忍者ブログ

流遠亜沙 ASSAULT formの局地戦な日々

 

流遠亜沙 ASSAULT formが運営するサイト『局地戦用強襲型機動兵器・改』の付属ブログです。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

亜沙先生のはちみつ授業

タオエン
「マイスター、昨日のブログを読んで思ったのですが、模型作りというのは楽しいのですか?」






流遠亜沙
「あー……。あたしはその問いに対して、即答で「イエス」とは言えないのよね。正直、作るのはめんどい」






タオエン
「そうなのですか? てっきり、楽しいから作っているものだとばかり思っていましたが」






流遠亜沙
「うちの母親がまさにそうなんだけど――模型を作らない人は、模型作りが趣味の人は作るのが好きで作ってると思ってるのよね。あたしに限って言えば、それは間違い。作らないと飾れないから作ってるだけで、作る過程はめんどい。最近は全然やらなくなったけど、ひたすらパーツにヤスリがけとかしてると、自分が何をしてるか判らなくなる時がある。悟りが開けそうになったりね」


タオエン
「危ないですね」







流遠亜沙
「そもそも、パーツをランナーから切り離して、ゲート処理して、接着剤を塗ってハメ合わせて、合わせ目消して、スミイレしたり塗装したりして、これだけでも大変なのに、塗装のための後ハメ加工とか、プラ板でミリ単位の延長したりポリパーツのカバーを作ったり、パテを盛ったり、関節や電飾を仕込んだり……ここまでいくと常軌を逸してる。もう立派に芸術だわ。あたしは、そこまでは出来ない」


タオエン
「……それを聞くとまったく楽しそうな気がしませんね。では、あなたの場合、作るのは苦痛でしかないと?」






流遠亜沙
「いや、困った事にそうでもなくて。確かに作ってる最中は「めんどくさい……誰か作ってくれないかしら」とか思ってるんだけど、少しずつパーツが形になっていく充実感はあって、完成した瞬間の達成感は気持ち良いのよ。色々ポーズつけて遊んだりしてると「嗚呼、作って良かった」って思うしね。作るっていう過程が苦しいほど、完成した時の達成感は大きくて――だから作れるんだと思うわ」


タオエン
「珍しく語りますね」







流遠亜沙
「ダテに10歳から続けてないわ。まあ、ここ数年はめっきり作る数も減ったけど。昔は合わせ目消しとか塗装とか、下手なりにちゃんとやってたな……」





タオエン
「なぜ、今はやらないんですか?」







流遠亜沙
「やらなくても充分に見られるから。少なくとも、あたしは素組みで満足。スミ入れしかやらない。メーカーの技術の進歩はすごいけど、あたしみたいなライトユーザーは駄目になるね」





タオエン
「奥深いというか、なかなかに業の深い趣味なんですね。私には無理そうです」






流遠亜沙
「あれ、興味あったの? 工具、貸そうか? なんなら手取り足取り、優しく丁寧に教えるわよ? 流遠亜沙先生の個人授業はとろーりとして、とっても甘いの」





タオエン
「みずほ先生のはちみつ授業に謝ってください」







流遠亜沙
「最優先事項よ♪」
PR

劇場版…?

流遠亜沙
「青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの♪」







ベアトリーチェ
「……おかしいよね?」







タオエン
「……おかしいですね」







流遠亜沙
「え? どないしてん?」







ベアトリーチェ
「もう5月も半ばを過ぎたのに、なんでいつも通りなの?」







タオエン
「当たり前のように五月病になっていると思っていたのですが」







流遠亜沙
「あー、なるほどなるほど」







ベアトリーチェ
「なんか余裕ぶった態度が腹立つんだけど」







タオエン
「軽くイラッとしますね」







ヤミヒメ
「そなたらは知らぬのだったな。驚いた事に、このダメ人間はな――五月病にならぬのだ」






ベアトリーチェ
「え……ダメ人間なのに?」







タオエン
「まさか、ダメ人間ですよ?」







流遠亜沙
「ひどい言われようだわ。でも……嫌いじゃないわ! もっと! もっと言って!!」






ベアトリーチェ
「マイスター、ちょっと黙って。どういう事なの、ヤミ姉?」







ヤミヒメ
「別に大した理由ではないぞ?」







タオエン
「姉さん、焦らしプレイはまたの機会にしましょう。私も理由に興味があります」






ヤミヒメ
「またの機会などない。マイスターはな……年中、五月病のような状態なのだ。なので、5月だから特別に気分が落ち込んだり、やる気が出ない――などといった状態にはならぬわけだ」





ベアトリーチェ
「…………マイスター、なんかごめんね」







タオエン
「…………申し訳ありません。さすがに茶化す気が失せてしまいました」







流遠亜沙
「ちょ――ちょっと、やめてよ! 可哀そうな目で見ないでよ! むしろ、茶化してよ! いつもみたいに僕を馬鹿にしてよ! アスカ、アスカ!」






ベアトリーチェ
「ごめんね。今日はちょっと突っ込めないよ」







タオエン
「そうですね」







流遠亜沙
「……最低だ、あたしって」

毎月22日は『おにいたま』の日

流遠亜沙
「どうも、流遠亜沙です。毎月22日は“にいにい”と“にゃんにゃん”なので『お兄ちゃんの日+猫の日』という事になっております。さあ、にゃんにゃん言えばいいじゃない」





ヤミヒメ
「オニイタマコンニチハニャンフムヤミヒメダ」







ベアトリーチェ
「うわあ……ヤミ姉が完全に棒読みだ。おにいたまぁ、わたしぃ、『棺姫のチャイカ』のBlu-rayも欲しいにゃん♪ えへへ、ベアトリーチェだよ」






タオエン
「姉さんは無の境地に至ってしまったのですね。おにいたま、積んでるラノベがまったく消化出来ていないにゃん。年間50冊以上読んでいた頃があったというのが疑わしくなるにゃん。ふかしこいてんじゃねえぞにゃん。ごきげんよう、タオエンです」




流遠亜沙
「この企画も5月なので5回目――雛子ver.でございます。時にタオエンさん、“ふかしこく”なんてもう言わないんじゃなかろうか?」






ベアトリーチェ
「どういう意味なの?」







タオエン
「嘘ついてんじゃねえ、殺すぞ。ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたろか?――という意味です」






ベアトリーチェ
「へえ、こわーい」







ヤミヒメ
「まあ、間違ってはおらぬが……」







流遠亜沙
「それはさておき――さすがに5回目ともなるとネタが尽きてきますな」







タオエン
「かなり初期から“冒頭のあいさつでノルマ達成。あとは雑談でいいよね?”感がありましたが?」






流遠亜沙
「そ、そんな事……ないよぅ」







ヤミヒメ
「可愛くないぞ」







ベアトリーチェ
「あはは。マイスター、キモ―い」







タオエン
「仕方ありません。マイスターの引き出しなど、フロッピー以下の容量しかないのですから」






ベアトリーチェ
「? “ふろっぴー”って何?」







タオエン
「USBメモリ以前に使われていた、パソコンの記録媒体です。なんでも、1メガほどしかなかったとか」






ベアトリーチェ
「ギガじゃなくて?」







タオエン
「ええ、メガです。現在では考えられませんね」







流遠亜沙
「昔のノートPCなんかも、今思うとびっくりするくらい容量なかったわよね……」






ヤミヒメ
「本当にどうでもいい雑談になっておるぞ」







流遠亜沙
「――あ、ほんまや。これは対策を立てる必要があるわね……。よし、とりあえず今回は語尾に“にゃん”を付けて閉めて」






ベアトリーチェ
「安易だにゃん♪」







タオエン
「ベアトリーチェのあざといキャラは、こういう時に便利だにゃん」







ベアトリーチェ
「あざといにゃんて、ひどいにゃん。わたしは計算なんて出来ない、天然な女の子だにゃん♪ ねえ、ヤミ姉?」






ヤミヒメ
「……なぜ、私に振るのだ?」







流遠亜沙
「ヤミヒメ、語尾」







ヤミヒメ
「…………も、もう終わりだにゃん!」







タオエン
「姉さん……キュン♡」

6月? だから何!?

流遠亜沙
「ふぅふぅ らったった らったったった ふぅふぅ♪ どうも、流遠亜沙(るとお・あさ)です」






タオエン
「朝目が覚めたらもう昨日みたいな日常は無くて♪ ごきげんよう、タオエンです」






ヤミヒメ
「ホントあぁもう...えっとどうしよう♪ ふむ、ヤミヒメだ」







ベアトリーチェ
「ため息混じりに練るお菓子と妄想のレシピの中に♪ えへへ、ベアトリーチェだよ」






流遠亜沙
「本日は歌詞の関係で名乗り順を変えてお送りしました。さて、6月ですが特に何もありません。代わりにゲストがいます。いらっし~ゃい」






ツバキ
「ごきげんいかがですか、ツバキです。およよ、とか言った方がいいですか?」






ベアトリーチェ
「あ、ツバキちゃんだ! どしたの?」







ツバキ
「ご無沙汰しています。実は、先月から立ち上げた『BLASTER form』のアクセス数が芳しくないので、もっと宣伝をした方がいいと思いまして」






タオエン
「看板娘は大変ですね。こちらは3人になりましたが、そちらは1人ですし」






ベアトリーチェ
「“こちら”とか“そちら”とか、ちょっと判りにくいよね。そもそも、『BLASTER form』ってコンテンツなの? 別サイト扱いなの?」






流遠亜沙
「URLを見ると判るんだけど、『BLASTER form』はFC2で作ってて、一応、“姉妹サイト”という扱いです。で、『BLASTER form』と区別するために、こちらのサイトは便宜上『ASSAULT form』と呼ぶ事にします。そこんとこ、よろしく」




ツバキ
「ブログではマイスターのお気に入りのえっちな漫画を紹介したり、性癖を暴露したり、嬉し恥ずかしな話題をしています。18歳以上の大きいお友達だけ見てください」





