流遠亜沙
「どうも、流遠亜沙です。毎月22日は“にいにい”と“にゃんにゃん”なので『お兄ちゃんの日+猫の日』という事になっております。さあ、お前のにゃんにゃんを数えろ!」
ツバキ
「兄上様、大好きですにゃん♪ ごきげんいかがですか、ツバキです」
ヤミヒメ
「……兄上様、今宵の虎徹は血に飢えているにゃん。ふむ、ヤミヒメだ」
流遠亜沙
「6月なので6回目。当然、鞠絵ver.でございますな。時にヤミヒメさん?」
ヤミヒメ
「何だ?」
流遠亜沙
「この企画は萌える台詞を言うのが趣旨なのよ? 誰が新選組局長・近藤勇の台詞を言えと」
ヤミヒメ
「……そういうのは照れるのだ。だが、格好のよい台詞なら言える事に気付いてな」
流遠亜沙
「だからって趣旨が変わっちゃ……まあ、いいや」
ヤミヒメ
「それより……」
ツバキ
「?」
ヤミヒメ
「ベアトリーチェとタオエンはどうしたのだ」
流遠亜沙
「“あの日”です。ちなみに、あたしも今日は“あの日”なので、あとはお2人にお任せしますわ。ちゃお♡」
ヤミヒメ
「――あ、おい!」
ツバキ
「よろしくお願いします、ヤミヒメさん」
ヤミヒメ
「う、うむ……」
ツバキ
「……すみません。私が来てはご迷惑でしたか?」
ヤミヒメ
「別に、そんな事は……」
ツバキ
「…………」
ヤミヒメ
「…………」
ベアトリーチェ
「お見合いか!」
タオエン
「奥手にも程があります」
ヤミヒメ
「な!?」
ベアトリーチェ
「兄上様、わたしも大好きだにゃん♪ えへへ、ベアトリーチェだよ」
タオエン
「兄上様、私ももちろんお慕いしておりますにゃん。ごきげんよう、タオエンです」
ヤミヒメ
「どうしたのだ。“あの日”ではなかったのか?」
ベアトリーチェ
「うん。“『あの日タイムマシン』は良い曲だよねと想いを馳せる日”だよ」
タオエン
「何だと思ったんですか?」
ヤミヒメ
「マイスター! 貴方もいるのであろう!?」
流遠亜沙
「ばれましたか」
ヤミヒメ
「何なのだ、この茶番は?」
流遠亜沙
「だって、ヤミヒメの態度がそっけないから、嫌われてるんじゃないかってツバキが気にしてたから。ほら、『本当は好きなんだよ』って言っちゃいなYO!」
ヤミヒメ
「!?」
ツバキ
「え……そうなんですか?」
ヤミヒメ
「あ、いや、それは……」
ツバキ
「?」
ヤミヒメ
「そ――そうだ! 本当はそなたが可愛くて、上手く話せなかったのだ! それが言えずに、あのような態度をとってしまったのだ!」
ツバキ
「そうだったんですね……」
ヤミヒメ
「誤解をさせてしまい、すまなかった」
ツバキ
「ヤミヒメさん……」
ヤミヒメ
「許してもらえるだろうか……」
ツバキ
「では、私の事も名前で呼んでください。そしたら許します」
ヤミヒメ
「う、うむ……ツバキ」
ツバキ
「――はい!」
ベアトリーチェ
「ヤミ姉がにやけてる……。黒髪に和服だもんね。昔のヤミ姉と並んだら姉妹みたいだろうね。……別にうらやましくなんてないけど」
タオエン
「そうですね。きっと、お似合いでしょう。……うらやましくなどないですよ、ええ」
流遠亜沙
「では、『A』と『B』の看板娘が判り合えたところで、本日はここまで! 『BLASTER form』もよろしくね」
そんなツバキが看板娘を務める『BLASTER form』は
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