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流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

舞い降りる剣?

流遠亜沙 BLASTER form
「もはや、オ●ニーが趣味になりつつあるわ」







ヤミヒメ
「な、何を言っておるのだ!?」







ベアトリーチェ
「あれ? マイスター、色が違わない?」







タオエン
「おや、そういえば」







ツバキ
「見つけましたよ、マイスター。ここは『ASSAULT form』なんですから、BLASTER formはお呼びじゃありませんよ?」






流遠亜沙 BLASTER form
「今日からここは、あたし――BLASTER formが占拠する!」







ツバキ
「はいはい。お話は私が聞きますから、『BLASTER form』に帰りましょうね?」






流遠亜沙 BLASTER form
「ちょ……離せ、ツバキ! あたしは、あんな場所で終わる器じゃ――」







ツバキ
「はいはい。すみません、皆さん。お騒がせしてしまいました。私達はこれで失礼致しますので」






ベアトリーチェ
「行っちゃったね」







ヤミヒメ
「ふむ。ツバキも苦労が絶えんな」







タオエン
「…………」







ベアトリーチェ
「どしたの、タオ姉?」







タオエン
「実は、以前から危惧していた事がありまして」







ベアトリーチェ
「なあに?」







タオエン
「ツバキさんの存在です」







ヤミヒメ
「ん? どういう意味だ」







タオエン
「先日、お話をする機会があったのですが、私よりもラノベ・漫画事情に詳しかったのです」






ベアトリーチェ
「アニメ知識もすごいよ。『プリズマイリヤ ツヴァイ!』のイリヤと美遊、どっちが可愛いかで盛り上がっちゃった。ちなみにわたしはイリヤ派」






ヤミヒメ
「そうか、特撮以外にも詳しかったのだな。すごいな、ツバキは」







タオエン
「そこで感心してしまうのは姉さんの美徳ですが、危機意識も持つべきですよ」






ヤミヒメ
「ん?」







タオエン
「私達は、それぞれにマイスターの趣味を分散して担当しています。しかし、ツバキさんは恐らく、マイスターの趣味をすべて理解出来るはずです」






ベアトリーチェ
「わたし達が〈ストライクガンダム〉だとしたら、ツバキちゃんは〈フリーダムガンダム〉って事?」






タオエン
「良い例えです」







ヤミヒメ
「……どういう事だ?」







タオエン
「『機動戦士ガンダムSEED』に登場する主人公機〈ストライクガンダム〉は、装備を換装する事で、あらゆる戦況に対応出来ます。しかし、主人公が後半に乗り換える〈フリーダムガンダム〉は、装備の換装なしで、すさまじい戦果を挙げる事が可能です」




ヤミヒメ
「……すまん。お前が何を言いたいのか判らん」







ベアトリーチェ
「つまり、ツバキちゃん1人で、わたし達3人分の働きが出来るって事だね」






ヤミヒメ
「すごい事ではないか。『B』にはツバキしかおらぬから、それも仕方あるまい」






タオエン
「姉さん、〈フリーダム〉の戦力は〈ストライク〉3機分とイコールではないんです。搭乗者の技量が同じなら、〈ストライク〉3機で勝ち目はありません。そして、ツバキさんのスペックは未知数です。私達3人では、恐らく勝てないでしょう」




ヤミヒメ
「だから、なぜ、戦う事が前提になっておるのだ?」







タオエン
「ツバキさんは私達――ひいては『A』に対するカウンターとして用意されているのではないでしょうか?」






ヤミヒメ
「何のためにだ?」







ベアトリーチェ
「抑止力とか?」







ヤミヒメ
「我々が反乱を起こさぬようにか? 馬鹿馬鹿しい」







タオエン
「姉さんは、自分の状況に満足していますか?」







ヤミヒメ
「無論だ。私は看板娘として尽力してきたつもりだぞ」







タオエン
「それに対して、姉さんに見返りがありましたか?」







ヤミヒメ
「…………」







タオエン
「マイスターの馬鹿に付き合いきれなくなり、辞めたくなった事はありませんか?」






ヤミヒメ
「…………」







タオエン
「その沈黙が答えです。私達は尽くすばかりで、何の益も得ていません」







ベアトリーチェ
「考えてみれば、ひどい話だよね。わたしはまだ1年くらいだけど、ヤミ姉は、もう何年も看板娘やってるんでしょ?」






 ヤミヒメ
「…………」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉がフリーズしちゃった」







タオエン
「恐らく、数年分の看板娘としての思い出が走馬灯状態なのでしょう」







ベアトリーチェ
「でもタオ姉、本気で考えてる訳じゃないんでしょ?」







タオエン
「もちろんです。少し、姉さんをからかってみたくなっただけです。看板娘としての自分に葛藤する姉さん――ふふふ」






ベアトリーチェ
「タオ姉、怖いよ」






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