ベアトリーチェ
「わたしは人間じゃないから年齢とか関係なく見てるけど、あれはセクハラだよね……?」






流遠亜沙
「人間じゃないからセクハラじゃないもん!」







タオエン
「都合のいい解釈ですね」







ツバキ
「……いいんです。わたしが汚されて済むなら、それで」







ベアトリーチェ
「ツバキちゃん、健気……」







タオエン
「それにつけ込むダメ人間、マジ引きます」







流遠亜沙
「おおう、ひどい言われよう。ちなみに、今月から『BLASTER form』のブログは5・15・25日に定期更新。それ以外の日も不定期に更新する事にしました。他のコンテンツの追加はまだ未定」





ベアトリーチェ
「アクセス数って、そんなに少ないの?」







流遠亜沙
「ぶっちゃけ――『ASSAULT form』のブログの1割」







タオエン
「開設したばかりとはいえ、このサイトから飛べるのにその体たらくという事は、需要がないのではないですか?」






ツバキ
「そうですね。マイスターに18禁的なものを求められていないのかもしれません。更新頻度が低いせいもあるとは思いますが」






流遠亜沙
「……べ、別に求められてなくてもいいもん! 書きたいから書いてるだけなんだから! 勘違いしないでよね!?」






ベアトリーチェ
「ツンデレ、乙」







タオエン
「本当に面倒くさい人ですね」







ツバキ
「もう慣れましたが」







流遠亜沙
「ともかく――『BLASTER form』もそれなりに時間かけて書いてるので、えっちなものに理解のある大きいお友達だけ読んでください」






ツバキ
「よろしくお願いしますにゃん♪」







ベアトリーチェ
「ツバキちゃんってば、あざといにゃん♪」







タオエン
「ベアトリーチェ、あなたが言いますか。……姉さん、ずっと黙っていますが、どうかされました?」






ヤミヒメ
「いや、別に何でもない」







ツバキ
「…………」

管理人は傷付きやすい

流遠亜沙
「近所に中学校があるんだけどさ――」







タオエン
「通報しました」







流遠亜沙
「まだ最後まで言うてへんがな」







タオエン
「最後まで聞かずとも判ります。あなたの口から“中学校”という単語が出ると犯罪臭がしますので」






流遠亜沙
「マジで? いや、違うから。近所の中学校で、もう運動会があったらしいのよ」






タオエン
「……つまり女子中学生のブルマ姿が見たかったと?」







流遠亜沙
「違うから。そんなに、あたしを塀の向こう側に送りたいの? てか、もうブルマを採用してる学校なんて日本にないから」






タオエン
「そうなんですか? ……よくご存じで」







流遠亜沙
「あ、いや、そういう話を本で読んで知ってるだけよ? 別に調べたとか、そんなんじゃないのよ?」






タオエン
「…………」







流遠亜沙
「…………」







タオエン
「まあ、そんな事はどうでもいいです。もう帰っても構いませんか?」







流遠亜沙
「お待ちなさい。まだ何も話してないわ」







タオエン
「ち」







流遠亜沙
「舌打ちとかしないで、マジで傷付くから」







タオエン
「…………はあ。それで、女子中学生のスクール水着がどうしたんですか?」







流遠亜沙
「スク水の話なんてビタ一文してないわ。あのね、あたしはリアルの女学生に興味なんてないのよ?」






タオエン
「おや? 美少女美少女と言っておいて、実は熟女好きでしたか。これは意外です」






流遠亜沙
「熟女は二次元でもちょっと……」







タオエン
「あなたの性癖なんて、どうでもいいです。帰っていいですか?」







流遠亜沙
「……そんなに聞きたくないの? バイト店員だって、もうちょっとやる気あるわよ?」






タオエン
「バイトなら給料が出ますが、看板娘はノーギャラなので。したがって、やる気などあるはずがありません。アンダスタン?」






流遠亜沙
「……なんか、すみませんでした」







タオエン
「そういう訳なので、お話は手短にお願いします」







流遠亜沙
「なんだかんだ言って、結局は聞いてくれるタオエン――あたし、好きよ?」






タオエン
「やめてくもらえますか気持ち悪い死んでください」







流遠亜沙
「いやね、今は運動会の時期が早いし、二学期制らしいじゃない。ずいぶんと学校も変わったな――と」






タオエン
「あなたが高校を卒業して、それだけの時間が経ったという事です。――それだけですか?」






流遠亜沙
「それだけです」







タオエン
「なぜ、それだけ言うのに、こんなに時間がかかるんです? 要領の悪い人ですね。しゃべりベタですか?」






流遠亜沙
「あなたが混ぜっ返すからでしょう!?」







タオエン
「おやおや、自分の無能を棚に上げて責任転嫁ですか。見下げ果てた管理人ですね――このダメ人間」






流遠亜沙
「この娘、もうやだ……」

毎月22日は『兄上様』の日

流遠亜沙
「どうも、流遠亜沙です。毎月22日は“にいにい”と“にゃんにゃん”なので『お兄ちゃんの日+猫の日』という事になっております。さあ、お前のにゃんにゃんを数えろ!」





ツバキ
「兄上様、大好きですにゃん♪ ごきげんいかがですか、ツバキです」







ヤミヒメ
「……兄上様、今宵の虎徹は血に飢えているにゃん。ふむ、ヤミヒメだ」







流遠亜沙
「6月なので6回目。当然、鞠絵ver.でございますな。時にヤミヒメさん?」







ヤミヒメ
「何だ?」







流遠亜沙
「この企画は萌える台詞を言うのが趣旨なのよ? 誰が新選組局長・近藤勇の台詞を言えと」






ヤミヒメ
「……そういうのは照れるのだ。だが、格好のよい台詞なら言える事に気付いてな」






流遠亜沙
「だからって趣旨が変わっちゃ……まあ、いいや」







ヤミヒメ
「それより……」







ツバキ
「?」







ヤミヒメ
「ベアトリーチェとタオエンはどうしたのだ」







流遠亜沙
「“あの日”です。ちなみに、あたしも今日は“あの日”なので、あとはお2人にお任せしますわ。ちゃお♡」






ヤミヒメ
「――あ、おい!」







ツバキ
「よろしくお願いします、ヤミヒメさん」







ヤミヒメ
「う、うむ……」







ツバキ
「……すみません。私が来てはご迷惑でしたか?」







ヤミヒメ
「別に、そんな事は……」







ツバキ
「…………」







ヤミヒメ
「…………」







ベアトリーチェ
「お見合いか!」







タオエン
「奥手にも程があります」







ヤミヒメ
「な!?」







ベアトリーチェ
「兄上様、わたしも大好きだにゃん♪ えへへ、ベアトリーチェだよ」







タオエン
「兄上様、私ももちろんお慕いしておりますにゃん。ごきげんよう、タオエンです」






ヤミヒメ
「どうしたのだ。“あの日”ではなかったのか?」







ベアトリーチェ
「うん。“『あの日タイムマシン』は良い曲だよねと想いを馳せる日”だよ」







タオエン
「何だと思ったんですか?」







ヤミヒメ
「マイスター! 貴方もいるのであろう!?」







流遠亜沙
「ばれましたか」







ヤミヒメ
「何なのだ、この茶番は?」







流遠亜沙
「だって、ヤミヒメの態度がそっけないから、嫌われてるんじゃないかってツバキが気にしてたから。ほら、『本当は好きなんだよ』って言っちゃいなYO!」





ヤミヒメ
「!?」







ツバキ
「え……そうなんですか?」







ヤミヒメ
「あ、いや、それは……」







ツバキ
「?」







ヤミヒメ
「そ――そうだ! 本当はそなたが可愛くて、上手く話せなかったのだ! それが言えずに、あのような態度をとってしまったのだ!」






ツバキ
「そうだったんですね……」







ヤミヒメ
「誤解をさせてしまい、すまなかった」







  ツバキ
「ヤミヒメさん……」







ヤミヒメ
「許してもらえるだろうか……」







ツバキ
「では、私の事も名前で呼んでください。そしたら許します」







ヤミヒメ
「う、うむ……ツバキ」







ツバキ
「――はい!」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉がにやけてる……。黒髪に和服だもんね。昔のヤミ姉と並んだら姉妹みたいだろうね。……別にうらやましくなんてないけど」






タオエン
「そうですね。きっと、お似合いでしょう。……うらやましくなどないですよ、ええ」






流遠亜沙
「では、『A』と『B』の看板娘が判り合えたところで、本日はここまで! 『BLASTER form』もよろしくね」







そんなツバキが看板娘を務める『BLASTER form』はこちら(※18歳未満は閲覧禁止)

看板娘シフト

流遠亜沙
「…………」







ベアトリーチェ
「どしたの、マイスター? もう始まってるよ?」







流遠亜沙
「…………ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ――」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉、タオ姉――マイスターが駄目になってる」







タオエン
「ダメ人間は最初からでしょう」







ヤミヒメ
「そうだな。何を今更」







ベアトリーチェ
「そうなんだけど、そうじゃないんだよ。ぶつぶつとヘル・アンド・ヘブンの発動呪文を……」






流遠亜沙
「……大きな星が点いたり消えたりしている。アハハ、大きい……彗星かな。イヤ、違う、違うな。彗星はもっとバーって動くもんな」






タオエン
「今度は最終話のカミーユですね。これは精神崩壊の前触れでしょうか?」







流遠亜沙
「……俺の事を好きにならない人間は邪魔なんだよ」







ヤミヒメ
「む、今度は『仮面ライダー555』の草加だな」







流遠亜沙
「……来ると思ったよ。甘ちゃん坊やは、この船が沈めば、この船もろともみんなが幸せになるんだろう」






ベアトリーチェ
「……ヤバいよね、これ」







タオエン
「何かあったのでしょうか」







ヤミヒメ
「…………」







タオエン
「姉さん、何か心当たりでも?」







ヤミヒメ
「去年の今頃、病気が再発した。まさかとは思うが……」







ベアトリーチェ
「…………」







タオエン
「…………」







流遠亜沙
「……生と死は等価値なんだ。自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ」






ヤミヒメ
「致し方ない……しばらくは私達で凌ぐぞ」







ベアトリーチェ
「りょーかーい」







タオエン
「やむを得ませんね」

毎月22日は『にいさま』の日――の予定でしたが

流遠亜沙
「どうも、流遠亜沙です。毎月22日は“にいにい”と“にゃんにゃん”なので『お兄ちゃんの日+猫の日』という事になっております。さあ、にゃんにゃんタイムだにゃん!」





