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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

『ゾイドSS』を語ろう 第2回

流遠亜沙
「『ゾイドSS』を語ろう第2回はこちらです」







『碧きドラゴンと孤高の騎士』
流遠亜沙
「〈ジェノリッター〉のお話。そして、今回の相方はこの方です」







ヤミヒメ
「ふむ、狼の耳がトレードマーク――ヤミヒメだ。わおーん」







流遠亜沙
「帝国のエースパイロット・アッシュがジェノザウラーの改造機〈ジェノリッター〉の搭乗者となり、共和国の基地を強襲する――というのが大まかな流れですな」





ヤミヒメ
「〈ヤークトジェノ〉という機体があり、それを改修したという設定なのだな。……〈ジェノザウラー〉という名を聞くと体がうずく」






流遠亜沙
「まあまあ、押さえて押さえて。そして、迎え撃つは共和国のウォールが駆る〈シールドライガーTG〉。ライガーとジェノ、因縁の戦いが幕を開ける」







ヤミヒメ
「良い構図だな。この著者は実に格好の良い画(え)というのを判っている」






流遠亜沙
「そうなのよね。ゾイドが、とにかくカッコイイ」








ヤミヒメ
「これも良い構図だ。まるでデジャブのように見た事のあるシーンだ。やはり、荷電粒子砲に真っ向から立ち向かうというのは浪漫だな」






流遠亜沙
「直前にウォールがライガーに語りかけるシーンも好きだわ。まあ、勝てないんだけどね……」






ヤミヒメ
「このエピソードは次の『コマンドウルフ レールガンカスタム編』への前哨戦という色合いが強いからな。ここで〈ジェノリッター〉が撃墜されては話にならん」





流遠亜沙
「という訳で、続けて次のエピソードに参ります」








『若きオオカミと三本の矢』

ヤミヒメ
「ん。〈コマンドウルフ レールガンカスタム〉のエピソードだな」







流遠亜沙
「あたしがネットで見かけた意見だと、『ゾイドオリジナル』の4つのうち、もっとも物議を醸してたのがこれね。あたしも〈コマンドウルフ〉好きとして言いたい事はあるんだけど……もう言いつくされてるし、今更いいかな――と」




ヤミヒメ
「言いたい事は言った方が精神衛生上は良いと思うが?」







流遠亜沙
「そう? じゃあ、お言葉に甘えて――なんで〈コマンドウルフ〉に大砲乗せるの?」






ヤミヒメ
「理由としては“〈コマンドウルフ〉の機動性を活かしたまま、長距離からの狙撃で大型ゾイドを倒すため”とあるな」






流遠亜沙
「それは判る。足の早い機体で敵地に侵入して、強力な一撃を見舞う――『ガンダム0083』の〈サイサリス〉なんかが、その手の機体としては有名よね。けど、〈レールガンカスタム〉は〈ドラゴンヘッド〉より重量が1.5トン増し、最高時速は15キロ減……巨大兵器にとって、これがどのくらいの痛手なのかは判断が難しいんだけど」



ヤミヒメ
「劇中でも、レールガンは威力がありすぎて混戦では使えないと言われているな」






流遠亜沙
「つまり、本当に長距離からの狙撃でしか使えなくて、弾切れや接近戦になったら切り離す訳よね。けど、レールガンを捨てた場合、飛び道具がない。大型ゾイドと戦うのに、爪と牙じゃ無謀よね。実質、狙撃に失敗したら逃げるしかない。だったら、後方支援用の〈カノントータス〉や〈ゴルドス〉に装備した方がよくない?」



ヤミヒメ
「劇中での状況も迎撃作戦だったしな。機動性を活かしたままとされているが、〈ドラゴンヘッド〉のような俊敏な動きは出来ぬようだったし、〈コマンドウルフ〉に装備するには問題あるように感じたな」





流遠亜沙
「百歩譲って、主人公が傭兵とかなんでも屋で、愛機の〈コマンドウルフ〉で様々な任務に挑まないといけない――とかならいいんだけど……これって軍隊で使う兵器じゃない? 明らかに適材適所じゃないのよね。何より……」




ヤミヒメ
「ん?」







流遠亜沙
「デザインがカッコイイと思えない。あくまで、あたしの好みじゃないってだけだけど」






ヤミヒメ
「結局、そこか。まあ、架空の兵器だからデザインは大事だな」







流遠亜沙
「少なくとも、2500円の価値は見出せなかった。復刻当時の値段が800円だった事もあるしね」






ヤミヒメ
「さようか」








流遠亜沙
「じゃあ、ここからは本編の話に移りましょうか。まずは訓練兵の〈LC〉とザッパ隊長の〈ドラゴンヘッド〉の雄姿」






ヤミヒメ
「ん、さすがは我が同族」








流遠亜沙
「そして、本エピソードの主役機〈レールガンカスタム〉。こうしてカッコイイ描かれ方をすると格好良く見えるから絵はすごい。結局、撃破は出来ず、奇策で挑む訳だが――そこは本編を読んでいただきたい」





ヤミヒメ
「そこを端折るのか」







流遠亜沙
「いや、もう1つ触れたい案件がありまして。これです」








ヤミヒメ
「これらのコマが何なのだ?」







流遠亜沙
「これね、『ガンダム0083』のパロディなのよ。上はデラーズ閣下、下はガトー。他にも、深読みすれば『0083』っぽい台詞があちこちあって……」






ヤミヒメ
「駄目なのか?」







流遠亜沙
「あたしもパロディは好きだけど、こういうシリアスな話で、しかもプロが商業作品でやるのはどうかと思うのよね。こういうのは正直、冷める。『0083』なんて、ロボットアニメ好きにはメジャーすぎるしね」





ヤミヒメ
「そんなものか。本編にほとんど触れなかったが、これでよいのか?」







流遠亜沙
「いいです。言いたい事は言えたので」








『ゾイドオリジナル』公式サイトはこちら
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