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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

『ゾイやみ』感想・第15話

ツバキ ASSAULT form
「先日掲載した『ゾイやみ』第15話のご感想を戴いたので、ご紹介させていただきます。なお、今回は物語の核心に至る内容なので、未読の方や、これから読もうと思っていらっしゃる方は、後で読まれる事を推奨致します」


投稿者:enigma9641
サイトURL:http://hobbycom.jp/my/fd5b0a7a92(ホビコム)

やみ子がヒロイン(主人公)している・・・だと・・・!?

「reunion」軽く辞書引いてみましたが「再会」「再結合」という意味だそうですね。
タイトルの件、そもそも伏字だとは思ってなかったのですが、
今回の話にすごく符合した単語だと思います。
「カグツチ」にとってはかつて愛していた故人との再会、
「やみ子」にとってはかつて分かたれた可能性との結合。
タイトルの内容をここで持ってきたということは、この作品の中で一番重要なシーンなんでしょうね・・・。

「死にかけた平行世界の自分を救う為、かつてあった悲劇を繰り返さない様に力を持つ方がその身を捧げる」というのは一種のお約束、王道の一つですね。
てっきり自分は前世だと思い込んで居たので今回の話には驚きました。

「アヤカ」に続いて「アサト」までも失ってしまったんですね、「ヤミヒメ」は。狂っても仕方ないんでしょうね・・・。
それにしても軍勢相手に特攻しても死ねないとは・・・。
今回のやみ子の蘇生処置もそうですがフォルムドラグーンの形相干渉能力によるものでしょうか・・・。
やみ子と融合したことでようやく「ヤミヒメ」は祈りを託して終わることが出来たのですね。

「狂襲姫」「機獣少女」を読んで思ったのですが、
流遠亜沙さんは「戦場」や「現実」の本質、というかリアルさを割と容赦なく書いていると感じました。
「アヤカ」や「ベアトリーチェ」、今回判明した「アサト」のように、主人公やヒロインクラスのキャラクターでも、必然性があればきっちり殺していますし、「クノキ」や「ハルカ」、「カグヤ」のように一片の救いを得ていても完全には幸せになれていない様に。
でもそれって当然のことなんですよね、必ず無傷で助けてもらえるわけじゃないし、生涯無敗で戦い続けられるわけじゃないんですし。そうなってしまったらただのご都合主義になってしまいます。

実は誤操作でせっかく書いたコメントを消してしまいました(泣)
けっこういっぱい書いたんですが・・・。
だいたい書き直せたと思いますがだいぶ変わってしまったかも(;´Д`)

今回、フォルムドラグーン・・・「ヤミヒメ」本来の力を引き出して解決する、と決まった以上、ここでベアにゃんが機獣少女と化して乱入してきてもちょっと蛇足になってしまうんでしょうね。
「その時不思議なことが起こった!」はこの世界観では起きそうもないですが、限りなく近いことを形相干渉能力があれば実行できそうですね。
ちょうどよく必要な力を持っていること自体をご都合主義と呼べばそれまでですが、古今東西「特別な存在」神話伝承に現れる所謂英雄というやつは生まれながらに“そう”なってるものですし。

次回は戦う力をほぼ失っているツバキとクラウの戦いですが、
ツバキがどのゾイドをモチーフにした戦い方をするのか楽しみです。
では、長文失礼しました。


流遠亜沙 ASSAULT form
「enigma9641さん、ご感想ありがとうございます。当初は前世ネタも考えたんですが、並行世界の同一人物にした方が僕の嗜好に合っているので、こうなりました。なにより、あたしの世代だと“前世ものは廃れたジャンル”というイメージがりまして」

ツバキ ASSAULT form
「90年代の前半辺りで絶滅した感がありますね。たしか『セーラームーン』も前世ものなんですよね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「ここ数年くらいで知ったんだけど、そうらしいわ。あたしも『セーラームーン』は世代だけど、原作の第1巻を読んだだけで、アニメは一切観てないから知らないのよね」

ツバキ ASSAULT form
「ですが、『アクエリオン』の例もありますし、そろそろサイクル的に増えてくるかもしれません」

流遠亜沙 ASSAULT form
「〈カグツチ〉にとっては故人との再会だから、アサトに対して「懐かしい感じがする……」みたいなシーンを入れようと思ったんだけど、なんかわざとらしい感じにしかならない気がして、結局、入れなかった」