ヤミヒメ
「…………」







ベアトリーチェ
「…………」







タオエン
「…………」







流遠亜沙
「……あれ、どったの? 看板娘の皆さん? ほ~ら、にゃんにゃん♪」







ヤミヒメ
「やかましい。何事もなかったかのように現れおって。この半月以上、何をしておったのだ?」






ベアトリーチェ
「まあまあ、ヤミ姉。きっとマイスターにも、やむにやまれぬ事情がったんだよ……ねえ?」






タオエン
「そうですよ、姉さん。まさか『ずっと『スパロボ』やってたの。てへぺろ☆』などという事はないでしょう。そうですよね?」






流遠亜沙
「…………ずっと『スパロボ』やってたの。てへぺろ☆」







ヤミヒメ
「貴方はもう死ねばいい」







ベアトリーチェ
「そうだね。今日はずっと、マイスターが“にゃんにゃん”言ってるといいよ」







流遠亜沙
「すんませんっした! マジ反省してるッス! ごめんにゃさい!」







タオエン
「何が“にゃさい”ですか。ふざけてるんですか? 反省の色がまるで見られませんね」






流遠亜沙
「いや、それはベアトリーチェが言えと――」







タオエン
「おやおや、口答えですか? まだ、ご自分の立場が理解出来ていないようですね――このダメ人間」






流遠亜沙
「ごめんなさい」







ヤミヒメ
「まったく。では、病気が再発とかではないのだな?」







流遠亜沙
「ご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした」







タオエン
「“にゃん”が抜けてますよ、ダメ人間」







流遠亜沙
「申し訳ありませんでしたにゃん」







タオエン
「何が“にゃん”ですか。馬鹿にしているんですか? 誠意がまるで感じられませんね」






流遠亜沙
「……理不尽だにゃん」







タオエン
「何か言いましたか?」







流遠亜沙
「ごめんなさい……ダメ人間でごめんなさい……存在してごめんなさい……生まれてきてごめんなさい……」






ベアトリーチェ
「あはは、卑屈になっちゃってるよ。もう許してあげたら?」







流遠亜沙
「ベアトリーチェ様!」







ベアトリーチェ
「――なんて言うと思ったの? 世の中って厳しいんだよ?」







流遠亜沙
「……すみません」







ベアトリーチェ
「“にゃん”を付けろよ、ダメ人間野郎」







流遠亜沙
「すみませんでしたにゃん!」







タオエン
「何が“にゃん”ですか。阿保なんですか? 気持ち悪いですね」







流遠亜沙
「無限ループだにゃん!?」








――30分後――


流遠亜沙
「にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんやんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃん………」


ヤミヒメ
「……もう、よいのではないか? これ以上は本当に発狂するぞ」







タオエン
「姉さんは優しいですね。こんなダメ人間に情けをかけても、ためになりませんよ?」






ベアトリーチェ
「だから、ツンデレキャラはちょろいとか言われちゃうんだよ」







ヤミヒメ
「ツンデレでもないし、ちょろくもない。『スパロボ』が終わったのであれば、多少はましになろう。それで、よいではないか」






流遠亜沙
「……実は『デート・ア・ライブ 或守インストール』を始めまして」







ヤミヒメ
「……ゲームは1日1時間だ」







流遠亜沙
「それだと全然、進まな――」







ヤミヒメ
「黙るがよい。異論は認めん」







流遠亜沙
「ど、努力はします……」







ヤミヒメ
「確約せよ」







流遠亜沙
「無理だぁぁぁッ!!」







ヤミヒメ
「な、逃げるな馬鹿者! 待て、このダメ人間がッ!!」







ベアトリーチェ
「行っちゃったね」







タオエン
「キジも鳴かず撃たれまいというのに」







ベアトリーチェ
「あ――ちなみに今日は7月で7回目だから白雪ver.だったにゃん♪」







タオエン
「今更ですにゃん」

駆逐してしまいたい!

流遠亜沙
「駆逐してやる! この世から……一匹残らず!!」







ベアトリーチェ
「『巨人』?」







タオエン
「『巨人』ですね」







ヤミヒメ
「何の話だ?」







ベアトリーチェ
「アニメが大ヒットして、劇場版も公開される『進撃の巨人』の主人公・エレンの名台詞だよ」






タオエン
「相変わらず姉さんは疎いですね」







ヤミヒメ
「……別にいいではないか。私はアニメよりヒーロー特撮が好きなのだ。来週はスーパーヒーロータイムがないので、少しテンションが下がり気味だ」






ベアトリーチェ
「で、急にどうしたの? 幻覚でも視えちゃってる?」







タオエン
「暑いですからね。脳がやられてしまっている可能性は否定出来ません」







ヤミヒメ
「普段から、この調子ではないか」







流遠亜沙
「人が黙ってれば勝手放題好き放題……もっと言ってください!」







ベアトリーチェ
「帰ろっか」







タオエン
「せっかくですので喫茶店で涼んでいきませんか?」







ヤミヒメ
「ふむ、よいな。私は蕎麦が食べたい」







流遠亜沙
「ごめんなさい聞いてくださいお願いします」







ヤミヒメ
「まったく、さっさと話すがよい」







流遠亜沙
「実は先日、ついに出たんですよ――“奴”が」







ベアトリーチェ
「“奴”って?」







流遠亜沙
「太古から地球に生息する〈生きた化石〉。とんでもない生命力を秘めた、人間からは忌み嫌われる、黒くテカテカした不気味な存在。そう、“奴”の名は……」





ヤミヒメ
「ゴキブリか」







ベアトリーチェ
「うわぁ……。わたしも嫌ーい」







流遠亜沙
「“黒いあいつ”とか“G”とか呼ばれてるけど、あたしはこれらの呼称が嫌いです。黒ってあたしの好きな色だし、Gと言えば『ガンダム』『ゴジラ』『ガメラ』『ガオガイガー』『グランゾート』とかのイニシャルだから」





ベアトリーチェ
「うん、それはどうでもいいかな」







流遠亜沙
「…………。ラノベ読んでたら電灯の上からガサガサ音がして、何かがテーブルの上に落ちてきたのよ。それが今年初の“奴”との邂逅。久々に見たから、かなり驚いたわ」





ヤミヒメ
「それで、どうしたのだ?」







流遠亜沙
「意思の疎通が出来ない。無視も出来ない。だったら、戦うしかないじゃないか!?」






ベアトリーチェ
「アスラン、乙」







流遠亜沙
「遭遇から1時間に及ぶ戦いだった。会敵は3回。互いに息を殺し、見つけ次第戦闘開始。まさに見敵必殺――サーチ・アンド・デストロイ」






ヤミヒメ
「貴方の部屋は物が多すぎるのだ。よく駆除出来たな」







流遠亜沙
「いや、本当にね。テーブルの上にはフィギュア。床はあちこち本が積んである。“奴”も隠れ放題。あたしの武器は丸めたチラシ・ブレード」






ベアトリーチェ
「圧倒的に相手が有利だね」







流遠亜沙
「ほんまやで。まあ、滅多に出ないから、運が良ければ今年はもう出ないかもしれないけどね」






ヤミヒメ
「1人暮らしで生ゴミも大して出ぬし、処理もきちんとしておるからな」







ベアトリーチェ
「そういうのは意外とちゃんとしてるよね」







流遠亜沙
「基本的に汚いのとか嫌なのよ。もう本当にゴキブリって何とかならないもんかね。そもそも、あたしらはどうして、こんなに生理的な嫌悪感を抱くのかね? あたしは虫とかクモは平気なんだけど……ゴキブリはあかんわ」





ヤミヒメ
「難しい問題だな。我々より遥かに昔から生きている訳だから、むしろ、我々の方が遠慮するべきなのかもしれん」






ベアトリーチェ
「“人は地球の寄生虫”って言うし、環境を破壊して資源を食い潰す人間よりは、ゴキブリの方がましな存在かもよ?」






流遠亜沙
「……そっか。あたし、傲慢だったかも。人間の方が愚かでおぞましい生き物かもね――」






ベアトリーチェ
「――ところで、タオ姉?」







タオエン
「なんですか?」







ベアトリーチェ
「さっきから黙ってるけど、どうしたの?」







タオエン
「いえ、別に……」







ヤミヒメ
「顔色が悪い気がするが、今の話で気分でも悪くなってしまったか?」







ベアトリーチェ
「タオ姉、もしかして……」







タオエン
「なんですか、その好奇心に満ちたまなざしは」







ベアトリーチェ
「ゴキブリ、ものすごく苦手だったり?」







タオエン
「…………」







ベアトリーチェ
「そうなんだー。いがーい。無言で叩き潰しそうなイメージなのに」







ヤミヒメ
「それくらいにしておけ。誰しも苦手なものくらいある」







ベアトリーチェ
「はーい」







タオエン
「助かりました、姉さん」







ヤミヒメ
「よい。お前も私の可愛い妹だからな」







タオエン
「姉さん……素敵です」







流遠亜沙
「人間なんてガン細胞……人間なんて滅びた方がいい……」







タオエン
「マイスター、私の幸せな気分に水を差さないでいただけますか」







ベアトリーチェ
「みんなもゴキブリには気を付けてね。わたし達との約束だよ☆」







ヤミヒメ
「あざといぞ、ベアトリーチェ」






すべては中二病の仕業です

流遠亜沙
「お前もロウ人形にしてやろうか!? どうも、流遠亜沙です」







ヤミヒメ
「絶望がお前のゴールだ! ふむ、ヤミヒメだ」







ベアトリーチェ
「今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ。えへへ、ベアトリーチェだよ」







タオエン
「甘いのです――チョコだけに! ごきげんよう、タオエンです」







流遠亜沙
「夏、真っ盛りですな」







ヤミヒメ
「冷房なしには、やってられん季節だな」







ベアトリーチェ
「涼しい部屋で趣味三昧っていうのも、ある意味で贅沢な話だよね」







タオエン
「そうですね。ちょうどいい機会ですし、積んであるラノベをなんとかしてもらいましょう」






流遠亜沙
「そうね。そうしたいわね」







タオエン
「あなたが読んでくれないと、私が読めないのです。いい迷惑なのです」







流遠亜沙
「お、かがみっぽい」







タオエン
「ええ。『ささみさん@がんばらない』のアニメを観ている最中なのです。敬語で毒舌が最高なのです」






ベアトリーチェ
「タオ姉、まんまだね」







タオエン
「ベアトリーチェ、その口、ふさいであげましょうか?」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉、助けて。タオ姉に汚されちゃう~」







