
『フェアリィフィールド3 妖精夢想』
著者:榊 一郎
イラスト:BLADE
今度は水着回だ!
妖精少女・フェアリィと高校生タツキの一行は、海沿いのとある古い建物へと迷い込む。
そこでは、小さな身体でヒトの本能を受け止める運命を背負う少女たちが生まれた、本当の歴史が明らかに──?
榊一郎が描く“『武装神姫』的なもの”第3巻――ようやく読了。
なんと、今巻でとりあえずの終了。
“人の形をした人でないもの”というテーマと、知識と趣味に裏打ちされたバトル描写、そして絵師・BLADEによる魅力的なフェアリィ達が可愛かっただけに残念。
とはいえ、打ち切り感はまったくなく、気持ち良く終われている。
最終巻に相応しい展開と結末。
特に戦場でフェアリィ達が歌うシーンは「アニメで観たい」と思わせる。
いくらでも再開出来る終わり方なので、続きが読みたい。
人工知能とかアンドロイド――要は“ロボ娘”好きな方に強くオススメしたい。
『武装神姫』のミリタリー的なテイストが好きな方にも同じくオススメ。