ツバキ ASSAULT form
「ちなみに、〈カグツチ〉は旧サイトで掲載していた『狂襲姫』の〈ヤミヒメ〉とは別の存在なんですよね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「そうです。あの〈ヤミヒメ〉とは別の並行世界の〈ヤミヒメ〉です。なんで、〈カグツチ〉のいた世界にアヤカやクノキがいたかどうかは不明ですし、あの『狂襲姫』の未来が〈カグツチ〉と同じ末路を辿る訳ではありません」

ツバキ ASSAULT form
「本質やリアルさを容赦なく書かれているとありますが?」

流遠亜沙 ASSAULT form
「100%趣味だから出来る事だし、あたしなりの『ストレイト・ジャケット』をやりたくて書いたのが『狂襲姫』だから。フィクションだから面白可笑しくて、誰もが幸せになれる物語でも良いんです。でも、そんなの他にいくらでもあるから、あたしが書く必要がない。それよりも、世の中にはこういう生き方をして、こういう考え方をする人間がいるっていうのを書きたい。最低限のエンタメ性は残してるつもりだけど」

ツバキ ASSAULT form
「ちなみに『ストレイト・ジャケット』とはラノベ作家・榊一郎氏の代表作の1つです。ご本人曰く、今だったら書かせてもらえないような内容のファンタジーとなっております」

流遠亜沙 ASSAULT form
「感想に書かれている“形相干渉能力”というのも、榊さんの代表作『スクラップド・プリンセス』のネタです。たしか『狂襲姫』では“形相干渉システム”にしてたと思うんだけど……記憶に自信がない」

ツバキ ASSAULT form
「もう2年以上は経っていますからね。“機獣少女ベアにゃん”は出るんですか?」

流遠亜沙 ASSAULT form
「“機獣少女ベアにゃん”は無理かなぁ。これからツバキVSクラウの死闘があるし、どんどん重たい展開が……」

ツバキ ASSAULT form
「ネガティブな話はやめましょう。しかし、この感想を書かれている最中に悲劇が起きたそうですよ」

流遠亜沙 ASSAULT form
「書いた長文が消えちゃうって、ものすごいショックなのよね……。だから、あたしはブログなんかを投稿する際は必ず全文コピーするんだけど、誤操作はどうしようもない。きっと、ツバぴょんにセクハラするシーンを増やすべき――みたいな文章も消えてしまったんですよ」

ツバキ ASSAULT form
「勝手な事を……enigma9641さんに失礼ですよ」

流遠亜沙 ASSAULT form
「え!? セクハラするシーン、要らない……?」

ツバキ ASSAULT form
「enigma9641さん、ご感想ありがとうございました。私とクラウさんのバトルにも注目していただけると嬉しいです」

流遠亜沙 ASSAULT form
「要らないのか……」


投稿者:城元太

 多くを語る必要はないと思います。
 作者が最も描きたかったこと、途中で投げ出すことなくここへ至る為に本作を執筆し続けてきたこと、心の中で指先に意識を委ねるだけで、文章が溢れ出てきたこと。
 今掲載直後の達成感に満たされていることとお察しします。
 尚且つ、ここで次回はまたもサイドストーリーを掲載する予定とか。ここでピークを迎えたと思えば、どうやらまだ引き出しは残してあるようです。
 次回、そして更にその次、物語は佳境となっているでしょう。
 敢えてプレッシャーをかけさせていただきます。

 本作をラストにかけて、どれほど壮大に描けるかが、表現者としての腕の見せ所。
 長い間読み続けてきた者に対し、
「読み続けてきて良かった」
 と思える結末をお待ちしております。

 それにしても、やっぱり早いし文章量多いし、参ったなあ。


ツバキ ASSAULT form
「城元太さん、ご感想ありがとうございます。小説を書かれる方のコメントといった感じですね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「いや、プレッシャーですよ。ただ単純にハードルを上げられてる訳じゃなくて、期待してくださっているっていうのが伝わるから。期待に応えるのが苦痛とかじゃなく、期待を裏切ってしまうかもっていう怖さがある」

ツバキ ASSAULT form
「ここまでマイスターの趣味に付き合ってくださったのですから、ちゃんと完結させて、最後まで読んで良かったと思わせる責任がありますからね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「もうゴールまでの流れは出来てるから、パソコンがクラッシュしたり、あたしが急死しない限り、上半期には完結するはずです」

ツバキ ASSAULT form
「外的要因はさすがに、どうしようもないですからね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「ともあれ、最後まで全力で書きたい事を書きます。城元太さん、ご感想ありがとうございました」
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