ヤミヒメ
「私の後ろに隠れるな。タオエンも、冗談はほどほどにしておけ」







タオエン
「心外です。私は常に本気ですよ」







ヤミヒメ
「なお悪いわ」







流遠亜沙
「…………」







ベアトリーチェ
「どしたの、マイスター?」







流遠亜沙
「あたしに娘でもいれば、とうに味わっていた気分なのかなって」







タオエン
「何をトチ狂った事を言っているんです?」







流遠亜沙
「いや、あたしも30じゃない? 小学生くらいの娘がいても、おかしくはない訳よ」






ベアトリーチェ
「なんで娘なの?」







流遠亜沙
「え、息子なんて要らないじゃない?」







タオエン
「娘なら欲しいんですか?」







流遠亜沙
「…………どっちか育てなきゃいけないなら」







ヤミヒメ
「そもそも、貴方は結婚願望すらないではないか」







ベアトリーチェ
「そうなの?」







流遠亜沙
「まったくない。結婚したいなんて思った事ないし、よしんば結婚しても、子供は要らない」






タオエン
「あなたの遺伝子など残しても仕方がないですからね」







流遠亜沙
「返す言葉もないわ」







ベアトリーチェ
「経済力もないしね」







流遠亜沙
「反論出来ないわ」







ヤミヒメ
「しかし、なぜ急にそんな事を思ったのだ?」







流遠亜沙
「常々、思うのよ。なんで、あたしは普通の人間が幸せだと思う事に価値を見出せないのかしらと」






タオエン
「“種の保存”は生命体の義務であり、故に子孫を残したいという欲求が生物にはプログラムされているはずですが。あなたには、そういうのはないのですか?」





流遠亜沙
「まったくない。子育てなんて面倒くさいし、お金もかかる。そもそも、あたしに親になる資格があるとは思えないのよね。真っ当な人間に育てられるとは思えない。だって、あたしが真っ当な人間じゃないもの」





ベアトリーチェ
「けど、親になる資格なんてなさそうな夫婦なんて、いくらでもいそうだよ?」






流遠亜沙
「それよ。そんな連中が親をやってるから、ろくでもない子供が増えて、その子供が更にろくでもない子供を増やす。悪循環よね。負の連鎖だわ……」






ヤミヒメ
「貴方の人間不信は、そこまで到達していたか」







流遠亜沙
「いっそ、子育ても免許制にすべきだわ。少子化だからって、増やせばいいって訳じゃないじゃない? 世界的には人口増加で困ってるくらいだし」






タオエン
「国民が減ってしまっては税金が取れません。消費者が減ってしまっては経済が回りません。個人よりも国の存続が優先なのでしょう」






流遠亜沙
「それも、おかしな話よね。国民1人1人の幸せのために国家を作ったはずなのに」






タオエン
「人々のためのシステムを作ったはずが、やがてシステムなくして人は生きられなくなり、気付けばシステムを維持するために生かされている――本末転倒ですね」





流遠亜沙
「もう、駄目かもね」







タオエン
「そうですね」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉、雲行きがおかしくなってるけど」







ヤミヒメ
「案ずるな。ただの中二病だ」








舞い降りる剣?

流遠亜沙 BLASTER form
「もはや、オ●ニーが趣味になりつつあるわ」







ヤミヒメ
「な、何を言っておるのだ!?」







ベアトリーチェ
「あれ? マイスター、色が違わない?」







タオエン
「おや、そういえば」







ツバキ
「見つけましたよ、マイスター。ここは『ASSAULT form』なんですから、BLASTER formはお呼びじゃありませんよ?」






流遠亜沙 BLASTER form
「今日からここは、あたし――BLASTER formが占拠する!」







ツバキ
「はいはい。お話は私が聞きますから、『BLASTER form』に帰りましょうね?」






流遠亜沙 BLASTER form
「ちょ……離せ、ツバキ! あたしは、あんな場所で終わる器じゃ――」







ツバキ
「はいはい。すみません、皆さん。お騒がせしてしまいました。私達はこれで失礼致しますので」






ベアトリーチェ
「行っちゃったね」







ヤミヒメ
「ふむ。ツバキも苦労が絶えんな」







タオエン
「…………」







ベアトリーチェ
「どしたの、タオ姉?」







タオエン
「実は、以前から危惧していた事がありまして」







ベアトリーチェ
「なあに?」







タオエン
「ツバキさんの存在です」







ヤミヒメ
「ん? どういう意味だ」







タオエン
「先日、お話をする機会があったのですが、私よりもラノベ・漫画事情に詳しかったのです」






ベアトリーチェ
「アニメ知識もすごいよ。『プリズマイリヤ ツヴァイ!』のイリヤと美遊、どっちが可愛いかで盛り上がっちゃった。ちなみにわたしはイリヤ派」






ヤミヒメ
「そうか、特撮以外にも詳しかったのだな。すごいな、ツバキは」







タオエン
「そこで感心してしまうのは姉さんの美徳ですが、危機意識も持つべきですよ」






ヤミヒメ
「ん?」







タオエン
「私達は、それぞれにマイスターの趣味を分散して担当しています。しかし、ツバキさんは恐らく、マイスターの趣味をすべて理解出来るはずです」






ベアトリーチェ
「わたし達が〈ストライクガンダム〉だとしたら、ツバキちゃんは〈フリーダムガンダム〉って事?」






タオエン
「良い例えです」







ヤミヒメ
「……どういう事だ?」







タオエン
「『機動戦士ガンダムSEED』に登場する主人公機〈ストライクガンダム〉は、装備を換装する事で、あらゆる戦況に対応出来ます。しかし、主人公が後半に乗り換える〈フリーダムガンダム〉は、装備の換装なしで、すさまじい戦果を挙げる事が可能です」




ヤミヒメ
「……すまん。お前が何を言いたいのか判らん」







ベアトリーチェ
「つまり、ツバキちゃん1人で、わたし達3人分の働きが出来るって事だね」






ヤミヒメ
「すごい事ではないか。『B』にはツバキしかおらぬから、それも仕方あるまい」






タオエン
「姉さん、〈フリーダム〉の戦力は〈ストライク〉3機分とイコールではないんです。搭乗者の技量が同じなら、〈ストライク〉3機で勝ち目はありません。そして、ツバキさんのスペックは未知数です。私達3人では、恐らく勝てないでしょう」




ヤミヒメ
「だから、なぜ、戦う事が前提になっておるのだ?」







タオエン
「ツバキさんは私達――ひいては『A』に対するカウンターとして用意されているのではないでしょうか?」






ヤミヒメ
「何のためにだ?」







ベアトリーチェ
「抑止力とか?」







ヤミヒメ
「我々が反乱を起こさぬようにか? 馬鹿馬鹿しい」







タオエン
「姉さんは、自分の状況に満足していますか?」







ヤミヒメ
「無論だ。私は看板娘として尽力してきたつもりだぞ」







タオエン
「それに対して、姉さんに見返りがありましたか?」







ヤミヒメ
「…………」







タオエン
「マイスターの馬鹿に付き合いきれなくなり、辞めたくなった事はありませんか?」






ヤミヒメ
「…………」







タオエン
「その沈黙が答えです。私達は尽くすばかりで、何の益も得ていません」







ベアトリーチェ
「考えてみれば、ひどい話だよね。わたしはまだ1年くらいだけど、ヤミ姉は、もう何年も看板娘やってるんでしょ?」






 ヤミヒメ
「…………」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉がフリーズしちゃった」







タオエン
「恐らく、数年分の看板娘としての思い出が走馬灯状態なのでしょう」







ベアトリーチェ
「でもタオ姉、本気で考えてる訳じゃないんでしょ?」







タオエン
「もちろんです。少し、姉さんをからかってみたくなっただけです。看板娘としての自分に葛藤する姉さん――ふふふ」






ベアトリーチェ
「タオ姉、怖いよ」






毎月22日は『アニキ』の日

流遠亜沙
「どうも、流遠亜沙です。毎月22日は“にいにい”と“にゃんにゃん”なので『お兄ちゃんの日+猫の日』という事になっております。おばあちゃんが言っていた、にゃんにゃんタイムだと」





