庵野秀明 責任編集 ラノベ・漫画・雑誌・ムック 2017年01月25日 『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』【収録内容】・庵野秀明インタビュー(本書のみの独占掲載) 7万字以上の大ボリューム! ・主要スタッフインタビュー樋口真嗣、尾上克郎、前田真宏、竹谷隆之、鷺巣詩郎、山内章弘、佐藤善宏、大屋哲男、佐藤敦紀、山田康介、林田裕至、佐久嶋依里、山田陽、野口透、稲付正人、三池敏夫、摩砂雪 他・『シン・ゴジラ』はこうして作れた! 庵野総監督による企画メモやプロット、脚本(準備稿、決定稿、最終決定稿)、各クリエイターのデザイン画やイメージボード等を網羅して収録・前田真宏による『シン・ゴジラ』デザイン画・竹谷隆之による『シン・ゴジラ』雛型写真・メイキングスチルによる撮影現場紹介・ゴジラをはじめとするCGモデリング画像・セット、ミニチュアその他劇中登場アイテム・ポスター、チラシ、予告編など広告媒体記録・完成台本(関係者配布用製本と同仕様)を別冊付録で同梱・特典描き下ろしイラストポスター(前田真宏、鶴田謙二)封入・責任編集/庵野秀明・監修/カラー、東宝・取材、執筆/氷川竜介、中島紳介、木川明彦昨年末に発売された超豪華本、読了。税込み1万584円という高価なものなので迷ったが、読み終わっての気持ちとしては値段相応の価値はあると思う。個人的には解説本としての側面にも期待していたのだが、本書は記録集で、インタビューに関しても作品制作に対するドキュメンタリーといった印象が強い。なので、値段以上とまでは言えないまでも、値段相応という評価。高価なものなので気軽にオススメは出来ないが、映画本編を何度も観るくらい好きで、制作の裏側も知りたい――そんなディープな方は読んでほしい。ゴジラのデザインや造形面に興味のある方も同じく。前田真宏氏のデザインやイメージボードなどは、かなり見ていて興味深い。インタビューで言うと、総監督はもちろん、特技監督・樋口真嗣氏のコメントも面白い。樋口監督には、いつの日かまた怪獣映画を撮ってほしい――そう思った。コメントしたい事は他にも多々あるが、キリがないのでこのくらいに。なお、重版決定したそうなので、欲しい方はこの機会をお見逃しなく。 PR