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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

新居の話

流遠亜沙 ASSAULT form
「春アニメが次々と終わっていくわね……」

タオエン
「もうすぐ改変期ですから。3ヶ月ごとに出会いと別れを繰り返すのは、現代人にとって避けようのない試練なのでしょう」

流遠亜沙 ASSAULT form
「これが原罪を背負ったあたし達に与えられた罰なのだとしたら、神はなんと残酷な仕打ちを……!」

タオエン
「まったくです。3ヶ月ごとに“嫁”を奪い去る憎き敵――それが神なのだとしたら、なんと傲慢な事か……!」

流遠亜沙 ASSAULT form&タオエン
「……はあ」

ヤミヒメ
「飽きもせず、3ヶ月ごとに言っているな。いい加減に慣れぬものか」

タオエン
「姉さんといえど、今の発言は聞き捨てなりません。そんなものは慣れではなく、感情が麻痺しているだけです」

流遠亜沙 ASSAULT form
「そうだ! もっと言ってやれ!」

タオエン
「この心の隙間を埋めるため、姉さんは私を抱き締めて頭を撫でるべきです!」

流遠亜沙 ASSAULT form
「異議なし! 次でいいんで、あたしもお願いします!!」

ヤミヒメ
「…………」

タオエン
「――さて、おふざけはこのくらいにしておきましょうか」

流遠亜沙 ASSAULT form
「そうね」

ヤミヒメ
「まったく……で、どうなのだ? もうすぐ新居に来て1ヶ月だろう?」

タオエン
「たしか、格安の混載便のため、樋越荷物が届いたのが先週の月曜日でしたか」

流遠亜沙 ASSAULT form
「うい。ようやく人間が住む部屋になりましたよ」



Before



After

ヤミヒメ
「なんというか……」

タオエン
「元通りですね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「そりゃそうよ。さすがに冷蔵庫なんかの家電は買い替えたけど、基本的には前のアパートで使ってたものだから」





ヤミヒメ
「ふむ。心なしか、前の部屋より広く感じるな」

流遠亜沙 ASSAULT form
「8畳半あるから、実際に広いのよ。これで4万2千円。東京の家賃が、いかに高いか思い知るわ」

タオエン
「静かに暮らすのであれば、田舎の方がメリットは多いでしょうね」

流遠亜沙 ASSAULT form
「せやな。ただ、ここで静かに余生を送るのかと思うと、なんか微妙な気持ちにもなるけどね」

ヤミヒメ
「なんなのだ、辛気くさい」

タオエン
「その気になれば何でもある”東京と違い、宮崎にはマイスターが心惹かれるものが何もありません。実際に行動に移すかどうかはさておき、あるかないかは、気持ちの上では大きな差でしょう」

流遠亜沙 ASSAULT form
「タオッチ、判ってる! 100看板娘ポイントあげちゃう!」

ヤミヒメ
「……私が朴念仁のようではないか」

タオエン
「問題ありません。互いに足りないものを補い合うのが姉妹ではありませんか。私がもらった看板娘ポイントの半分は、姉さんに差し上げます」

ヤミヒメ
「タオエン……」

タオエン
「その代わり私に姉さんと“きゃっきゃうふふ”出来る権利を――」

流遠亜沙 ASSAULT form
「オッケー判った! 姉を想う妹の美しき姉妹愛――あたし、感動した! “きゃっきゃうふふ”出来る権利を管理人権限であげちゃう!」

ヤミヒメ
「……看板娘ポイントなど要らんわ」

流遠亜沙 ASSAULT form&タオエン
「えー」


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