ヤミヒメ
「にゃんにゃんにゃん……にゃん!?(アニキ、私は……む!?)」







ベアトリーチェ
「にゃにゃにゃ……にゃ?(どしたの、ヤミ姉……って、あれ?)」







タオエン
「にゃんぱらり……にゃんと?(おや、今日は最初から飛ばして……ん?)」






流遠亜沙
「8月なので8回目。鈴凛ver.でございます。いい加減、ネタ切れ感が出てきたので、本日の看板娘達は猫語でしか話せない仕様になっております」






ヤミヒメ
「にゃああああああああああああッ!(貴様、またくだらぬ事を!)」







ベアトリーチェ
「にゃにゃ。にゃにゃにゃん?(あはは。何言ってるか判らないよ?)」







タオエン
「にゃんにゃん――にゅるり(姉さん達がにゃんにゃん言ってる――じゅるり)」






流遠亜沙
「おお……何を言ってるのか、さっぱり判らない。しかし、こんな事もあろうかと――ニャウリンガル・システム、スイッチ・オン!」






ヤミヒメ
「マイスター、貴方は毎度毎度くだらぬ事を……む、しゃべれる」







ベアトリーチェ
「あ、本当だ」







タオエン
「このままでもよかったのに……」







流遠亜沙
「いや、実際にはにゃんにゃん言ってるのよ? ただ、ニャウリンガル・システムで人語に聞こえてるだけ」






ベアトリーチェ
「猫語でしか話せない仕様が意味なくない?」







流遠亜沙
「…………あ。じゃあ、ニャウリンガル・システムを解除して――」







ヤミヒメ
「させるか!」







流遠亜沙
「ああ! 鉄人のリモコンが!?」







タオエン
「敵に渡すな大事なリモコンですか」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉、わたしにお任せ。こんなものはもう要らないんだ!」







流遠亜沙
「いやぁぁぁ! あたしのガンダム――じゃない、ニャウリンガル・システムが!?」






ベアトリーチェ
「ちなみに、今のは『ガンダムX』のジャミルの名台詞だよ」







タオエン
「ローレライの海編ですね。Gビットがもったいないと思ったものですが、『スパロボ』では武器として使えたりしますね」






ヤミヒメ
「お前達、何を言っておるのだ……?」







流遠亜沙
「しょうがないから普通にやりますか。と言っても、今日は本当に何もネタがないわ」






ベアトリーチェ
「元々、見切り発車のノー・プラン企画だもんね。じゃあ、今日はマイスターの事をアニキって呼んであげるにゃん」






流遠亜沙
「出来れば“兄さん”か“お兄ちゃん”がいいんだけど、今日は鈴凛だもんな」







タオエン
「アニキは、その呼び方が理想にゃんですか? 割りとベタですにゃん」







流遠亜沙
「奇をてらわなくていいのよ。“お兄様”とかも好きだけど……やっぱり“兄さん”かな。けど、弱気になったり、甘えてくる時は“お兄ちゃん”になったりするの」





タオエン
「不本意ですが、激しく同意ですにゃん。お兄ちゃんと呼ばれるためなら、性転換も厭いませんにゃ」






ベアトリーチェ
「そうにゃんだ。わたしでよければ、いつでも呼んであげるにゃん――タオお兄ちゃん?」






タオエン
「うふふ。お兄ちゃんが何でも買ってあげるにゃん」







流遠亜沙
「ベアトリーチェさん、あたしもお願いします!」







ベアトリーチェ
「アニキは別料金だにゃん」







流遠亜沙
「何が欲しい? 世界の半分か?」







ヤミヒメ
「いつまでも馬鹿な事言ってるな……ア、アニキよ」







流遠亜沙
「にやにや」







ベアトリーチェ
「アニキ、顔がニヤケててキモいにゃん」







タオエン
「気持ちは判るにゃん。年頃で兄と上手く話せない、けど話したい複雑な妹心理――姉さんはそれを素でやっている状態ですにゃん」






ヤミヒメ
「勝手な事を言うな! ただ、この男を“アニキ”と呼ぶのに抵抗があるだけだ」






流遠亜沙
「いつでもアニキになってやるにゃん?」







ヤミヒメ
「死ねばいいと思うぞ」






「寒い時代だと思わんか?」

流遠亜沙
「9月だゼェェェット! どうも、流遠亜沙です」







ヤミヒメ
「『鎧武/ガイム』は大変な事になっているな……。ふむ、ヤミヒメだ」







ベアトリーチェ
「『六畳間の侵略者!?』は魔法少女・ゆりか編。いいなあ、魔法少女……。えへへ、ベアトリーチェだよ」






タオエン
「『ハナヤマタ』はまだメンバーがそろいませんね。もう残り話数も少ないというのに……。ごきげんよう、タオエンです」






流遠亜沙
「それぞれだわね。それはそれとして――ここ数日、寒くない?」







ヤミヒメ
「そうだな。エアコンをつけないどころか、窓を閉め、毛布をかけて寝るくらいだ」






タオエン
「姉さん、言ってくれれば私が毛布の代わりになりますよ?」







流遠亜沙
「タオエンさん、是非、あたしの湯たんぽに――」







タオエン
「馬鹿ですか気持ち悪い死んでください」







ベアトリーチェ
「でも確かに寒いよね。わたしも寒いの嫌い」







タオエン
「判りました。3人仲良く川の字になって寝ましょう。姉妹なのですから、何の問題もありません」






ベアトリーチェ
「……ヤミ姉、今夜、一緒に寝てもいい?」







ヤミヒメ
「ん、構わんぞ。むしろ、その方がよい気がしてきた」







タオエン
「あの、私も一緒に……」







ベアトリーチェ
「そういえばマイスター、トップページの壁紙が変わってるね」







流遠亜沙
「9月なので。季節に関しては「~月までは秋」みたいに、意見は人それぞれだと思うんだけど、うちのサイトでは3ヶ月毎に変えます。9月から11月までは秋モードね」





タオエン
「トップページといえば、イラストも変わっていますね」







流遠亜沙
「うい。夏と言えば浴衣か水着でしょ? あたしは浴衣派だから」







タオエン
「やみ子さんですね――私ではなく」







流遠亜沙
「え、描いてほしかったの?」







タオエン
「いえ、別に?」







ベアトリーチェ
「タオ姉はメイド服姿しかないもんね。わたしとヤミ姉は着物姿があるけど」






ヤミヒメ
「珍しいな。拗ねているのか?」







タオエン
「いえ、別に?」







流遠亜沙
「う~ん……年内のイベントってハロウィンとクリスマスでしょ? 和服描けないのよね」






ベアトリーチェ
「ハロウィンいいじゃない。コスプレしようよ。和服で猫娘やるよ?」







ヤミヒメ
「収穫祭か。では、私は狼男をやろう」







流遠亜沙
「……どっちも服が変わるだけじゃない」







ベアトリーチェ
「お手軽でしょ?」







ヤミヒメ
「貴方の負担を減らそうという気遣いだ」







流遠亜沙
「獣属性がデフォルトだから、新鮮味がないわね。しまった、誤算だったわ……」






タオエン
「策に溺れましたね。逆に、外してしまうのはどうですか?」







流遠亜沙
「確かに、今のトップ絵のやみ子は逆に新鮮だわ。えっと、ハロウィンっていつだっけ?」






ベアトリーチェ
「10月31日だね」







流遠亜沙
「約2ヶ月後か……。その次は正月だから、ちょうどいいタイミングかもね。よし、描けたら描きます」






ヤミヒメ
「では、それまで残暑見舞いがトップ絵なのか?」







流遠亜沙
「そこは生温かい目で見てください。じゃあ、そんな訳で9月も乗りきりましょ」






タオエン
「ハロウィン……ふふふ」







流遠亜沙
「――ちなみに、あとがきでも書きましたが、今月は『ゾイやみ』第二話の掲載はありません。替わりに別の企画を準備中なのでお楽しみにしていただけると嬉しいです」




「月を見ぬまま時獄に落ちろ」

流遠亜沙
「我々は1年待ったのだ!」







ヤミヒメ
「何だ、やぶからぼうに?」







流遠亜沙
「9月の食べ物と言えば――はい、ヤミヒメさん」







ヤミヒメ
「サンマか?」







流遠亜沙
「違います。9月と言えばこれに決まっとろう」








流遠亜沙
「マクドナルドの期間限定メニュー『月見バーガー』でございます」







ヤミヒメ
「そういえば去年、食べ損ねたと言っておったな」







流遠亜沙
「うい。なんで2年ぶりの月見バーガーでございますよ。大好きなんだけど、お金なくてさ。結局、食べる前に販売期間が終わってね」







流遠亜沙
「ちなみに、これは『チーズ月見』ね。なんせ2年ぶり……思わず「やあ、また会ったね」――なんて言いそうになったわ」






ヤミヒメ
「よく判らぬが、そんなに美味いのか?」







流遠亜沙
「極上」








流遠亜沙
「せっかくなので、奮発して新商品『きのこリゾットボール』も食べてしまった。美味しかったけど、大出費。チーズ月見もセットだったし」






ヤミヒメ
「そんなに高価なのか?」







流遠亜沙
「総額は税込868円! いやはや、大出費」







ヤミヒメ
「良心的な価格だと思うが?」







流遠亜沙
「いや、その通り。ただ、食事に500円以上使うのは高いっていう感覚なのよ。なんせ、マック行ったのも、今回が今年初」






ヤミヒメ
「…………」







流遠亜沙
「マック大好きなんだけど、持ち合わせがね。今年は外食自体、まったくしてないし、ガストの『ホットファッジサンデー』も食べてないわ。三大欲求なんて言うけど、お金がなければ食欲なんて抑えられるのよね。罪を犯してまで美味いもの食べたいとは思わないし。食費に回すくらいなら趣味に使うしね。これ、金欠オタクの基本」



ヤミヒメ
「…………」







流遠亜沙
「けど、『チキンチーズ月見』も、新商品の『きのこ月見』も食べてみたいのよね……悩ましい。――どしたの、さっきから黙って?」






ヤミヒメ
「……なんでもない」







流遠亜沙
「え……泣いてる?」







ヤミヒメ
「あまりに貴方が不憫でな」







流遠亜沙
「勝手に憐れまないで!?」






毎月22日は『兄くん』の日――だが!

