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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

生まれ堕ちた日

ヤミヒメ
「Happy birthday to you♪」







流遠亜沙
「…………」







ベアトリーチェ
「Happy birthday to you♪」







流遠亜沙
「…………」







タオエン
「Happy birthday, dear マイスター♪」







流遠亜沙
「…………」







ヤミヒメ&ベアトリーチェ&タオエン
「Happy birthday to you♪」




流遠亜沙
「…………あ、ごめん。何か言った?」







タオエン
「おやおや。“都合よく耳が遠くなるラブコメ主人公スキル”ですか?」







流遠亜沙
「誕生日制度は消滅しました。だから、あたしは戸籍上は永遠の23歳なの。はい、解散解散」






タオエン
「何を馬鹿な事を言っているのです? あなたの誕生日なので、祝ってさしあげたというのに。ああ、照れ隠しですか? そういうのは結構です。今日はあなたの誕生日です。バースデイです。生まれ堕ちた日です。素直に、思う存分、祝われてください。私達は看板娘ですので、マイスターを祝福するのは当然の務めです。いえ、もちろん義務感ではなく、100%の善意です。今日まで生きてこられた事に感謝し、新たな気持ちで明日からも生きていかねばいけませんね。さあ、喜びにむせび泣いてください。嬉しいでしょう?」

流遠亜沙
「大きなお世話だよ! そういうのは親切の押し売りって言うのよ! 楽しんでるんでしょ!? 嫌がってるあたしを見て楽しんでるんでしょ!? “祝う”っていう字が“呪い”に見えてきたわ!」





タオエン
「ふふふ……」







流遠亜沙
「!? この娘、もうやだ……」







ベアトリーチェ
「タオ姉はドSなの?」







タオエン
「まさか。マイスターにだけですよ」







流遠亜沙
「おうち帰るー!」







ヤミヒメ
「タオエン、それくらいにしてやれ。普段、散々おどけているが、本当は心の弱い人間なのだ」






タオエン
「姉さん……。もしや、何か弱みを握られているのではないですか? それとも、『看板娘は管理人に奉仕する義務があるのだ。げへへ』などと、パワハラやセクハラをされていませんか?」





ヤミヒメ
「…………」







流遠亜沙
「なんで黙るの!? してないから。嫌がる女の子に無理矢理とかしないから。そういうジャンルも嫌いじゃないけど」






ヤミヒメ
「最後は余計だ。……庇うのが馬鹿らしくなってきた」







タオエン
「処置なしですね」







ベアトリーチェ
「それで? 亜沙くんはいくつになったの? お姉さんに教えてくれるかなぁ?」






流遠亜沙
「3ちゃい」







ベアトリーチェ
「あはは、死ねばいいのに♪」







流遠亜沙
「30だよ! めでたく魔法使いにジョブチェンジだよ、ちくしょう!」







ヤミヒメ
「魔法使いとはどういう意味だ?」







タオエン
「この国では、童貞のまま30歳になると魔法を使えるようになるそうです」







ベアトリーチェ
「マイスター、ドーテーなの?」







ヤミヒメ
「…………」







流遠亜沙
「そこで恥ずかしげに照れるヤミヒメ、萌え」







タオエン
「姉さんに対するセクハラはやめてください。まあ、同意ですが」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉は萌えキャラだにゃー♪」







タオエン
「あざといベアトリーチェ、萌え」







ヤミヒメ
「……やはり、この2人には近しいものを感じるぞ」







ベアトリーチェ
「だね」







流遠亜沙
「もういっそ、コンビでも組んでみる?」







タオエン
「寝言は死んで言ってください。おっと、死んでしまっては何も言えませんね」






流遠亜沙
「あたしにだけドSって事は、あたしは特別って意味よね? あ、好きだから意地悪しちゃう的な?」






タオエン
「本気で気持ち悪いです馬鹿ですか死んでください」







流遠亜沙
「あたしみたいな人間はね、こうやってポジティブに考えないと生きていけないのよ……」






ヤミヒメ
「急に暗くなるな。その、なんだ……そんなに誕生日が嫌なのか?」







流遠亜沙
「そういうスタンスの方が面白いから嫌がってるけど、正直に言うと――割りとどうでもいいです。あたしは二十歳から余生のつもりで生きてるんで、『あ、10年も生きられた』くらいの気持ちなのよ」





ベアトリーチェ
「それもポジティブな意味で?」







流遠亜沙
「うい。別に童貞のまま死んでもいいしね。あたしはラブコメやエロ漫画の美少女を眺めてれば満足」






タオエン
「本当に余計な事まで言いますね。やはり照れ隠しですか?」







流遠亜沙
「うるさいわよ。ともかく――本日をもって流遠亜沙、30歳になりました。『新世紀エヴァンゲリオン』の加持さんと同い年です。あんな30歳になりたかったなぁ……」






PS.
本日のブログに対するコメントはご遠慮ください。
ネタとして書いているだけで、本当にどうでもいいので。
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