
『棺姫のチャイカXI』
著者:榊 一郎
イラスト:なまにくATK
『神』を討ったガズ皇帝は、世界を再び戦乱の渦中に戻すため、トールとアルベリックに「世界の三分の一を支配させてやる」という提案を投げかける。
戦乱の中でしか生きられない乱破師と騎士の二人の応えは……。
代表作である『スクラップド・プリンセス』と似たモチーフを使いつつ、“今やるとこうなる”という手腕を見せつけた『チャイカ』がついに完結。
感想としては――すごく良かった。
全11巻に渡って描かれた物語の締めくくりに相応しい結末だと思う。
果たしてトールと白チャイカはどうなったのか?
気になるが、判らなくてもいい。
けど、もう1冊刊行が決まっているので、後日談があるのなら読みたい。
フレドリカとアカリにも美味しいシーンがちゃんとあったし、大満足。
ファンタジーも、ええな。