流遠亜沙
「どうも、流遠亜沙です。毎月22日は“にいにい”と“にゃんにゃん”なので『お兄ちゃんの日+猫の日』という事になっております――が、今月はやりません」





ヤミヒメ
「ん、そうなのか? やらずに済むなら願ったり叶ったりだが」







ベアトリーチェ
「なんで? やろうよ」







タオエン
「そうですよ。今回は私向きの妹キャラですし」







流遠亜沙
「そう、今月は9月――つまり9人目の妹である千影ver.です。あたしの好きな千影です。あたしの好きな千影です」






ヤミヒメ
「なぜ、2回言うのだ?」







ベアトリーチェ
「大事な事は2回言うのがお約束だよ」







タオエン
「つまりあれですか、“好きなキャラだから、お前等にはやらせたくない”とでも?」






流遠亜沙
「平たく言うとそうです」







ベアトリーチェ
「ちょっと、失礼じゃない? 阿澄佳奈ボイスで聴きたいでしょ?」







流遠亜沙
「それ、『犬とハサミは使いよう』の春海円香(CV:阿澄佳奈)のキャラソンで聴けます」






ベアトリーチェ
「そういえば。でも、あれって“春海円香”であって、物真似はしてないよね」







流遠亜沙
「川澄綾子さん以外の「兄くん」など、あたしは認めない!」







タオエン
「気持ちの悪いファンですね。水橋かおりボイスでも駄目ですか?」







流遠亜沙
「イメージには合うけど……いや、駄目だ! そうはいかんぞ!!」







ヤミヒメ
「よく判らんが、声優ファンの業の深さは判った」







流遠亜沙
「大事な事やねんで? どれだったか忘れたけど、『SDガンダム Gジェネレーション』で、『Vガンダム』のマーベットさんの声が白石文子さんじゃなかった時のショックといったら……」





ヤミヒメ
「なるほど。確かに『仮面ライダー電王』のモモタロスの声が関俊彦氏でなくなったら、私もショックかもしれん」






ベアトリーチェ
「あー……」







タオエン
「一理ありますね」







流遠亜沙
「だしょ?」







ベアトリーチェ
「だしょって……」







流遠亜沙
「ともかく、そういう訳なんで千影ver.はやりません。どうしても「兄くん」と言いたければ、あたしを倒してから言うといいわ」






タオエン
「では、お言葉に甘えて――」







流遠亜沙
「ちょ、タオエン!? 背後から羽交い締めにされると、背中に柔らかいものが!?」






タオエン
「大変不本意ですが、“当ててんのよ”をやらせてもらいます。さあ、今のうちに袋叩きにしてください」






ベアトリーチェ
「かしこまりー!」







流遠亜沙
「ベアトリーチェ、本の角はらめぇぇぇッ!?」







ヤミヒメ
「……まったく、何をやっておるのだ。それでは、ご覧の兄くん達よ、また来月だにゃん」






タオエン
「! 姉さんが自ら進んで」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉、抜け駆けー」







流遠亜沙
「加持さん、あたし、汚されちゃったにゃん……」

ハロウィンまであと30日。

流遠亜沙
「ソーダ! どうも、流遠亜沙・真です」







ヤミヒメ
「ソーダ! ふむ、ヤミヒメ・レモンエナジーアームズだ」







ベアトリーチェ
「コーラ! えへへ、ベアトリーチェだよ」







タオエン
「サイダー! ごきげんよう、タオエンです」







流遠亜沙&ヤミヒメ
「炭酸飲料の事じゃない・ではない!」







ベアトリーチェ
「タオ姉、怒られちゃったね」







タオエン
「さすがに不謹慎だったようですね」







ヤミヒメ
「まったく。『鎧武/ガイム』が終わり、ナイーブになっているというのに……」






ベアトリーチェ
「わたし達だって、夏アニメが終わってさびしいんだよ?」







タオエン
「その通りです。我々の悲しみも理解してください」







ヤミヒメ
「む……そうか。それは悪かったな」







流遠亜沙
「ヤミヒメ、マジチョロイン」







ベアトリーチェ
「でも、10月からは秋アニメも始まるし、また良いアニメがあるよ」







タオエン
「そうですね。終わる作品は心に留め、新たな作品に想いを馳せましょう」







ヤミヒメ
「その方が建設的かもしれんな。1年後には『ドライブ』にも愛着が湧いているだろう」






流遠亜沙
「ミナサン、何ヲ言ッテイルンデスカ? 今日ハ9月31日デスヨ?」







ベアトリーチェ
「マイスターが何言ってるの?」







流遠亜沙
「コンバインOK。コンバインOK」







タオエン
「まさかとは思いますが、そうやってハロウィンのイラストの件を有耶無耶にしようと考えていませんか?」






流遠亜沙
「何ヲ言ッテイルカ判ラナイ。オレ、オマエ、トモダチ」







ベアトリーチェ
「図星みたいだね」







流遠亜沙
「大切断!」







ヤミヒメ
「アマゾンか」







タオエン
「マイスター……」







流遠亜沙
「違うんですよ、そうなんですよ」







ベアトリーチェ
「ザコザコアワーだ。今日はネタがいっぱいだね」







流遠亜沙
「いや、先月も言ったけど、描けるかは判らないって言ったじゃない。下手に期待させて、駄目だった時に落胆させたくないのよ」






タオエン
「…………」







流遠亜沙
「助けてください! タオエンさんの目が怖いです!」







ベアトリーチェ
「自業自得かなぁ」







ヤミヒメ
「身から出た錆だな」







流遠亜沙
「まあまあまあまあ。まだ10月になったばっかですし。時間を見つけますから」






タオエン
「………………別にどうでもいいですけど」







流遠亜沙
「ひぃぃぃぃぃぃ!?」







ベアトリーチェ
「タオ姉は怒らせない方がよさそうだね」







ヤミヒメ
「我が妹ながら、恐ろしい」

食ベ納め

流遠亜沙
「しょせん、人間は食欲には逆らえないのかしら……」







ベアトリーチェ
「どしたの? 食費を削って趣味に回すマイスターらしからぬ発言だね」







流遠亜沙
「食べちゃった」











ベアトリーチェ
「うわぁ。バリューセットにハンバーガー追加なんて贅沢を……え、マイスターもしかして、余命いくばくもないとか?」






流遠亜沙
「別に最後の晩餐とかそういう事じゃないわよ。月見バーガーの期間が終わるから、きのこ月見とチキンチーズ月見も食べておこうかと。来年まで食べられないしね」





ベアトリーチェ
「なんだ、食べ納め的な事だね」







流遠亜沙
「大変美味しゅうございました。これが今年最後の贅沢だろうな……」







ベアトリーチェ
「グラコロバーガーには興味ないもんね。グラタン好きなのに」







流遠亜沙
「ハンバーガーにしなくていいのよ」







ベアトリーチェ
「でも、今年まだ3ヶ月あるよ?」







流遠亜沙
「今年、マックに2回行っただけで、ほとんど外食をしておりません。金がないなら食欲は抑えられるのよ……月見には負けたけど」






ベアトリーチェ
「……4月頃からエンゲル係数が更に低くなったけど、そんなにお金ないの?」






流遠亜沙
「正直、ヤバいね。綱渡りの every dayだわ」







ベアトリーチェ
「『escape』って、伝わるかな?」







流遠亜沙
「“MOON CHILD”で検索してください。嗚呼、腹一杯好きなもん食いたい。ロイヤルホストのコスモドリアとホットファッジサンデーが食べたい」






ベアトリーチェ
「ファミレスだよね?」







流遠亜沙
「高い店なんて知らないもの。そのうち、空腹を感じたら指をくわえて誤魔化さなきゃならなくなるかも」






ベアトリーチェ
「じゃあ、わたしの指……なめる?」







流遠亜沙
「マジで!? 是非!」







ベアトリーチェ
「冗談に決まってるじゃない。マイスター、キモいよ」

毎月22日は『兄君さま』の日

流遠亜沙
「どうも、流遠亜沙です。毎月22日は“にいにい”と“にゃんにゃん”なので『お兄ちゃんの日+猫の日』という事になっております。ファイナルフュージョン!」





ヤミヒメ
「スタート・ユア・エンジンだにゃん、兄君さま! ふむ、ヤミヒメだ」







ベアトリーチェ
「撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだにゃん、兄君さま♪ えへへ、ベアトリーチェだよ」






タオエン
「まったく、小学生は最高だにゃん、兄君さま。ごきげんよう、タオエンです」






流遠亜沙
「10月なので、この企画も10回目――今回は春歌ver.です。この娘はドイツから来た大和撫子で、CVはかかずゆみさんでした。何気に千影の次に好きだったりします」





