流遠亜沙
「日曜ですが、本日は紙白作品5周年企画の更新はありません。だって、無事終了したから……」
ヤミヒメ
「なんだ、燃え尽き症候群というやつか? ダレおって」
流遠亜沙
「いや、そんな大層なもんやないねんけど」
ヤミヒメ
「なぜ貴方は時々、うさんくさい関西弁になるのだ?」
流遠亜沙
「関西弁、好っきゃねん」
ヤミヒメ
「…………まあよい」
流遠亜沙
「呆れないでよ。それじゃあ、ウェブ拍手を戴いてるのでご紹介」
>『とある機獣乙女ゾイド達の独白』を拝読しました。
短編の上、オムニバスなのであっという間でしたが。
最近では完全に市民権を得た「擬人化」という表現ですが、それを文章にして具体的に著すには、強い思い入れがあるからこそと察します。
私も同じゾイドの二次小説を描くからこそ思うのかもしれませんが、表現の志向性(この場合嗜好性かな?)の違いを強く感じます。
これはアサルト様が本来抱いていたテーマとは違っているのも承知なのですが、少女の魂の宿るゾイドを描くのか、それとも鋼鉄の野獣として人間同様の人格とは異なった生命としてのゾイドを描くのかによって、作品の方向性は180度違ってきます。
本作で、健気で可愛らしい少女達の人格を持つゾイドの独白を知り、では顧みて自分のゾイド観とは? と、結構深い部分まで踏み込んで考えました。
少なくとも、オフィシャルのバトストでも、ゾイドとは人間のエゴまで受け入れる、常に健気な存在でした。
或いはアサルト様のゾイド観こそが的確ではないかと、今も考えを模索している最中です。
孰れ新作などを発表された時、改めて感想などを通じて答えを導き出したいと思っています。
それでは最後に、5週連続の企画、お疲れ様でした。 by 城元太

ヤミヒメ
「城元太さんは、いつも熱量のあるコメントをくださるな」

流遠亜沙
「ありがたい事です」

ヤミヒメ
「貴方はゾイドの擬人化を、どういったスタンスで書いておるのだ?」

流遠亜沙
「“戦闘機械獣である事”を前提に書いてます。人の姿をしてるけど、それは“人を知りたい・歩み寄りたい”というゾイドの想いが形になった結果です。だから、“人の姿をした人でないもの”として書いてるつもりです。美少女・美女の姿なのは趣味ですが」

ヤミヒメ
「どんなに人らしく見えても、それはあくまで人を模倣しているという事だな」

流遠亜沙
「そんな感じ。でも、模倣もいつかはオリジナルになります。人とコミュニケーションを続ける事で、模倣じゃない感情が芽生えるんじゃないか――そうなればいいな、と」

ヤミヒメ
「伊達や酔狂で“人外”好きをこじらせておる訳ではないのだな」

流遠亜沙
「人工知能や感情プログラムも好きよ。まあ、擬人化に興味ない方にも納得してもらえる、なおかつ萌えてもらえる描写が出来るように心掛けるだけよ」

ヤミヒメ
「さようか。まあ、私とて貴方の趣味の産物だからな」

流遠亜沙
「おっと、“パパ”なんて呼ばせないわよ。どうしても呼びたければ“お兄ちゃん”でお願いします」

ヤミヒメ
「貴方は本当にどうしようもないな」

流遠亜沙
「それはそれとして――10月11日までに企画アンケートにお答えくださったには、お礼となります同人誌を添付したメールをお送りしましたので、ご確認ください。届いていない方がいらっしゃいましたら、お手数ですがご連絡ください」

ヤミヒメ
「アンケートに答えてくださった方がいたのか。ありがたい事だな」

流遠亜沙
「うい。プレゼントは今月中にアンケートにお答えくださった方全員にさしあげておりますので、よろしければ、ご協力をお願いします」

ヤミヒメ
「こういうのは励みになるからな。協力してやってほしい」

流遠亜沙
「アンケート結果は紙白さん以外には見せませんし、メアドを悪用などしません。あ、でも企画内容の評価に関しては、後ほどネタにするかもしれません」

ヤミヒメ
「悪用するな馬鹿者。同人誌が不要の場合は、名前とメアドの記入は必須ではない。なので匿名で酷評してくれてもよい」

流遠亜沙
「匿名であからさまに悪意のあるコメントなんかは黙殺するけどね。いい加減、気にしなくなるくらいのメンタルにはなったわ」

ヤミヒメ
「ネット上で表現をするなら必須技能かもしれんな」
紙白作品5周年企画『5th anniversary of KAMISHIRO』は
こちら