ソイヤ! アニメ・ゲーム・特撮 2014年10月03日 ヤミヒメ 「『仮面ライダー鎧武/ガイム』、最終話を迎えてしまったな」 ツバキ 「前置きなしですね。その前に、あいさつをしてもいいですか?」 ヤミヒメ 「ん、ヤミヒメだ」 ツバキ 「ご無沙汰しております、『BLASTER form』の看板娘・ツバキです。特撮話という事でお呼ばれしました」 ヤミヒメ 「でだ、『鎧武』が終わってしまった訳だが」 ツバキ 「第47話は、最終話というよりエピローグでしたね。光実の救済と、城乃内が前に進むための話だったように思いました」 ヤミヒメ 「そうだな。〈邪武〉が劇場版に登場したコウガネというのは意外だった。忘れていたが、あのイナゴ怪人は夏に放送された第37話『バロン・サッカー夏の陣』に登場していたのだな」 ツバキ 「劇場版に向けた前振りのエピソードでしたね。たかだか3ヶ月前の話なのに、やはり毎週のように現れては倒されていく怪人は、忘れてしまいますね」 ヤミヒメ 「悲しいかな、な。そういえば、コウガネの声は役者が違っていたな」 ツバキ 「声優の斧アツシさんでしたね。やはり、本業でない方を声だけでオファーするのは色々とあるんでしょう」 ヤミヒメ 「劇場版を観たファンにとっては嬉しいが、観ていないと「コウガネ? 誰?」となるかもしれんがな」 ツバキ 「難しいところですね。私は次回作の『ドライブ』とのコラボがあるのではと予想していましたが、外れました」 ヤミヒメ 「『ウィザード』の特別編の例があるからな。それは『MOVIE大戦』までおあずけだ」 ツバキ 「『鎧武』の結末についてはどう感じました? さすがに日曜朝のヒーロー番組で、救いのない結末はないだろうと予想していましたが、主人公とヒロインが地球を去るとは思いませんでした」 ヤミヒメ 「メインライターの虚淵氏は、そういう作風が多いそうだな」 ツバキ 「ええ。ひどい脚本家さんです(笑)」 ヤミヒメ 「笑ってよいものか判断に困るな。私はクライマックスとも言える〈鎧武〉と〈バロン〉の最後の一騎打ちが燃えたな。次々にフォームチェンジを繰り返していく様は爽快だった」 ツバキ 「私は沢芽市がゴーストタウンになってからの展開が好きです。余談ですが、世界各国から核ミサイルが撃ち込まれるという展開は、マイスターも小説のネタとして考えた事があるそうです。「使うとしても半年は封印だな」と言っていました」 ヤミヒメ 「……どの作品で使うのだ。『鎧武』の前半は“子供と大人の対立”だったな。今思えば、まだ平和な時代だった」 ツバキ 「マイスターももう30歳ですから、ビートライダーズの面子より、貴虎に感情移入しながら観ていたそうですよ」 ヤミヒメ 「〈斬月・真〉に想い入れが強いのは、そういう理由もあるのか。あのダメ人間も、そろそろ真っ当な大人になってもらわねばならんのだがな」 ツバキ 「ヤミヒメさんは戒斗推しでしたね」 ヤミヒメ 「最終話に出番があったのは嬉しかったな。あれが幸せな結末であったかは判らぬが。ツバキは誰推しなのだ?」 ツバキ 「強いて言うなら阪東さんでしょうか」 ヤミヒメ 「フルーツパーラーのマスターか。意外……と言うほどでもないか」 ツバキ 「「先生」と呼んでほしいです」 ヤミヒメ 「それは『龍騎』の……まあよい。正直、序盤は微妙だったが、話が進むにつれ盛り上がっていった感がある作品だな。ライダーの数もフォームチェンジのバリエーションも豊富で、単純にわくわくした」 ツバキ 「“仮面ライダー”でなく“アーマードライダー”という呼称に、どのような意味が隠されているのかも期待していたのですが、特に言及されませんでしたね」 ヤミヒメ 「アームズチェンジするライダーだから、というだけだったな。鎧がモチーフという事もあるのだろう」 ツバキ 「果実や蛇など、聖書をモチーフとして使ったのは新鮮でしたね。ロックシードが果物メインだったのも、ちゃんと物語に深く関係していました」 ヤミヒメ 「毛色が違うのは毎年の事だが、『鎧武』もまた際立つ作品になったように思う。『ウィザード』が終わった時のように、『鎧武』も終わるのが惜しいと思えて一安心だな。来年の今頃には『ドライブ』もそうあってほしいものだ」 ツバキ 「そうですね。さっそく今週から放送なので、楽しみに待ちましょう。『鎧武』に参加されたスタッフ・キャストの方々には惜しみない賛辞を贈らせていただきます」 『仮面ライダー鎧武/ガイム』公式サイトはこちら PR