ヤミヒメ
「和服でポニーテールなのだな。親近感が湧く」







タオエン
「? ポニテは判りますが、和服もですか?」







ベアトリーチェ
「タオ姉は知らないだろうけど、旧サイト時代のヤミ姉は和服がデフォだったんだよ」






タオエン
「ほう」







ヤミヒメ
「さすがに半年も経つと、この格好にも慣れてしまったがな」







ベアトリーチェ
「それにしても、もう10回目なんだね。あと2人しか残ってないよ?」







タオエン
「つまり、今年も残り2ヶ月という事ですね。まあ、出だしに“お兄ちゃん”を付けて、口調を“にゃん”にするだけの企画ですけどね」






ヤミヒメ
「実に安易だ。付き合わされる我々はたまったものではない」







流遠亜沙
「そう言わんと、にゃんにゃん言ったってくださいよ」







ベアトリーチェ
「にゃんにゃん♪」







流遠亜沙
「よ! 可愛い! さすがイメージCV・阿澄佳奈!」







タオエン
「にゃんにゃん。これは仕方なく言ってるだけであって、別にあなたのためではありません。勘違いしないでください」






流遠亜沙
「よ! キツデレ! さすがイメージCV・水橋かおり!」







ヤミヒメ
「…………にゃんにゃん」







流遠亜沙
「よ! 照れて小声になるのが可愛い! さすがイメージCV・井上麻里奈!」






ベアトリーチェ
「ヤミ姉は可愛いにゃあ」







タオエン
「本当に、姉さんは可愛いですね」







ヤミヒメ
「…………」







流遠亜沙
「じゃあ、ヤミヒメいじりはこのくらいにして――そろそろ閉めの言葉を、媚び媚びな感じでお願いします」






ベアトリーチェ
「兄君さま、今後ともよろしくだにゃん♪ ベアトリーチェからの、お・ね・が・い♡」






タオエン
「兄君さま、今後もお付き合いくださると嬉しいですにゃん。タオエンからのお願いです♡」






ヤミヒメ
「兄君さま、今後も、その…………言えるかぁぁぁッ!」







流遠亜沙
「あー、せっかく書いた台本がメチャクチャに……」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉にこういうのは無理だよね」







タオエン
「不器用なんでしょう」

『BLASTER form』もよろしくね

流遠亜沙
「怖かろう。悔しかろう。たとえ鎧を纏おうと、心の弱さは守れないのだ! どうも、流遠亜沙です。」






ヤミヒメ
「ここからは俺のステージだ! ひとっ走り付き合えよ! ふむ、ヤミヒメだ」






ベアトリーチェ
「驚愕の事実! えへへ、ベアトリーチェ・トラバントだよ」







タオエン
「検索検索! ごきげんよう、タオエン(仮)です」







流遠亜沙
「なんか、あたしだけ現行の作品からの引用じゃないんだけど……まあいいわ。今日はツバキにも来てもらっております」






ツバキ
「障害は取り除く! ごきげんいかがですか、ツバキ・ユイです」







ベアトリーチェ
「ツバキちゃんだ。わたしはご無沙汰な気がする」







タオエン
「確かに姉さんとばかり話していますね。私もツバキさんとお話ししたいので、今度は2人きりでお会いしませんか?」






ヤミヒメ
「お前はツバキまで毒牙にかける気か……」







ツバキ
「私は構いませんよ? 最近、攻めるのにも興味が出てきたので」







タオエン
「……やはり姉さんとベアトリーチェも一緒に、お茶会にしましょう」







ベアトリーチェ
「タオ姉が押されてる!? 」







ヤミヒメ
「やはりツバキは未知数だな……」







流遠亜沙
「じゃあ、ガールズトークはそれくらいで――ツバキさん、告知をお願いします」






ツバキ
「承りました。本日をもちまして、18禁コンテンツ『BLASTER form』が立ち上げから半年を迎えました。それを記念して、トップ絵の更新を致しました。小説の第1話も掲載しましたので、18歳以上の“大きいお友達”の皆様は読んでいただけると嬉しいです」




ベアトリーチェ
「今更、18禁コンテンツについては突っ込まないけど、『B form』は5月に立ち上げたんだよね? なんで本家の『ASSAULT form』は何もないの?」






流遠亜沙
「まあ、ここは旧サイトの延長の感覚だから、別に半年で何かしなくてもいいかなと。というか、小説を書いて、いつ掲載するか考えた時「あ、もうすぐ半年だ」って気付いたんだけどね」





ヤミヒメ
「つまり、『A form』が半年経った事にも気付いていなかったのだな」







流遠亜沙
「ぶっちゃけ、そうです。長いことやってると、半年は意識しないわ」







タオエン
「そんなものですか。では、『改』になって1周年の際に期待します」







流遠亜沙
「来年の4月か。年は越せると思うけど、春を迎えられるかは判らないもんな……」






ツバキ
「ネガティブな事を言っていても仕方ありませんよ。続けられる限り続けていきましょう。書いた以上は完結させていただきませんと」






流遠亜沙
「そうね。“椿姫”の可愛いシーンも、まだ書きたいし」







ヤミヒメ
「私のツバキを汚しおって……」







タオエン
「おや、姉さんも“こちらが側”に来られますか?」







ヤミヒメ
「そういう意味ではない」







ベアトリーチェ
「でも、ツバキちゃん……じゃない、椿姫ちゃんも可愛いよ。わたしも妹、欲しいなぁ」






ツバキ
「私でよければ妹になりましょうか?」







ベアトリーチェ
「ほんとに!? じゃあ、“お姉ちゃん”って呼んでみて!」







ツバキ
「ベアトリーチェお姉ちゃん」







ベアトリーチェ
「えへへ。なんか照れるね」







ヤミヒメ&タオエン
(うらやましい……)







流遠亜沙
「はいはい、そろそろ閉めますよ。じゃあ、せっかくなのでツバキが閉めて」






ツバキ
「今年も残り2ヶ月となりました。寒くなってまいりましたので、体調にはお気を付けください。『BLASTER form』もやっていますので、時々でも見に来てくださると嬉しいです」






開設半年を迎えた『BLASTER form』はこちら(18禁です)

ヒトカラは想像の100倍楽しい

流遠亜沙
「タオエンさんタオエンさん」







タオエン
「何ですか? 公安9課の多脚戦車のような呼び方で――おや、声がおかしくないですか?」






流遠亜沙
「約1年ぶりにカラオケ行きまして。フリータイムで8時間ほど、ひたすら歌ってきました」






タオエン
「カラオケ? 初耳ですね。お好きだったんですか?」







流遠亜沙
「実はね。久々に行きたいなと思ってたら、妙な時間に目が覚めちゃって。そうだ、カラオケ行こう――みたいな。西葛西のカラオケ館は昼もフリータイムやってて、ドリンク飲み放題なのよ」





タオエン
「ちなみに、聞くまでもないと思いますが……お1人で?」







流遠亜沙
「うい。人それを“ヒトカラ”と呼ぶ」







タオエン
「8時間もですか?」







流遠亜沙
「ええ」







タオエン
「…………」







流遠亜沙
「おっと。言っておくけど、ヒトカラってかなり楽しいのよ? 未経験の方はやってみればいいと思うよ」






タオエン
「さようで」







流遠亜沙
「とりあえず『BRIGHT STREAM』と『PHANTOM MINDS』を入れて、あとはミュージックプレイヤーに入ってる曲を新しいのから順に入れていくんだけど、『Higher Ground』(『史上最強の弟子ケンイチ 闇の襲撃』OP曲)と『Always Smiling』(『そらのおとしものFinal』主題歌)がなかったのが残念。シングルじゃないからかね」



タオエン
「8時間……つまり480分で、1曲4分とすれば120曲ですか。よくもまあ」







流遠亜沙
「ショックだったのは『勇者王誕生!』が歌えなくなってた事ね。叫ぶと喉が痛くなるという……」






タオエン
「老いですね」







流遠亜沙
「おいおい、やめてくれよ」







タオエン
「……まさかとは思いますが、今の「おいおい」は“老い”とかけている訳じゃありませんよね?」






流遠亜沙
「ふふん」







タオエン
「なんですか、そのドヤ顔は。腹が立ちます」







流遠亜沙
「でも、確かに老いかもなあ。カラオケで叫ぶの大好きだったのに。JAMのメンバーすごいわ」






タオエン
「喉の鍛え方が違うのでしょう」







流遠亜沙
「あと、男性ボーカルの曲全般が歌いにくい。なんでだろ? 『桜のあと』(『夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜』OP曲)は歌いやすいけど、JAMの曲なんかは低音でしか歌えないという」





タオエン
「それこそ、老いじゃないんですか? もしくは、普段、声を出さないからでは?」






流遠亜沙
「確かに、下手すると半年分くらい声出した気がするわ。日常生活で8時間声帯を使い続ける事なんてないじゃない?」






タオエン
「ないでしょうね。無駄に使う必要もありませんが」







流遠亜沙
「無駄って言わないでよ。楽しいんだから」







タオエン
「……現実逃避」

アツアツよ?

流遠亜沙
「おかえりなさい、やみ子。ご飯にする? お風呂にする? それとも……た・わ・し?」






やみ子
「たわしは食べられないよぉ」







流遠亜沙
「冗談よ。夏が終わり、美味しい季節になりました――今日はこれだ!」








やみ子
「美味しそう! マイスター、料理出来るんだね」







流遠亜沙
「一人暮らしだから」







やみ子
「お金もなければ、作ってくれる人もいないもんね」







流遠亜沙
「あはは、こ~いつぅ♪」







やみ子
「痛い痛い! 耳引っ張らないでよ、もぉ」







流遠亜沙
「まあ、食いねえ食いねえ。はい、あ~ん」







やみ子
「い、いいよ。自分で食べるから」







流遠亜沙
「うちの子は皆が通る道なの。黙って“あ~ん”されなさい」







やみ子
「あ、あ~ん……」







流遠亜沙
「いかが?」







やみ子
「美味しい! ねえ、もっとちょうだい!」







流遠亜沙
「まったく、いやしんぼの欲しがりさんめ。だったら、お願いしてごらん? 頬を染め、恥ずかしそうに上目遣いで。もっと欲しいにゃん――ってな!」





やみ子
「……よく判んないけど、やだ」







流遠亜沙
「美味しいのになぁ。やっぱりグラタンは熱いうちに食べたいよねぇ」







やみ子
「モットホシイニャン」







流遠亜沙
「や、やみ子さん……?」







やみ子
「言ったよ? ほら、早くちょうだい……ね?」







流遠亜沙
「……どうぞ」







やみ子
「美味しい! ……どうしたの、マイスター?」







流遠亜沙
「!? いえ、別に……」







やみ子
「?」







流遠亜沙
(開けてはいけない扉を開けてしまった気がする……)

