気持ちいい……。もっと。もっとして? 榊一郎作品関連 2018年07月26日 『誰が為にケモノは生きたいといった2』著者:榊 一郎イラスト:ニリツ「タビタの胸を揉む」新たな街で棄界人の姉妹に出会ったイオリたち。タビタは姉妹に対抗心を燃やし、イオリに熱烈アプローチ!?そしてユーフェミアは、イオリの背負った罪の真相に、ある決意をするのだが……。待望の第2巻、読了。面白い。そして――タビタ、可愛い。露出度というか、全裸になる頻度が榊作品では過去最高だと思えるのだが、無表情かつ、倫理観のズレによる羞恥心のなさから、エロよりも微笑ましい気持ちになれる。うん、可愛い。もう1人のヒロイン・ユーフェミア、彼女の父親を主人公・イオリが殺害するに至った真実も語られ、次巻からは気兼ねなくヒロイン達によるイオリ争奪戦が展開されると思われる。彼女の中にいる(残っている)チヅル・ノースリヴァの存在も気になるところ。だってビジュアルとキャラがメチャクチャ好み!今回のクライマックスは、やはりタビタの挿絵のシーン(画像はトリミング済み)。超可愛い!是非とも、ここに至るまでの経緯を読んだ上で、全容を見ていただきたい……!キャラの話ばかりだが、もちろん肝心のストーリーがしっかりしていればこそ。各々がこの世界で生きる理由、意味、目的、事情――そういったものが、それぞれの立場で描かれる。恐らく、近年のラノベとしてはかなり硬派な部類に入ると思われるが、堅苦しいとか説教臭いとかいう事もなく、あくまでエンタメとして成立している。ラノベテイストだけど硬派なのが読みたい・書きたいという方にオススメの作家さんであり、シリーズ。第3巻までは決まっているようなので、次がひとつの区切りになる。いやあ……楽しみ。そして、著者が思い描く結末を迎えるまで続いてほしい。余談。表紙のケモミミメイド姉妹の全身を正面から見たかった……!出版社の特設ページはこちら PR