《真実》は《死闘》の果てに。 ラノベ・漫画・雑誌・ムック 2015年10月13日 『白銀のソードブレイカーIV -剣の絆、血の絆-』著者:松山 剛イラスト:ファルまろ白銀の破壊者エリザは、ついに最凶の剣聖デュランダルとの戦いに臨む。他の剣聖とは一線を画した存在感を放つ、デュランダルの目的とは。『聖剣』と『剣聖』そして『魔剣』と『剣魔』。全ての答えが今明らかに。……終わってもうた。なんというか、良かったとしか言い表せない。最終ページにある挿絵のエリザの笑顔がすべてを物語っているというか。いっそ画像も貼りたいくらいだが、これはちゃんと本文を読んだ上で見てほしいので貼らない。なので、替わりにこの素敵な挿絵を。実に豊満である。あとがきの“公式設定”いわく、エリザはレギュラーキャラでは1番という事になる。これが何の設定なのかは推して知るべし。しかし、この作品は本当に面白い。硬派な物語を書く作家は、いわゆる“萌え”が不得手だったりするが、この著者は前面にこそ押し出さないものの、女の子を可愛く描く術を知っている。実際、ヒロインのエリザが超可愛い。もう本当にツボ。主人公(作品の主な視点を担うという意味で)がエリザを愛おしく感じていく段階と、読者のそれがシンクロしている感が半端ない。結末の段階では、完全に主人公の心情と一致していた。エリザ――本当に愛おしい。他にもロリババア、剣術小町、控えめ淑女、妖艶な子持ち、狂人などなど、様々な美少女達が登場。もちろん、ストーリー面での読みごたえもバッチリ。この作品は本当にオススメなので、是非とも読んで欲しい。 PR