赤いニッパー

流遠亜沙
「あたし――模型やめる」







ベアトリーチェ
「そんな、ニッパーが壊れただけでしょ?」







流遠亜沙
「あいつにはたんまり、模型を作らせてもらった。もう、眠らせてやりたいんだ……」






ベアトリーチェ
「馬鹿!」







流遠亜沙
「痛!? ちょ、ベアトリーチェさん、グーは……」







ベアトリーチェ
「マイスターはいいよ。そうやって喪に服してれば、気も晴れるんだからさ! けど、“相棒”はなんて言ってるの? 模型を続けてほしいって、わたしなら、そう言うね」







ヤミヒメ
「……何なのだ、あの茶番は?」







タオエン
「模型用のニッパーが壊れたそうですよ。それで、『ゾイド』第48話のシーンのパロディを思いついたそうです」






ヤミヒメ
「『黒い稲妻』か。名シーンが台無しだな」








タオエン
「ニッパーは、かなり長年使っていたそうで、バネ部分が切れたようです。なので、刃が閉じても自動的に開かないという、なんとも使いにくい事になりました」





ヤミヒメ
「ふむ。このニッパーの遺作は『MG Hi-νガンダムVer.Ka』となる訳だな」







タオエン
「おや、茶番が終わるようですよ」









流遠亜沙
「ベアトリーチェ……あたし、模型やめないよ! 続けるよ!」







ベアトリーチェ
「なら、使って。新しいニッパー、買っておいたよ」







流遠亜沙
「作れ、ニッパー――あたしと一緒に作れぇぇぇッ!」







ベアトリーチェ
「以上、茶番をお送りしたよ」

毎月22日は『兄チャマ』の日

流遠亜沙
「どうも、流遠亜沙です。毎月22日は“にいにい”と“にゃんにゃん”なので『お兄ちゃんの日+猫の日』という事になっております。メガフュージョン!」






ヤミヒメ
「次回で終わりだにゃん、兄チャマ。ふむ、ヤミヒメだ」







ベアトリーチェ
「最近、異能の力が欲しくなったにゃん、兄チャマ♪ えへへ、ベアトリーチェだよ」






タオエン
「では、私は棺でも担ぎましょうかにゃん、兄チャマ。ごきげんよう、タオエンです」






流遠亜沙
「11月なので、この企画も11回目――今回は四葉ver.です。この娘はイギリスから来た好奇心旺盛ガールです。なんというか、馬鹿可愛くて好きでしたな」





ヤミヒメ
「しかし“兄チャマ”か。“兄くん”並に妙な呼称だな」







流遠亜沙
「ちょっと、千影をディスるのはやめてくれる?」







ベアトリーチェ
「そうだよ。それに12人もいるんだから、ありえないのも入っちゃうよね」







タオエン
「ですが、“兄さん”がありませんね」







流遠亜沙
「そうなのよ! “兄さん”ってあたしの好きな呼び方だし、普通にある呼び方じゃない? なんでないのかしら?」






ベアトリーチェ
「マイスターの趣味とかはどうでもいいけど――確かに不思議だね」







タオエン
「単純に“兄さん”が似合うキャラがいないからではないですか? 強いて言えば、咲耶・鞠絵・千影が合いそうですが」






ベアトリーチェ
「でも、咲耶と千影は“お兄様”と“兄くん”がハマってるから、鞠絵じゃない? 病弱な文学少女で、お姉さんチームだし」






流遠亜沙
「確かに、“兄上様”はないわな。大和撫子キャラの春歌が“兄君さま”になったのは、“兄上様”を使われてるからだろうし」






タオエン
「春歌・四葉・亞里亞の3人は追加メンバーでしたね。――どうしたんです、姉さん? ふくれっ面で」






ヤミヒメ
「私のついていけぬ話題で盛り上がりすぎだ」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉、ふてくされてるー」







流遠亜沙
「やってみる? プレステもドリームキャストも手元にないけど」







ヤミヒメ
「結構だ。妹はもう足りておる」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉……」







タオエン
「姉さん……」







ヤミヒメ
「――ツバキがおるからな」







ベアトリーチェ
「…………」







タオエン
「…………」







流遠亜沙
「うわぁ……綺麗に落ちたと思ったのに」







ヤミヒメ
「ん? 何だ、この微妙な空気は……?」

GALAXY with you

流遠亜沙
「いくつもの愛 かさねあわせて
 果てることない スペースライツに♪」






ヤミヒメ
「どうしたのだ? もう始まっておるぞ」







流遠亜沙
「年寄りに寄ってたかって!」







ベアトリーチェ
「右からも来てるよ?」







タオエン
「ほれ見たことですか」







ヤミヒメ
「……何を言っておるのだ?」







流遠亜沙
「『Vガンダム』第50話のシーン再現を。ほら、冬になると訳もなく悲しくなるじゃない?」






ベアトリーチェ
「雪を掃いには来るからね」







タオエン
「これは冬の間は持っていたいのです」







ヤミヒメ
「このオタク共め」







ベアトリーチェ
「やだなあ。わたし達はマイスターに付き合ってるだけだよ」







タオエン
「その通りです。一緒くたにされるのは不本意です」







流遠亜沙
「もう、今年も終わるのよね……テンション上がるわ」







タオエン
「そうなんですか? 名残惜しむような事はないと思いますが」







ヤミヒメ
「“終わりを迎える”という感覚が好きなのだそうだ」







ベアトリーチェ
「マイスターってば中二病?」







流遠亜沙
「なんかいいじゃない。終わっちゃえば全部がチャラになる感じがして」







タオエン
「完全に思い込みと言うか――勘違いですけどね」







流遠亜沙
「いいじゃない! 判ってるわよ、現実逃避だって! そうですよ、本当は年末と一緒に終末が来ればいいと思ってるわよ! 新年なんて――明日なんて要らないのよ! みんな終わってしまえー!」





ベアトリーチェ
「『イデオン』だ」







タオエン
「あなたの勝手で無限力を発動されてはたまりませんね」







ヤミヒメ
「……何一つ判らない」







流遠亜沙
「まあ――とりあえずあと1ヶ月、なんとか乗り切りましょ。ユニバース!」






ベアトリーチェ
「ユニバース!」







タオエン
「ユニバース!」







ヤミヒメ
「ゆ、ゆにばーす……?」








×  ×  ×



ベアトリーチェ
「告知情報! 先日の紙白作品5周年企画『5th anniversary of KAMISHIRO』のプレゼント企画同人誌をダウンロード販売中だよ」






タオエン
「『KAMISHIRO Works Vol.01 GENO KLAUE series -5th anniversary edition-』ですね。108円にて『DLsite.com』にて有料配信中です。詳細は下記のリンクをご覧ください」





ベアトリーチェ
「販売日が2011年11月21日になってるのは、“旧版の再販”という形になってるからだよ。お値段は最低価格に設定してあるから、興味のある人は読んであげてくれると嬉しいな」





タオエン
「マイスターの労力はともかく、紙白さんにも尽力いただいているので、よろしければご覧ください」






ベアトリーチェ
「よろしくにゃん♪」







タオエン
「お願いにゃん♪」







ヤミヒメ
「タオエン、お前まであざといキャラに……」







ベアトリーチェ
「ヤミ姉もやるといいよ――にゃんにゃん」







タオエン
「そうですね。はい、姉さんも――にゃんにゃん」







ヤミヒメ
「……にゃ、にゃんにゃん」







ベアトリーチェ
「もっかい――よろしくにゃん♪」







タオエン
「では私も――お願いにゃん♪」







ヤミヒメ
「読んでほしいにゃん♪」







流遠亜沙
「……チョロイン」








DLsite.comの作品ページはこちら

お母さんが来た

流遠亜沙
「判りにくいですが、タイトルは今年TVアニメ化された『お姉ちゃんが来た』のパロディです。念のため」






タオエン
「お母様が来られてたんですか?」







流遠亜沙
「うい。先週の土曜に来て火曜に帰りました。なんで、この4日間は実質、ほぼ何もしてませんな」






タオエン
「1LKの部屋に母親がいれば、あなたの趣味はほぼ出来ないでしょうね」







流遠亜沙
「はるばる来たのに、放置なんて出来ないしね。かといって、友人が住んでる訳でも、1人で買い物とか観光したい訳でもないから、一緒にスカイツリー見物に行ったったわ」








タオエン
「ほう。行くのは初めてですか?」







流遠亜沙
「特に興味ないし、東京タワーも行った事ないしね。ただ、スカイツリーのでかさにには驚いた。巨大建造物っていうのは、実際に目の当たりにすると衝撃を受けるわ」








流遠亜沙
「ふはははッ! 人がゴミのようだ!」







タオエン
「人など見えませんよ。本当にゴミみたいな人ですね、あなたは」










流遠亜沙
「上が天望デッキ(350m)から、下が天望回廊(450m)からの写真です」







タオエン
「変わり映えしませんね」







流遠亜沙
「まあね。けど、こういう高い場所から見下ろすと、自分の存在なんてちっぽけだなって感じるよね。悩んだりするのが馬鹿馬鹿しくなるっていうか……」





タオエン
「すべて自覚済みじゃないですか」







流遠亜沙
「それっぽく、まとめさせてよ」







タオエン
「それで、ここで話すようなトピックスは以上ですか?」







流遠亜沙
「そうね。特に面白可笑しい事はない。ただ、1年ぶりに腹一杯食ったわ――親の金で」






タオエン
「完全にロクデナシの言い方ですね」







流遠亜沙
「まあ、あたしももう30やんか? もうちょっと人として、ちゃんとしなきゃとは思ったわ」






タオエン
「そうですか。では、ちゃんとしてください」







流遠亜沙
「よ~し、ちゃんとするゾ☆」







タオエン
「あ、無理ですね」








すみだ水族館編はBLASTER formのブログで(この記事は18禁ではありません)