宇宙世紀を覆う呪縛が解かれる時――人類の可能性を賭けた最終決戦 アニメ・ゲーム・特撮 2014年06月13日 機動戦士ガンダムUC episode 7『虹の彼方に』 地球連邦政府転覆の可能性を秘めた『ラプラスの箱』の在処が遂に明かされた。 『箱』を奪取せんと先行したフル・フロンタルを追い、〈インダストリアル7〉に急ぐ バナージだが、眼前に《バンシィ・ノルン》を駆るリディ と、アンジェロの《ローゼン・ズール》が立ち塞がる。 『箱』の守人、サイアムが待つ〈メガラニカ〉に到達する者は果たして―― 第1巻が発売されて約4年――ついに完結したアニメ版『ガンダムUC』。 感想としては――とにかく、すごかった。 すでに劇場公開やネット配信もしており、BD発売から1週間経つので、もう感想書いてもいいよね? なんというか、もう圧巻。 まずはep.4ばりの“MS博覧会”。 分離・合体機構を活かした撹乱攻撃を見せた〈バウ〉や、後の小説『閃光のハサウェイ』に登場する〈グスタフ・カール〉、まさかのMSVの〈ギガン〉などなど。 特に印象に残ったのは〈ジェガン〉と〈ギラ・ズール〉の2機を圧倒した〈シュツルム・ガルス〉で、ローリング・ソバットを決めるシーンにはやられた。 〈ユニコーンガンダム〉と〈バンシィ・ノルン〉が共闘して〈ネオ・ジオング〉に立ち向かうシーンにもニヤニヤが止まらなかった。 ラストでサイコ・フィールドを張るシーンもゾクゾクした。 けど、やはり1番震えたのはマリーダの最期……。 あたしは『UC』のヒロインはマリーダだと思っているので。 そりゃ、原作読んでるから結末は知っているのだが、アニメではひょっとしたら――とか思っていたのだが……。 あとは『逆シャア』や『ファースト』の名場面が新作画で描かれた事。 正直、世代的に『ファースト』には、そこまで思い入れはないのだが、『ビギニング』をBGMに〈ガンダム〉が〈ビグ・ザム〉にビーム・サーベルを突き立てるシーンを観てグッと来てしまった。 他にも書きたい事はいくらでもあるのだが、キリがないのでこのくらいに。 もう1度言いたい――とにかく、すごい。 『逆シャア』までの“宇宙世紀ガンダム”が好きな方には是非とも観ていただきたい。 宇宙世紀を知らない若いロボット好きにもオススメしたい。 こんなロボットアニメが観たかった――きっと、そう思えるはず。 PS. 今回は特典映像のダイジェストが面白い。 これまではフロンタル役の池田秀一さんが素敵なナレーションで真面目にやっていたが、今回はマリーダ役の甲斐田裕子さんが淡々とはっちゃけたナレーションをやっていて笑ってしまう。 これから本編を観る場合は雰囲気ぶち壊しだが、個人的には好き。 アニメ公式サイトはこちら PR