>時々、“人間じゃない”という発言が見られますが、看板娘さん達は人間じゃないんですか? by RA-Cf
ベアトリーチェ
「久しぶりのウェブ拍手コメントだね」
ヤミヒメ
「ふむ、それに初めて見るハンドルネームだ」
タオエン
「RA-Cf……」
ベアトリーチェ
「どうしたの、タオ姉?」

タオエン
「いえ、私の気にしすぎでしょう。さっそく本題に移ってください」

ベアトリーチェ
「そう? じゃあ、コメントに対する答えだけど――“イエス”だよ」

ヤミヒメ
「我々は旧サイトで掲載されていた小説『漆黒の狂襲姫』に登場する“ゾイド”という兵器の擬人化された姿なのだ。それが、いつの間にかブログの雑談の聞き役にされ、気が付けば看板娘になっていた」

ベアトリーチェ
「わたしは過去編『宵闇の凶終姫』が初登場だね。ヤミ姉は〈コマンドウルフ〉っていうオオカミ型ゾイドで、わたしは〈ヘルキャット〉っていうヒョウ型ゾイド。犬や猫じゃないんだよ?」

タオエン
「そもそも、獣の耳と尻尾が付いている時点で、まともな人間ではありませんが」

ベアトリーチェ
「タオ姉は狐だから、きっと“アレ”だよね」

ヤミヒメ
「恐らく、十中八九“アレ”だろうな」

タオエン
「私は何もマイスターから聞かされていないのですが、間違いなく“アレ”でしょうね」

ベアトリーチェ
「もうゾイド小説は書かないのかな? 『宵闇』が未完のまま旧サイトが閉鎖されたから、わたしの結末とか描かれてないんだよね」

タオエン
「今月で『あなたといるからver.1.75』が終わる予定なので、再開するのではないですか?」

ヤミヒメ
「新キャラのタオエンに獣属性を付けたのだ、何かしらの形で再開するとは思うが……どうだろうな」

ベアトリーチェ
「獣属性はただの趣味かもよ」

タオエン
「あり得ますね。ただの人間では満足出来ないという特殊な性癖を持っているようですし。私が知らないだけで、着脱可能かもしれません」

ヤミヒメ
「……否定が出来ん」

ベアトリーチェ
「ともかく、これで質問の答えにはなったかな?」

ヤミヒメ
「新サイトになって約半年だからな。旧サイトの事を知らない方に説明をする良い機会になった。今後も何か気になった点があれば、遠慮なく質問してくれるとありがたい」

タオエン
「では、同じ新参者として、私も質問をしても構いませんか?」

ヤミヒメ
「ん、何だ?」

タオエン
「2人の3サイズが知りたいです」

ヤミヒメ
「何を言っておるのだ!? そんな設定は存在せぬし、あっても教えん!」

ベアトリーチェ
「わたしも聞かされてないなぁ。マイスターに訊いてみようか?」

タオエン
「気にはなりますが、設定があったらあったで引きますね。では、私がこれから測りま――どこに行くんです?」

ヤミヒメ
「ベアトリーチェ、二手に分かれるぞ!」

ベアトリーチェ
「かしこまり~!」

タオエン
「――逃がしませんよ」

ヤミヒメ
「!? なんだ? 急に目眩が……」

ベアトリーチェ
「う~……ふらふらする」

タオエン
「私の幻影能力の応用です。もう逃げられませんよ? 素直に測らせてもらえれば、このような事はしなくて済んだのですが……致し方ありませんね。せっかくですので、他にも色々と楽しませて――いえ、協力してもらいましょう。ふふふ」
その後、ヤミヒメとベアトリーチェは精神的に憔悴しきった状態で発見された。
何があったのかは黙して語らなかったという……。