雪のように白い《新たな翼》を手に入れ、少女は再び大空を目指す――!! ラノベ・漫画・雑誌・ムック 2016年03月03日 『雪の翼のフリージア』著者:松山 剛イラスト:ヒラサト翼を持った人々が住む国。事故で己の翼と家族を失った少女・フリージアは、“義翼”職人ガレットのもとを訪れる。再び、誰よりも速く大空を駆けるために。これは、少女と義翼職人の、失った翼を取り戻す物語。『白銀のソードブレイカー』の松山剛氏の、電撃文庫・第2作目、読了。元々、『ソードブレイカー』を読んだのは第1作目である『雨の日のアイリス』がすごく良かったからで、本当は発行順に読みたかったのだが、そこは読む時間がなかなか……ね。ともあれ、読了なので感想など。内容的には割りと王道の“逆境に負けない意志の強い女の子ががんばる”話。正直、この手のヒロインに感情移入しにくい性格もあり、『アイリス』や『ソードブレイカー』ほどの読後感は得られなかった。面白くはあるのだが、単純にヒロインの好みの問題で評価はそこそこ。ちょっと気になったのは、本編中でヒロインのフリージアが巨乳である事を強調しているにも関わらず、どう見てもイラストでは普通サイズ(2次元ヒロインとしてはだが)である事。『ソードブレイカー』でも感じたが、この作者は硬派な文章を書きつつも巨乳好きを隠さない“漢(おとこ)”なので、イラストが巨乳じゃなかったのが悔やまれる。次は3作目にあたる『氷の国のアマリリス』を読もうかと。 PR