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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

小説原作・福井晴敏による『ガンダムUC』秘話を描いた短編集!

『ガンダムUC 11不死鳥狩り』
著者:福井 晴敏
キャラクターデザイン:安彦 良和
メカニックデザイン:カトキ ハジメ
挿絵:虎哉 孝征

アニメ化された大ヒット小説『機動戦士ガンダムUC』の福井晴敏が放つ、画期的なオリジナル短編集!
エピソードゼロとも言える“シナンジュ強奪事件”や、三号機〈フェネクス〉を巡る捕獲作戦等が描かれる!!
『戦後の戦争』はPS3ソフトの特装版に同梱されたもので、本編では詳細は語られていない“シナンジュ強奪事件”が描かれている。
こちらはゲームを買ったので既読。

本作をラノベと呼ぶなら、地味でストイックな内容と言わざるを得ない。
しかし派手さこそないものの、“歯車”の悲哀や、宇宙世紀を生きる人々の“生”が生々しく描かれている。
非常に『ガンダムUC』らしい内容。


『不死鳥狩り』は『GREAT WORKS―完全設定資料集―BOXⅢ episode 7』が初出で、こちらは未読だった。
内容はユニコーンガンダム3号機〈フェネクス〉を巡る物語で、連邦軍のパイロット・ヨナの一人称で語られる。
ヨナは、幼い頃に児童養護施設で別れた少女・リタの足跡を追い、その結末を知る……。

『ガンダムUC』本編を読んでいると、一人称小説という事も含め、ちょっと毛色が違うと感じる。
だが、非常に『ガンダム』らしいファンタジーな内容で、MS戦あり、悲恋ありで、切ないエンタメ作品となっている。

率直に――すごく好き。


ストイックな『戦後の戦争』と、ファンタジックな『不死鳥狩り』という、対照的な2作品が好対照を成している短編集。
原作ファンで未読の方は是非。


ちなみに、放送中のTVシリーズ『RE:0096』も観ているのだが、久々なので新鮮な気持ちで楽しめる。
TV放送のフォーマットで区切られるため、まどろっこしい気持ちがないでもないが、池田秀一氏のナレーションと共に本作を振り返るのもファンとしては一興かと思う。

『機動戦士ガンダムUC』アニメ公式サイトはこちら

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