて、夢舞台に挑む――!! ラノベ・漫画・雑誌・ムック 2018年09月09日 『天使の3P!×11』著者:蒼山 サグイラスト:てぃんくる目標のコンテストに向けて、気持ちは一つ!?人気のロリ&ポップなシンフォニー、第11幕!!キッズロックフェスで予選を通過するため、潤たちは霧夢たちと組み、六人でイベントに挑むことを決めたのだが……『絶交! 完全に絶交よ~~~~~~!』バンド結成早々ケンカが始まり、分かれ分かれになってしまう。そして、説得に回る響の孤独な戦いが始まるのだが──!?「……響さんも、ここに寝てみて下さい」控えめながらも自己主張ができる五島潤。「ふふっ、希美たちも成長するってこと」責任感が強く弱音を吐かない紅葉谷希美。「にんげんは、よわい生き物です。はむ」常に皆を思いやる優しさを持つ金城そら。そんなリトルウイングの天使たちに支えられ、響はバンドとその先に向けて動き出す!事実上の最終巻でござる……。まさか、そんな急に――という想いもありつつ、それが作者の願いであり、周囲もそれを許したのなら、受け入れるしかない。 そら、くるみ、可愛い。個人的な推しキャラだった訳だが、彼女等の今後が見られないのは残念。あとがきで書かれているが、登場人物達に愛着が湧きすぎると、作品の都合で振り回すのが申し訳なくなり、それが理由らしい。確かにこの作品、何か大きな事件や壁に突き当たり、それを越えていくのが基本の流れなので、新刊を出すなら彼女等にまた試練を与える事になる。短編集みたいな話ばかりの、完全な緩い日常系にするのも不本意だろうし、ならばこのタイミングで区切りとするのは頷ける。ある意味、この作品は毎回がゴールであり、それでいて最終的な着地点となると小学校卒業くらいしか思いつかないし。でも――続き、見たいなぁ……。 PR