流遠亜沙
「今年も、もう三分の一が終わってしまいました。時間の流れが、年々、加速度的に早くなっている。これが老いか……。どうも、流遠亜沙(るとお・あさ)です」
ヤミヒメ
「それは貴方が、怠惰に、ただ繰り返すだけの変わり映えのしない毎日を送っているからそう感じるのではないか? ふむ、ヤミヒメだ」
ベアトリーチェ
「駄目だよ、ヤミ姉。真実は人を傷付けるだけ。時には優しい嘘も必要なんじゃないかな。えへへ、ベアトリーチェだよ」
タオエン
「場合によりけりですね。時として、残酷な真実を突き付けなければならない事もあります。ごきげんよう、タオエンです」
流遠亜沙
「ま――そんな事はどうでもよござんす。サイトをちょこっと更新しましたですよ」

ヤミヒメ
「『プライマリー』に我々のイメージCVが追加されているな。ふむ、私は井上麻里奈女史か。凛々しい役が多い方なのだな」

ベアトリーチェ
「『デート』の十香は可愛いけどね。ヤミ姉にぴったりだと思うよ」

タオエン
「私は水橋かおりさんですか……恐れ多いですね」

ベアトリーチェ
「聖王陛下だね」

タオエン
「なぜ、可愛い方向に持っていこうとするのです?」

流遠亜沙
「タオエンは渡辺明乃さん(『ネギま』シリーズ/絡操茶々丸役など)とか、伊藤静さん(『灼眼のシャナ』シリーズ/ヴィルヘルミナ・カルメル役など)、甲斐田裕子さん(『ガンダムUC』/マリーダ・クルス役など)とか、色々と迷いました。

ベアトリーチェ
「見事にクールビューティ役で名を馳せてる人ばっかりだね」

流遠亜沙
「伊達にクールビューティ好きはやってないのよ?」

ヤミヒメ
「……なぜ、私が十香なのだ?」

流遠亜沙
「あれ、不満?」

ベアトリーチェ
「ぴったりなのに」

タオエン
「ぴったりですね」

ヤミヒメ
「何か納得がいかん……」

流遠亜沙
「まあ、あくまであたしの脳内イメージなので、読む方が好きに再生してくれていいんだけどね。じゃ、本日はここま――」

ヤミヒメ
「待てい」

流遠亜沙
「え、なんすか?」

ベアトリーチェ
「新しいコンテンツの話も聞かないとねぇ」

流遠亜沙
「いやいや。そんな、皆さんの時間を取らせるわけには……ねえ?」

タオエン
「要らぬ気遣いは不要です。是非とも、お話をお聞きしたいですね」

流遠亜沙
「…………」

ツバキ
「――マイスター、ここは私が代わりましょう」

流遠亜沙
「ちょ、なんでいるのよ!?」

ツバキ
「恐らく、こんな事になっているかと思いましたので。ご迷惑、でしたか……?」

流遠亜沙
「あ、いや、そんな事は……」

ツバキ
「なら、よかったです」

ベアトリーチェ
(か、可愛い……!)

タオエン
(お持ち帰りしたいです……!)

ヤミヒメ
「む…………」

ツバキ
「では、改めまして――ツバキと申します。新コンテンツの方の看板娘を任されました。新参者ですが、仲良くしてもらえると嬉しいです」

ベアトリーチェ
「可愛い! わたしより小っさい! ねえ、妹にしていいの!?」

タオエン
「落ち着いてください、ベアトリーチェ。こういうのは私の領分ですよ」

ヤミヒメ
「――マイスターよ」

流遠亜沙
「はいッ!?」

ヤミヒメ
「新コンテンツは“18禁”だとあったが――真か?」

ベアトリーチェ
「…………へ?」

タオエン
「…………ほう?」

流遠亜沙
「…………」

ヤミヒメ
「どうした? 黙っていては何も判らぬぞ……?」

流遠亜沙
「すいませんでしたぁぁぁ――ッ!! 出来心なんです。ちょっと魔がさしただけなんです。そんな公序良俗に反するような行為をするつもりは微塵も――」

ヤミヒメ
「なかったと?」

流遠亜沙
「…………いえ、ほんのちょっとだけ」

ヤミヒメ
「…………マイスター?」

流遠亜沙
「ヤ、ヤミヒメさん……?」

ヤミヒメ
「 貴方など死ねばいいのだ! このダメ人間がッ!!」

ベアトリーチェ
「うわぁ……ヤミ姉が本気で怒ってるの、初めて見た」

タオエン
「姉さん……」

ツバキ
「追いかけないんですか、マイスター?」

流遠亜沙
「でも、あたしにはそんな資格……」

ツバキ
「資格がなくても、貴方には管理人としての責任と義務があります。それに、ヤミヒメさんは待ってますよ?」

流遠亜沙
「くッ……!」

ベアトリーチェ
「そして、ヤミ姉を追いかけるマイスター。果たして彼は、看板娘の信頼を取り戻せるのか? 次回『すれちがう心』。さ~て、次回も、サービスサービスぅ!」

タオエン
「取り戻す以前に、初めから信頼などなかった気もしますが」

ツバキ
「新コンテンツも、よろしくお願いします♪」

ベアトリーチェ
「この娘、意外と抜け目ない」

タオエン
「腹に一物、隠しているタイプですね」